瑣事加減

2019年1月27日ダイアリーから移行。過去記事に文字化けがあります(徐々に修正中)。

改装

森満喜子「濤江介正近」拾遺(09)

森氏は最晩年に旧著を2冊、新装版として再刊しているが、どちらにも森氏が新たに加えた要素はない。 うち1冊は旧版をそのまま用いている。もう1冊は全面的に組み直している。 ⑨『沖田総司・おもかげ抄 <新装版>』 本書は④『定本 沖田総司――おもかげ抄』ほ…

森満喜子「濤江介正近」拾遺(06)

返却期限が来て図書館に返したり、別の本を借りたりでなかなか思うに任せないが、毎日投稿しないことにしたので単著の最後まで、脇道にそれずに済ませてしまおう。 ⑤『沖田総司落花抄』 本書は特別区及び都下の公立図書館に殆ど所蔵がなく、私は第一刷(1977…

森満喜子「濤江介正近」拾遺(05)

一昨日からの続き。 ③『沖田総司幻歌』 これは今、私の手許に3冊ある。第一刷(1974.11.15)が2冊、第二刷(1976.10.15)が1冊、前者のうち1冊については2023年12月9日付「森満喜子「濤江介正近」(01)」にて、受入印や愛に溢れた書入れを紹介して置いた。…

森満喜子「濤江介正近」拾遺(04)

昨日の続き。 ②『沖田総司抄』 私が見たのはカバー裏表紙に「60年3月25日」とある「受入」票が貼付されている第七刷のみである。 そこで2023年12月24日付「森満喜子「濤江介正近」(16)」に上げた第三刷と第五刷のオークションサイトの画像も参照して…

森満喜子「濤江介正近」拾遺(03)

前回、1月17日付(02)に森氏の著作リストを作成して見た。 単著に①②③……、共著に⑴⑵⑶……と番号を打って整理した。 単著はこれで全てだと思う。 共著(寄稿)は投稿後『沖田総司読本』を追加した。今後も見付かるかも知れない。その場合はその都度(必要があれ…

森満喜子「濤江介正近」拾遺(02)

1月14日付(01)に続けて森満喜子の著書と経歴について確認して行くつもりだったのだが、どうせやるなら一通り揃えてからにしようと思って、近隣市の図書館の書庫に眠っている著書を借り集めている。既に殆どを取り上げているが、ここに纏めて示して置くこと…

名和弓雄『拷問刑罰史』(01)

そもそも昨年のうちに取り上げるつもりだったのだが、年末年始には住所録の更新を兼ねた年賀状以外に何もしないし、神社にも寺にも行く気がしないので初詣なんてもう何年も行っていなくて、私にとっては別に特別な時期ではなくて、まぁ寒い時分に仕事を休ん…

森満喜子「濤江介正近」(2)

私は高校3年生のときだけ、誰に誘われたのだったか忘れたが文芸部に所属して、小説みたいなものを書いたことがあるのだが、そのとき隣のクラスの新選組ファンの女子生徒が実に堂々たる、長州の間者として新選組に紛れ込んだ若者を主人公にした小説を書いて、…

祖母の蔵書(157)夏目漱石

寝間の本棚より。 ・吉田敦彦『漱石の夢の女』一九九四年一〇月二五日 第一刷発行・一九九四年一二月 五 日 第二刷発行・定価2330円・青土社・358頁・四六判上製本漱石の夢の女作者:吉田 敦彦青土社Amazon※「青土社/刊行案内」No.40 Summer 1994 チラシ挟ま…

祖母の蔵書(156)辞書②

大野晋・佐竹昭広・前田金五郎 編『岩波古語辞典』1974年12月25日 第1刷発行©・1975年4月5日 第2刷発行・¥ 2200・岩波書店・一四八八頁・B6判上製本函入岩波古語辞典ノーブランド品Amazon※ 帯あり、書影にほぼ同じだが、最下部左、書影には「定価 2200 …

祖母の蔵書(155)海外女流作家

【デュ・モーリア】大久保康雄 訳 客間のクローゼット右側1段め。 ・新潮文庫2004/テ-4-1『レベッカ(上)』昭和四十六年 十 月 三 十 日 発 行・平成元年 二 月 十 五 日 三十五刷・定価440円・341頁レベッカ (上巻) (新潮文庫)作者:デュ・モーリア新…

祖母の蔵書(152)モーム

・創元推理文庫 111『秘密諜報部員』サマセット・モーム 龍口直太郎訳 1959年5月20日初版・1963年8月2日12版・定価160円・東京 創元新社・379頁秘密諜報部員 (1959年) (創元推理文庫)作者:サマセット・モームAmazon この本は客間のクローゼット左側1段め…

佐藤健二『浅草公園 凌雲閣十二階』(2)

昨日の続き。 本書は、Amazon レビューにあったように、凌雲閣についての概要を手っ取り早く知りたいと云う人には不向きかも知れない。その点は「細馬宏通『浅草十二階』青土社、二〇〇一」として度々言及されている細馬宏通の著書を参照した方が良いかも知…

石角春之助 編輯「江戸と東京」(2)

・小木新造 監修/槌田満文・大串夏身・佐藤健二・吉見俊哉 編集・解説『復刻『江戸と東京』』第四冊 国立国会図書館にはこの復刻版しか所蔵されていない。この復刻版も9月12日付(1)に示した卷號を見るに不定期刊行で番号が飛んでいる。しかし、これで全…

祖母の蔵書(151)森村誠一

寝間の隅の小簞笥の下の段ボールに3冊あった。 ・角川文庫10688/も 3-42 『棟居刑事の推理』平成十年五月二十五日 初版発行・定価476円・角川書店・268頁棟居刑事の推理 (角川文庫)作者:森村 誠一角川書店Amazon・朝日文庫 も 6-5『虹の刺客 小説・伊達騒動…

