瑣事加減

2019年1月27日ダイアリーから移行。過去記事に文字化けがあります(徐々に修正中)。

改装

道了堂(80)

・井出孫六 編『日本百名峠』(2) 本書は『日本百名山』の模倣なのだが、名数好きな人が多いためか、Wikipedia にも「日本百名峠」項がある。100の峠が一覧表になっていて便利だが「『日本百名峠』(にほんひゃくめいとうげ)は、井出孫六が1982年に発表し…

道了堂(79)

寝かせて置いたものに本格的に(と云うほどでもないが)取り組んでみると色々と課題が見付かるもので、昨日の続きを上げるべきなのだけれども、週明けに図書館で幾つか確認した上で続けることにして、今回は、先月から借りている次の本について、返却期限も…

守屋龍男『多摩の低山』(3)

・守屋龍男『多摩の低山 埋もれた道・懐かしい道38コース』(2) 5月26日付(2)では、第六刷によってメモしたけれども、今、次の4冊を手許に並べている。定価は奥付にあるもの。5月29日付「道了堂(64)」に、本書は以前何処の図書館でも見たような気がす…

道了堂(52)

当ブログでは、先月は馬場喜信の道了堂に触れた著述の確認にその大半を費やし、特に、主題の一部として扱っているかたくら書店新書45『浜街道 「絹の道」のはなし』とその論文版「「浜街道《絹の道》―歴史的景観の発掘と史跡化」について一通り眺めて、前者の…

全国歴史散歩シリーズ13『東京都の歴史散歩』(2)

4月29日付(1)の続きで①文庫版について詳細に及ぼうかと思ったのだが、先に②新版を見て置く。 ②新書判 東京都歴史教育研究会 編・山川出版社 ・新全国歴史散歩シリーズ13『新版 東京都の歴史散歩』 『上』下町 1988年12月15日 1版1刷印刷・1988年12月25…

全国歴史散歩シリーズ13『東京都の歴史散歩』(1)

山川出版社から出ている全国47都道府県の歴史散歩シリーズ。 私はこういう簡便な本に頼るのが嫌だったので、余り世話になった覚えがない。しかし、結局碌な参考書にも巡り合わず、好い加減に歩いて現地の看板で初めてどんな場所であるのか感心するような按配…

桜井正信『滅びゆく武蔵野』(1)

桜井正信 解説/岡田沢治 写真『滅びゆく武蔵野』有峰書店 【第一集】刊行当時【第二集】刊行は予定されておらず、しばらく【第一集】が『滅びゆく武蔵野』とのみ題して刊行されていた。 その後【第二集】の制作が進んだ時点で第二刷から『滅びゆく武蔵野【…

道了堂(35)

しばらく、馬場喜信の著述を眺めて行くこととしよう。 ・かたくら書店新書23『峠と路 八王子とその周辺』1987年3月18日 第1刷発行・2008年2月11日 第3刷発行・定価800円・164頁 最後に頁付のない見開きの「〔第三刷への補記〕」がある。1頁め2~3行め、 二〇…

校舎屋上の焼身自殺(27)

2018年10月8日付「閉じ込められた女子学生(5)」からしばらく取り上げて検討した、①川奈まり子『実話怪談 出没地帯』だが、先日、図書館OPACで文庫版が出ていることを知って、借りて来た。 ②河出文庫『実話怪談 でる場所』二〇一九年 七 月一〇日 初版印刷…

八王子事典の会 編『八王子事典』(9)

・①初版の第2刷 さて、本書は好評を以て迎えられたらしい。検索して見るに、今でも都内・都下の少なからぬ公立図書館に所蔵されていることが分かった。全て細かくチェックした訳ではない(もちろん、現物を見に行っていない)が区立図書館の蔵書は全て①初版…

八王子事典の会 編『八王子事典』(2)

・装幀 昨日の続きで①初版と②改訂版を比較して見よう。 ①②ともに新書判並製本、 ①のカバーは実際の麻布を被せたかのような布目模様のビニールのカバーである。屋外で使えるよう、手に馴染み、かつ耐久性のあるものを目指したのであろう。 ②のカバーは緑色の…

白馬岳の雪女(069)

・遠田勝『〈転生〉する物語』(29)「二」2~6節め 10月14日付(067)にて『信濃の民話』の典拠表示について問題にしているところを引き、10月15日付(068)からは本書を離れて「信濃の民話」編集委員会について確認するため『信濃の民話』について一通り確…

夏目漱石『夢十夜』の文庫本(4)

昨日の続きで、近藤ようこの漫画『夢十夜』について。 ①A5判の単行本が②A6判の文庫判になっているのだから紙の大きさは半分、しかし余白を狭くするなどして画面はそこまで縮小していない。 カバー表紙は、前回貼付した書影に見る通り、人物や標題の配置を変…

白馬岳の雪女(52)

昨日問題にした、第百書房版『アイヌの傳説』の発行日だが、HN「SYMBOL 10」の7月23日11:15 の tweet に示された再版奥付の画像には「大正十五年五月 五 日初版印刷/大正十五年五月 十 日初版發行/大正十五年五月 八 日再版印刷/大正十五年五月十四日再版…

白馬岳の雪女(51)

・丸山隆司「【研究ノート】民話・伝説のポストコロニアリスム」(2) 一昨日の続き。 昨日引用した遠田勝『〈転生〉する物語』の「一 白馬岳の雪女伝説」の8節め「「雪女」と偽アイヌ伝説」に、「‥‥。もちろん青木は今日「東京朝日新聞記者」という肩書きか…

山田野理夫『アルプスの民話』(1)

