瑣事加減

2019年1月27日ダイアリーから移行。過去記事に文字化けがあります(徐々に修正中)。

遺稿集

道了堂(82)

6月17日付(78)の続き。 ・歴史の道調査報告書 第四集『浜街道』(2) ここからは原本の頁に〔 〕で『歴史の道調査報告書集成』の頁を添えながら進めよう。 まづ、口絵写真の3頁め〔11頁〕下に「八王子市 鑓水道了堂前」の写真がある。右に平成2年(1990)…

中島正文 著/廣瀬誠 編『北アルプスの史的研究』(01)

・中島正文 著/廣瀬誠 編『北アルプスの史的研究』昭和六十一年七月十五日発行・定価 九、五〇〇円・桂書房・口絵+目次+593頁・A5判上製本 カラー印刷の折図(56.8×56.0cm)が付く。キャプションは下辺の下左寄りに明朝体横組みで「「黒部奥山廻繪圖」文化…

楠勝平『おせん』(1)

東京に出て来て浪人していた当時、教科によって出来に酷い偏りがあったので、予備校は英語を専門としているところに入り、他に大手予備校の単科の国語と世界史を受講した。正直、国語と世界史は受講しなくても良かったかも知れない。それで、かなり自由にな…

『白川喜代次遺作集』(3)

「IIII 隨筆」は目次には「秋 思…………………(二四〇)/ 他三篇」とあり本文239頁(頁付なし)は中扉で「4 隨 筆」とあります。目次に挙がっている「秋思」240〜242頁3と次の「希望」242頁4〜244頁は「略歴」には記載がありません*1。 245〜247頁7「学生劇斷想…

『白川喜代次遺作集』(2)

目次には「白川喜代次遺作集目次」とあって、以下、I 戯曲・II 小説・III 詩・IIII 隨筆と整理されています(原本ではローマ数字はそれぞれ1文字)。以下、順に、巻末の「白川喜代次略歴」(以下「略歴」)を参照しつつ見ていきましょう。 I 戯曲 挿 話………………

『白川喜代次遺作集』(1)

この本のことはこれまで殆ど注意されていないらしい。在籍していた早稲田にも所蔵されていないし、CiNiiでもNACSISでもヒットしない。私は国会図書館の近代デジタルライブラリー(館内限定公開)で通覧して、その概要をあらあら筆写した。しかしながら、当時…