祖母の蔵書(150)辞書①

ここには祖母の持っていた辞書を纏めて置きたい*1。 ・『ど忘れ二・三・四字熟語活用辞典』平成9年5月1日 初 版・定価1,438円・教育図書・305頁・20.0×12.0cmど忘れ二・三・四字熟語字典―大字版教育図書Amazon 合皮表紙にカバー。 ・講談社+α文庫 H-5-1 …

祖母の蔵書(149)獅子文六

角川小説新書(角川書店)新書判並製本 ・『嵐といふらむ』昭和三十一年七月三十一日初版發行・昭和三十一年十一月二十日三版發行・定價 百五拾圓・292頁嵐といふらむ (1956年) (角川小説新書)作者:岩田 豊雄角川書店Amazon カバーを欠く、本体表紙に青鉛筆…

祖母の蔵書(146)山本周五郎

山本周五郎の小説は、2011年1月1日付「森鴎外『雁』の年齢など」に述べたような理由で、私は読んでいない。父の本棚にもそこそこあったと思うのだけれども。 穏健な読書家で時代小説を特に愛好していた祖母は、昭和50年代に続刊されていた新潮文庫を中心に、…

祖母の蔵書(145)明治生れの男性作家

ここには、祖母が少数しか持っていなかった、日本の男性作家のうち、別に纏めている推理小説・時代小説・歴史小説に属さない作品を書いている明治生れの人物を纏めて置こう。 【谷崎潤一郎】 祖母は『源氏物語』を愛読していて、與謝野晶子・円地文子・田辺…

祖母の蔵書(143)パズル雑誌②

昼前、買物の帰りに祖母宅の脇に回って見たら仏間の障子を閉める若い男性が見えた。それから外階段の方に回ると段ボールを抱えた男が下りて来るところで路上駐車したトラックに家具類が積んであった。他に3人ばかり。どうやら家財の運び出しに行き合せたよう…

祖母の蔵書(140)王朝文化

これもやはりメモ或いは現物が十分整理し切れていないのだが、取り敢えず投稿して置いて、ゆっくり(!)追加して行くこととしたい。 客間のクローゼット右側1段め、特に古びた文庫本を収めたティッシュケースを加工した文庫立てに次の文庫本があった。 ・新…

祖母の蔵書(136)海外推理小説家

海外の女流推理小説家については6月5日付(067)に纏めてある。 【ビル・プロンジーニ】 プロンジーニは4冊あったので独立させようかとも思ったのだが、何せ知識がない。よって他の作家と一緒に纏めることとした。 ・名無しの探偵シリーズ ・新潮文庫2772/…

祖母の蔵書(135)山手樹一郎③

・『山手樹一郎長編時代小説全集』全84巻(春陽堂書店) このシリーズはこれまで3箇所から13冊を見付けていた。――山手樹一郎は愛読していたらしいのだけれども、もう出て来ないかと思っていたら、鍵を引き渡す2日前に、8月2日付(122)に述べたような按配で…

祖母の蔵書(130)海外歴史小説家

【ディケンズ】 寝間の本棚にあったように思うのだがうっかり場所を控えて置くのを忘れていた。 ・新潮文庫『二都物語』中野好夫訳(新潮社) 1735 赤30=3 (上)昭和四十二年 一 月 三 十 日 発 行・昭和 六 十 年 二 月 十 日 三十一刷・定価320円・319頁 …

祖母の蔵書(128)戸板康二①

戸板康二の本は以前論文を書くのに使ったこともあり、残して置いても良いかと思って新しい本から持ち帰っていたのだが、祖母はエッセイ・小説ともに愛読していてかなりの数があった。図書館で用が足りることも確かである。そこで思い切って処分することにし…

祖母の蔵書(126)平岩弓枝⑤

平岩弓枝『御宿かわせみ』は紙袋に詰めてあった単行本10冊ともう1冊を2022年8月2日付(015)に紹介し、8月9日に仏間の硝子棚にあった文庫版の最初の4冊を追加して置いた。 ところがその後、8月29日に大量の『御宿かわせみ』が寝間に畳んであった蒲団の陰から…

祖母の蔵書(124)長谷川町子

朝食の後、既に快晴で強い陽射しの下、自転車を駆って祖母宅に行って、居間に纏めて置いた使い差しのティッシュ4箱、5リットル入の小バケツ、使い差しの液体薬用石鹸とアルコールティッシュ、紙紐などを持ち帰った。室内も一通り見て廻った。これまでは行く…

祖母の蔵書(120)與謝野晶子

・『與謝野晶子集』大正四年三月十三日印刷・大正四年三月十七日發行・大正十年八月三十日廿版・定價金壹圓貳拾錢・新潮社・302頁・文庫判 上製本だったらしいが背表紙しか残っていない。「日本の古書店」には同じ20版の「函付」が1900円で出ている。 函はも…

祖母の蔵書(119)クリスティ③

Agatha Christie(1890.9.15~1976.1.12)の文庫本は早川書房に限らないので各社纏めて7月23日付(113)に示して置いたが、新書は殆どが7月25日付(115)に見たH・P・Bなので、他社から出た次の1冊は含めなかった。これは先月家人が持ち帰っていたので何処…

祖母の蔵書(118)コナン・ドイル

家人はシャーロック・ホームズを愛好しているのだがこれは祖母と、ジェレミー・ブレットのTVドラマの影響が大である。 家人は小学生の頃モーリス・ルブランの『ルパン対ホームズ』を読んで、ホームズが原作に比して間が抜けているのに憤慨したと云うのだが…