2012-01-01から1年間の記事一覧
・角川文庫722『草枕・二百十日』(1) 草枕・二百十日 (角川文庫)作者: 夏目漱石出版社/メーカー: 角川書店発売日: 1968メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 7回この商品を含むブログ (7件) を見る【改版三十版】昭和三十年八月十日初版発行・昭和四十二年十…
・角川文庫553(8) 21頁「日本の昔話分布図」によると「増補分」は44箇所、⑧が2箇所あるので43題。それから「73」は、○数字すなわち増補分と○のないものと2箇所あるが、12月17日付(4)で注意して置いたように、○のない「73」は「78」の誤りである。以下…
昨日の続きで今年見たドラマのDVD。 平成12年(2000)放映のNHK時代劇ロマン「一絃の琴」は実家で見ていた。妹役の岡本綾が死ぬ場面は覚えていたが、通して見て、本当に断片的にしか覚えていなかったことが分かった。一絃の琴 第1巻 [DVD]出版社/メーカー: N…
今年見たドラマのDVD。原作本その他と比較出来れば面白かろうが、その余裕もないし、見たことも忘れてしまいそうなので、大して書くこともないのだが、ここにメモして置く。 昭和53年(1978)放映のNHK大河ドラマ「黄金の日日」。原作は城山三郎(1927.8.18…
・新潮文庫3043(3) 「旧版」すなわち昭和五年版にあって改訂版(角川文庫553)では省かれているもの45題を、新潮文庫版から拾ってみる。改訂版に収録されたものは末尾の( )に当時の地名が補われているが、旧版のみのものは( )が附されていないものが…
・角川文庫553(7) 次に21頁「日本の昔話分布図」に「旧版のものを残した分」としてあるものは48箇所、以下の通り。要領は12月19日付(08)に同じ。 「猿の尾はなぜ短い」 1(出雲)→ 一(島根県松江地方。「日本伝説集」高木敏雄) 「雀と啄木鳥」 3(津…
・角川文庫554(2) 奥付の匡郭は7.3×5.1cm、形式は12月23日付「柳田國男『遠野物語』の文庫本(27)」で取り上げた角川文庫1295『遠野物語』改版二十一版に同じ。改版十版と改版十三版の異同、標題に改版十版にはルビがあるが改版十三版にはない。それぞれ…
・角川文庫554(1) 【改版十版】昭和二十八年五月三十日初版発行・昭和四十三年七月三十日二十三版発行・昭和四十九年三月三十日改版十版発行・¥180・188頁 【改版十三版】昭和二十八年五月三十日初版発行・昭和四十三年七月三十日二十三版発行・昭和五十…
・角川文庫1295(改版二十一版)(4) 「索引」は単郭の中が4段に仕切られている。1段25行。改版二十一版227〜235頁(11.6×7.8cm)は匡郭の角及び段の仕切り線が左右の辺と繋がっていない。改版四十六版231〜239頁(11.9×8.1cm)は匡郭に切れ目がない。1頁…
・角川文庫1295(改版二十一版)(3) 昨日の続き。一昨日の副題に「(改版二十一版)(1)」を補って置いた。 本文の比較までは手が回らなかったが、2011年6月6日付(20)の最後に注意して置いた、「遠野物語拾遺」の「題目」の「前兆」に「しるなし」と…
・角川文庫1295(改版二十一版)(2) 改版二十一版の本体について、適宜改版四十六版と比較しつつ記述してみる。本体は全て組み直されていて、同版を用いているのは後述する間取り図と「遠野郷本書関係略図」のみである。 1頁(頁付なし)は双郭9.8×6.3cm…
・角川文庫1295(改版二十一版)(1) 現行の新版(角川文庫13359)以前に行われていた改版(角川文庫1295)だが、2011月6月2日付(17)に、新版改版の奥付に「昭和四十四年八月十八日 改版初版発行」とあることを示した。そして改版四十六版について2011年…
・角川文庫553(6) 収録話数は106話(22〜186頁)。昭和五年版に基づく新潮文庫版の108話とはかなり出入りがある。比較した文献も既に存在していると思うが、ネット上には見当たらないようなので、一通り確認して置きたい。なお、比較に当たっては、角川文…
・角川文庫553(5) 本文は1頁の行数・1行の字数が同じであるが、細かく見ると異同がある。気付いたところだけ挙げておくと、改訂版二十四版の4頁16行め〜5頁6行めの句読点は5頁3行めの句点1つを除き全て半角になっており、5頁4行めの鍵括弧も半角である。…
・角川文庫553(4) 扉、改訂版二十四版は古い形式で9.8×6.4cmの双郭、角は切れている。上部に横組みで「改訂版/日本の昔話」少し下に著者名、下部に右向きで翼を拡げ脚を閉じた鳳凰、その下に「角川文庫/553」とある。改訂版三十五版は11.4×7.4cmの単郭…
