瑣事加減

2019年1月27日ダイアリーから移行。過去記事に文字化けがあります(徐々に修正中)。

地理

廃棄冊子目録(03)文化財

幼少期に仏像に嵌まったことがあって以来、寺をよく見て回るようになっていたが、秋の「文化の日」の頃に実施される文化財公開の催しをチェックするようになったのは横浜市立中学校の生徒だったときで、東横線に恐らく初めて乗って川崎市の影向寺に出掛けた…

祖母の蔵書(206)カラーブックス

カラーブックス(保育社)は私も幼少時(!)からよく買っていた。本屋の目に付くところに必ず専用の書架があって、仏像好きの子供だった私は、手頃な価格でカラー写真の多いこのシリーズの、次はどれを買おうかと楽しみにして、仏像と古寺を取り上げたもの…

古典籍原本調査の思ひ出(2)

投稿当初「廃棄冊子目録(02)大学関係①」と題していたが、日本大学総合学術情報センター及び文理学部図書館に調査に赴いた回想なので、改題した。 * * * * * * * * * * 古典文学の研究をやっておった頃、私は大学や図書館の特別文庫に、古活字本…

祖母の蔵書(204)矢田挿雲①

矢田挿雲の本は、寝間の押入に『忠臣蔵』があったが状態が悪い(元の紙質が悪い)ため、メモを取ってそのまま残して来た。若い古本屋に見てもらったが、古いことは古いのでしばらく点検していたが、やはり状態の悪さから採ってもらえなかった。他にも、祖母…

館報(08)文学①

好い加減な整理だがまぁ個人的な控えみたいなもので、細かく見るような人もいない(そういう記事でもない)だろうから御容赦。――ここには、都内の文学関係の施設の配布物を纏めて置く。本格的な文学館の展示の資料などはまた別に纏める予定。 ・国文学研究資…

館報(07)都内

ちょっと仕分けて投稿する余裕もなくなったので、都内の施設の館報類を仮に纏めて置く。追って数がまとまったら分類し直して移動させるかも知れない。 ◯国立公文書館 ・夏季特別企画展のしおり「いざ旅へ!」国立公文書館・平成16年度夏季特別企画展(A4判折…

祖母の蔵書(201)地図

前回も述べたように、祖母は地図をよく買っていた。ここには、居間のソファの脇にあった、昭文社のものを纏めておこう。 ・『でっか字まっぷ東京23区』2002年5月1版9刷発行・定価1200円・156頁東京23区 (でっか字まっぷ)昭文社Amazon 頁付は8月14…

祖母の蔵書(200)地理

祖母は地図や地誌の類も割合に持っていた。 女性は地図が読めないと云われているが、祖母の父は陸軍工兵学校の校長を務めた人物で、その縁で結婚相手を決められたので夫も工兵である。そして戦後、父の縁故でGHQの地図局に就職したので、地図に接する機会…

祖母の蔵書(191)客間の寝台

客間は絨毯を敷き込んだ洋間で、東西に長く、東側の南側にドアがあった。その北側にはクローゼットが2つ、壁を隔てて廊下側に物入れが2つあった。室内には大きなシングルの宮棚付き寝台が2つあって、西が窓で西を枕にして並んでいた。祖母がこちらの施設に入…

処分書籍目録(02)小学館

『日本古典文学全集』菊判上製本函入*1 本体にビニルカバー、函に帯かかる。 46『黄表紙 川柳 狂歌』昭和46年9月10日 初 版発行・昭和60年3月30日 第十二版発行・定価 3200円・六〇八頁日本古典文学全集(46) 黄表紙 川柳 狂歌作者:浜田 義一郎小学館Amazon…

館報(06)板橋➁

7月26日付(02)の続き。 「東京家政大学博物館館報」東京家政大学博物館発行・A4判(2穴)折。 ・No.48 2007年 秋の号(2007.10.3000)8頁 この頃から展示を見ているはずである。A4判になったのはNo.47かららしいがバインダーに綴じてなかった。 ・No.49 2…

館報(05)横浜➁図書館

私の図書館歴の概要は2014年3月24日付「楠勝平『おせん』(1)」に纏めてある。最初、城内の図書館に通った、というのは明石城で、明石市立図書館である。隣接する兵庫県立図書館と同時に昭和49年(1974)10月開館、私が通ったのは昭和57年(1982)頃だから…

館報(04)都内公立図書館

7月27日付「水道関連PR誌」に引いた、2008年8月17日に作成した「廃棄パンフレット」なる文書には、当時私がたまに利用していた図書館の館報が幾つかメモしてあった。 ●ひびやとしょかん 新着図書案内(A4・A3折)東京都立日比谷図書館貸出係 1995年3月 169…

館報(03)江戸東京博物館

江戸東京博物館は私が学部生の頃に開館して、何度か行ったことがあるが、当時から変な建築だと云われていて、そのためか、現在大規模改修のため長期休館中である。 「江戸東京博物館ニュース」A4判中綴じ ・第7号(通巻第14号) 編集・発行 江戸東京歴史財団、…

英語の思ひ出(3)

7月31日付(2)の続き。 この慶應義塾大学商学部の入試問題漏洩事件は、当時かなり大きく取り扱われたようだが、満6歳の幼稚園児(年長)の私が覚えているはずもなく、親類縁者に慶應出身者が皆無なので、知る由もなかった。 本郷先生の単著は次の1冊のみの…