私が見たのは①上製本と⑤潮文社新書新装版で、2019年9月中旬に借りて比較し、10月11日に当記事の礎稿を作った。新書新装版は第1回の緊急事態のときにも借りていたのだが、そのときには他の資料が揃えられなかったので記事を仕上げられなかった。その後も借り…

長沢武『北アルプス夜話』(1)

①長沢武『北アルプス夜話』昭和52年9月25日 初版発行・900円・信濃路・268頁・B5判並製本 ②長沢武『【復刻】北アルプス夜話』2008年1月20日 初版第1刷発行・定価1900円・長崎出版・口絵4頁+286頁・四六判並製本北アルプス夜話作者:長沢 武長崎出版Amazon ②…

奥野健男『文学における原風景』(2)

5月31日付(1)の続き。 ・『増補文学における原風景』一九七二年 四 月二五日 初 版第一刷発行・一九八九年 二 月一〇日 増補版第一刷発行・定価2,200円・集英社・302頁・四六判上製本 本書の書影も既に3月15日付「奥野健男『北杜夫の文学世界』(5)」に…

ビートたけし『たけしくん、ハイ!』(56)

・新潮文庫5441(3) 3月24日付(55)に、初刷(1995)の定価505円(1996)と定価514円(1997)のカバーを比較した。3月2日付(52)には初刷(1995)の定価505円(1996)カバーと六刷(1999)のカバーを比較している。 今回は定価514円(1997)のカバーの掛…

小沢昭一『裏みちの花』(1)

①単行本(文藝春秋・282頁・四六判上製本)裏みちの花作者:小沢 昭一文藝春秋Amazon・一九八九年八月三十日 第一刷・定価1262円 ・一九八九年八月 三 十 日 第一刷・一九九〇年九月二十五日 第三刷・定価1262円 カバーは第一刷と第三刷で同じ。異同は奥付の…

小松左京『やぶれかぶれ青春記』(2)

昨日の続き。 本作の初出は昭和44年(1969)の雑誌「螢雪時代」連載だが、他にも「螢雪時代」昭和46年5月号付録として、山藤章二のイラストで1冊に纏めたものがオークションサイトに上がっていた。版次としてはこれを⓪とすべきかも知れない。山藤氏のイラス…

小松左京『やぶれかぶれ青春記』(1)

①旺文社文庫『やぶれかぶれ青春記――他五編――』昭和52年7月1日 発 行・226頁・文庫判上製本やぶれかぶれ青春記 (旺文社文庫 66-1)作者:小松 左京メディア: 文庫 私の見た本は〔特製版〕すなわち上製本でカバーは掛かっていない。なお、同じ村上豊で別の装画…

小沢昭一『わた史発掘』(2)

前回、①単行本②文春文庫版③岩波現代文庫版の諸本について、カバーの比較を終えたので、今回は本体を比較して置こう。 ①の見返しは横縞の透かしの入った、赤い毛を僅かに漉かし込んだ橙色の紙、但し遊紙の裏からは横縞の透かしが殆ど見えない。次いで白地のマ…

小沢昭一『わた史発掘』(1)

小沢昭一『わた史発掘 戦争を知っている子供たち』 ①単行本(昭和五十三年三月二十日 第一刷・定価一二〇〇円・文藝春秋・360頁・四六判上製本)わた史発掘―戦争を知っている子供たち (1978年)作者:小沢 昭一メディア: -②文春文庫(1987年4月10日 第1刷・…

ビートたけし『たけしくん、ハイ!』(55)

オークションサイトを見るに、緑色のゴシック体横組みの「描いて語って、笑われた。/ビートたけしの絵本」とのトレーシングペーパーの帯が掛かっている①単行本が出品されていた。しかし刷次が分からないし、終了後に閲覧出来なくなるだろうから、リンクは貼ら…

奥野健男『北杜夫の文学世界』(1)

①単行本(昭和53年1月30日印刷・昭和53年2月10日発行・定価680円・中央公論社・173頁・四六判上製本)北杜夫の文学世界 (1978年)作者:奥野 健男メディア: -②中公文庫(昭和五十七年 三 月二十五日印刷・昭和五十七年 四 月 十 日発行・定価 三二〇円・中…

ビートたけし『たけしくん、ハイ!』(54)

その後①並製本の五十版を見た。既に見ている七四版との異同は奥付の「初版発行」に次の行が「五十版発行――――一九八五年八月三日」となっていること。この日付は銀河テレビ小説「たけしくんハイ!」最終回放送の翌日である。そして「七四版発行」が「一九八五…

ビートたけし『たけしくん、ハイ!』(52)

2月28日付(51)の続きで、③文庫版について。 ・新潮文庫5441(1) 初刷と六刷を並べて見た。異同のみメモして置く。 カバーは表紙のみ一致。①②84~87頁「とうちゃんとのキャッチボール」の85頁挿絵を人物間を詰めて使用。 カバー背表紙、最下部が初刷「520…

宮田登『ヒメの民俗学』(1)

書影のみ2月12日付「赤いマント(312)」に貼付したが、その後、初刊本と新装版を並べて見たのでメモして置く。 ・初刊本(一九八七年七月一〇日印刷・一九八七年七月三〇日発行・定価1600円・青土社・280頁・四六判上製本) ・新装版(1993年5月1日 第1…

ビートたけし『たけしくん、ハイ!』(51)

記事の題、文庫版及び2018年7月9日付(01)に見た、銀河テレビ小説の布勢博一『シナリオ・たけしくん、ハイ! 』が「ビートたけし 原案」としているのに引き摺られて、著者名を「ビートたけし」にしてしまったのだが、単行本(太田出版)は「北野武」名義、銀…