・角川文庫553(3) 改訂版二十四版と改訂版三十五版のカバーを比較してみる。 カバー表紙は同じだが、色の濃さが違う。12月13日付(3)に示した書影は改訂版二十四版に近い。改訂版三十五版は緑色の濃淡がぼんやりしている。これは地色の黄土色が改訂版二…
岩本氏は「〔追補版〕あとがき」をまず、「このたび、追補版を出すにあたって、何か所かの誤植の訂正をした」と書き出している*1。「何か所か」にとどまっている辺りからして間違いは少なかったのだろうが、校正で見逃しているということからすると、紛らわ…
・角川文庫553(2) 「改訂版」とあるのは9月21日付(1)で見た、新潮文庫版の小澤俊夫「解説」に云う「昭和三十五年版」である。小澤氏「解説」の書き方だと角川文庫版は昭和35年(1960)にいきなり改訂版として刊行されたように読めるが、実は昭和28年(…
・角川文庫553(1) 9月21日付(1)及び9月29日付(2)で取り上げた新潮文庫3043が刊行されるまでは、角川文庫版が出ていた。これは久しく増刷されなかったが、今度絶版になって新版が出るようだ。webKADOKAWAで文庫「日本の昔話」を検索するに、角川ソフ…
・「鴎外」91号(平成二十四年七月三十一日・森鴎外記念会・488頁) ヘッダ「鴎外91号」が偶数頁の右上、2頁から入っているが、これが484頁までで、485〜488頁の「編集後記」のところの偶数頁には「鴎外90号」とある。すなわち、フォーマットを使い回して修…
マトリックスとは何なのか、結局よく分からなかった。なんとなく仕組みは分かったが。 なんで、SFが苦手なのにこんな映画を見たかだが、今年の3月にフランス・ニースで開催されたフィギュアスケート世界選手権を見ていたら、こんな選手が出て来たのである。 …
このブログを始めたときは、暇だったのである。3日前の地震で、当時のことを思い出した。あのとき同じ部屋にいた同僚は、その月に結婚して、翌年に退職して、今は主婦である。新居を知らせる通知をもらったが、苗字が間違っていた。のに届いた。今度は別の同…
11月23日付(1)の続き。Amazonの表示方法については毎回突っ込んでおり、自分でもしつこいような気もするのだが、陳情ではないが毎度声を挙げ続けることにした。いろんな版元の本のレビューが混ざって表示されてしまうのに「20件のカスタマーレビュー」も…
・角川文庫1398『怪談・奇談』(3) 8月23日付(1)にて、天野喜孝のカバーにつき、昭和63年(1988)7月の【七十八版】にて記述した。その後、同じ天野氏のカバーの別の版を見て、比較してみたのでここにメモして置く。8月23日付(1)ではなか見!検索の【…
・角川文庫7499『羅生門・鼻・芋粥』(3) 次に、今手許にある【再版】【十二版】【十六版】【十七版】について、奥付から後の比較をして置く。 まず奥付だが、レイアウトは同じで、単郭の内、上部に子持枠があってその中の上部に横組みで標題と著者名「羅生…
・角川文庫7499『羅生門・鼻・芋粥』(2) 【再版】のカバー表紙は天野氏ではない。恐らく【初版】と同じものであろう。上部に横書きで、下手ウマな手書き文字で「芥川龍之介」とある。全ての字の最後の一画が撥ねていることが特徴である。その下、中央やや上…
・角川文庫7499『羅生門・鼻・芋粥』(1) 12月2日付(2)にて、角川文庫14718の【改版初版】及び【改版再版】のカバーについて、背表紙に「新装版」とあるが実はおかしい、と云ったようなことを書いた。それは、改版前の角川文庫7499と、表紙絵が全く同じだ…
・角川文庫 11月9日付(5)の続き。前回書いた角川文庫1143【改版四十七版】だが、その後、背表紙や裏表紙・裏表紙折返しに異同のあるカバーの掛かったものを見た。まず、そちらの方を補って置く。表紙と表紙折返しは一致。 背表紙の最上部に「CLた|1-3」と…
・角川文庫14718『羅生門・鼻・芋粥』(3) 次に裏表紙だが、左上のバーコード2つ、ISBNコード13桁、Cコードに「\362E」、「定価:本体362円(税別)」は一致、右上の14行(1行14字)の紹介文も同文だが、10行めが「/18編を収録。人間の孤独と侘/」であった…
・角川文庫14718『羅生門・鼻・芋粥』(2) 11月28日付(1)に手拭い柄カバーの【改版七版】を取り上げた。本体について見るに、奥付を【改版再版】と比較するに、それぞれの版の発行日と「製本所――本間製本」→「製本所――BBC」が違うのみ。奥付の後は【改…