鉄道会社のPR誌(1)

今朝のカムチャツカ沖の地震で、当初3mの到達予想で、しかし実際に来た第一波はせいぜい40cmとかなのに、民放まで通常の番組を取りやめてヒステリックに高台に逃げろとか呼び掛け、鉄道各社が運転見合せをしたというので、もう日本の劣化、無責任体質ここに…

横浜のPR誌

「横浜のたより」編集・発行/財団法人横浜観光コンベンション・ビューロー ・5月号 No.318(1999年4月25日発行・13頁) ・6月号 No.319(1999年5月25日発行・13頁) ・7月号 No.320(1999年6月25日発行・13頁) ・8月号 No.321(1999年7月25日発行・13頁) ・…

回想の苦しみ

年末の退去に向けて、この夏にある程度、片付けて置かないといけないのだが、そうすると、かつて10代の頃、定期考査前に勉強に倦んで別のことを始めたら、そちらに集中力を発揮して熱中してしまったみたいに、掘り出した過去の物について色々思いを巡らせる…

水道関連PR誌

さて、このところ、私の無料配布パンフレット愛(?)について語るような按配になっているが、既に2017年7月4日付「『吉野朔実劇場』(1)」にその概要を述べていた。 そして「水道ニュース」で思い出して検索して見ると、2008年8月17日に作成した「廃棄パ…

館報(1)横浜①

もう最近、とんと行かなくなったが、つい5年位前までは、例えば職場近くの郷土資料館に、企画展の度に出掛けていたのである。 博物館や美術館に盛んに出掛けていたのは30年位前で、その頃せっせと買った図録が数十冊ある。東京にいて色々見られるのだから見…

廃棄複写物(02)木遣②

私は小学2年生までの4年半を静岡県清水市長崎18の32の、借家で暮らしていた。今は静岡県静岡市清水区草薙2丁目になっている。 清水市の南西部で、最寄駅は静岡鉄道だと御門台、幼稚園は御門台駅に近い、公民館通りの有度幼稚園であった。年少は黄緑色の鉢巻…

廃棄複写物(01)木遣①

国立国会図書館デジタルコレクションが公開されるまでは、国立国会図書館の古典籍は、マイクロフィルムのあるものはマイクロフィルムで閲覧し、必要があれば原本を出してもらって、貴重書であれば予約を入れて後日閲覧、ということになるが、そんな風に段階…

赤いマント(405)

・羽仁進の赤マント 羽仁進(1928.10.10生)の映画は、見ていない。父親の羽仁五郎(1901.3.29~1983.6.8)やその愛人(?)の花柳幻舟(1941.5.15~2019.2.28)、一人娘の羽仁未央(1964.2.29~2014.11.18)のことは、父が愛読していた単行本『山藤章二のブ…

大岡昇平『武蔵野夫人』(058)

6月11日付(057)の続きで「全国Q地図」で閲覧出来る東京都の 1:3000地形図「国分寺」の、貫井神社と貫井(村)分水が野川に合流する辺りを確認して置こう。 ①中庭測量株式会社調製「国分寺」昭和三十五年一月測量 6月10日付(056)に確認した通り、この図…

赤いマント(404)

・赤塚行雄の赤マント(3) 赤塚行雄(1930.9.24~2015.3.29)の赤マント流言体験について、続稿を書きそびれておりました。 と云うのも、5月24日付(403)に引用した「文藝春秋」平成二年七月号の特集「第一級証言で甦る/あの声 あの顔 あの姿/帰って来…

大岡昇平『武蔵野夫人』(057)

一昨日からの続きで「全国Q地図」にて閲覧出来る東京都の 1:3000地形図「国分寺」にて、1960年代の野川の源流部、姿見の池とその周辺について確認して置こう。 ③株式会社東邦地形社調製「国分寺」昭和三十五年一月測量・昭和三十七年一月修正測量・昭和三…

大岡昇平『武蔵野夫人』(056)

昨日の続きで「全国Q地図」の「1.新旧の地形図 > 自治体等作成図(関東地方)」にて閲覧出来る、昭和27年(1952)から昭和45年(1970)に掛けての東京都の 1:3000地形図にて、姿見の池と日立製作所中央研究所の大池の辺りを見て行くことにする。 ①中庭測…

大岡昇平『武蔵野夫人』(055)

5月30日付(052)に、大沢住民協議会/郷土小史編集委員会 編集『郷土小史/野川は語る』31頁に掲載されている「悲恋の姿見池(現在は釣堀)」なる写真を、埋め立てられる前の姿見の池をはっきり撮した唯一の写真であるかのように紹介してしまった。 どうも…

大岡昇平『武蔵野夫人』(054)

・姿見の池及び釣堀の埋立時期 昨日、昭和49年(1974)12月26日撮影の航空写真について「確かに現在の姿見の池の辺りに池があって、北岸と東岸に建物があり、やや離れて北西と南西にも建物がある」と書いた。現在これらの建物が全てなくなっているのでどうも…

大岡昇平『武蔵野夫人』(053)

・『野川は語る』(2) 昨日は余裕がなく大沢住民協議会についても碌々調べないまま投稿してしまったが、その後「大沢コミュニティ・センター」のHP等を見て、何となく知識を補った。最小限の加筆を昨日の分に施して置いた。 初出紙の広報紙「おおさわ」は…