瑣事加減

2019年1月27日ダイアリーから移行。過去記事に文字化けがあります(徐々に修正中)。

改版

紫式部『源氏物語』の現代語訳(1)

私は入手した本を手放したくない性質なので、溜め込む一方なのだが、人からもらったりしたもので、今後読まないだろうと思われる本は処分することにした。 準備当初「処分書目(1)」と題していたが、何だか味気ないので改題した。 ・瀬戸内寂聴 訳『源氏物…

日本の民話35『越中の民話』(4)

3月11日付(3)に①第一刷のカバーについて記述した。 このカバーイラストは2019年12月22日付「日本の民話55『越中の民話』第二集(1)」に述べたように、その後刊行された『第二集』に色違いで使用されている。しかし当時、私は『第一集』の方のカバーの掛…

日本の民話1『信濃の民話』(3)

昨日からの、日本の民話1『信濃の民話』の①第一刷と①第二〇刷の奥付の比較の続き。適宜、④オンデマンド版(第一五刷)も参照した。 奥付下部の縦組み部分には3本の縦線があって、3本めの太線(①第一刷 6.6cm、④第一五刷 6.0cm、①第二〇刷 5.8cm)と2本めの間…

日本の民話1『信濃の民話』(2)

2019年12月20日付(1)の続き。 日本の民話1『信濃の民話』の①第一刷を①第二〇刷を比較してみた。適宜、④オンデマンド版(第一五刷)も参照する。 表紙、灰色なのは同じだが第一刷は細かい迷路のような模様が押されているのに対し第二〇刷は布目。右下及び…

赤いマント(223)

・北川幸比古の学年(2) 2月21日付(222)に改めて確認したように、松谷みよ子『現代民話考』は回答者からの報告を分類案に従って分割する際に、余り丁寧に確認せずに年を入れてしまっているらしいのです。地名の処理にも同様に、好い加減なところがあって…

田口道子『東京青山1940』(20)

・『現代民話考』の青南国民学校(1) 先日、現代民話考『学校』の「子どもたちの銃後」を眺めて、そこに載っている北川幸比古*1の談話について昨日、2月21日付「赤いマント(222)」にて確認したのは、本書に内容的に重なるように思ったからである。――近隣…

赤いマント(221)

もともとは2019年12月24日付「森川直司『裏町の唄』(1)」に述べたように、森川直司『裏町の唄』を「赤いマント(221)」として取り上げる予定だったのだが、前段階の考証で長くなってしまった。昨日まで続けた田口道子『東京青山1940』にしても同様で…

森川直司『裏町の唄』(09)

・「投稿 風便り」(2) 昨日の続き。森川氏以外の人の投稿については、森川氏の投稿内容に絡めていない限り、薄い灰色で題と投稿者・公開(もしくは投稿)日の1行を示すに止めた。 op.3 霊巌山寺の輦台(れんだい) 森川秀安さん(東京都) H14/11/8 平成…

森川直司『裏町の唄』(08)

・「投稿 風便り」(1) さて、2019年12月31日付(06)に、森川氏の執筆活動が数年前まで確認出来ると書いたのは「参禅専門道場 大本山活禅寺」HPへの投稿に拠ってである。 2019年12月25日付(02)に引いた『昭和下町人情風景』奥付の略歴に「活禅寺徹禅無…

森川直司『裏町の唄』(07)

・『昭和下町人情風景』の「あとがき」(2) 2019年12月31日付(06)の続き。 続けて『昭和下町人情風景』の「あとがき」を見て置こう。234頁12行め~235頁3行め、 作品は、昭和四十七年(一九七二年)六月から平成二年(一九九〇年)十月まで一八年間に/…

芥川文『追想 芥川龍之介』(1)

・単行本(筑摩書房・245頁・四六判上製本)追想芥川龍之介 (1975年)作者:芥川 文,中野 妙子出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 1975メディア: -・昭和五十年二月十五日 初版第一刷発行 ・昭和五十年五月三十日 初版第三刷発行・¥1200 ・中公文庫 追想芥川…

森川直司『裏町の唄』(06)

・『昭和下町人情風景』の「あとがき」(1) 森川氏は本書以外にも、前回挙げた『やさしい商品先物取引100問100答』の他に何冊か、本を出している。商品取引の基礎知識 (1973年) (ビジネス新書)作者:森川 直司出版社/メーカー: ダイヤモンド社発売日: 1973…

森川直司『裏町の唄』(4)

本書の成立を説明するには、どうしても『昭和下町人情風景』に触れないといけない。 そこで今回はその準備として『昭和下町人情風景』の細目を見て置くこととしよう。 ・森川直司『昭和下町人情風景』の細目 3頁(頁付なし)は中扉で上部中央に楷書体太字縦…

森川直司『裏町の唄』(3)

12月25日付(2)の続きで、まづ本書の細目を見て置こう。 5頁(頁付なし)は「目次」の扉、6~10頁(頁付なし)に細目、6頁1行め「まえがき」のみゴシック体で頁を示さない。1行分空けて「入 学 13」の如く頁を示す。2字の題は1字分空白を挟んで、3字分にし…

森川直司『裏町の唄』(2)

【12月26日追記】投稿当初「赤いマント(222)」と題していたが、「赤いマント」の記述の検討に入る前に、本の内容を一通り見て置くことにしたので、記事の題を著者名と書名に改めた。 * * * * * * * * * * 昨日の続きで、本書と、その抄録を一部…

森川直司『裏町の唄』(1)

【12月26日追記】投稿当初「赤いマント(221)」と題していたが、「赤いマント」の記述の検討に入る前に、本の内容を一通り見て置くことにしたので、記事の題を著者名と書名に改めた。 * * * * * * * * * *・森川直司『裏町の唄』昭和53年4月15日…

日本の民話35『越中の民話』(2)

③上製本『新編日本の民話16 富山県』一九八五年十月一日初版発行 特装版第一刷・262頁 体裁は2011年10月26日付「浅沼良次編『八丈島の民話』(3)」に取り上げた、『新編日本の民話46 八丈島』に同じ。共通するところはここには省略する。 和紙風の扉に「新…

日本の民話55『越中の民話』第二集(1)

昨日取り上げた『越中の民話』と同じ双書「日本の民話」の1冊、すなわち日本の民話35『越中の民話』に「第一集」と追加されたのはこの『第二集』が刊行されたためである。これもやはり2011年10月24日付「浅沼良次編『八丈島の民話』(1)」及び2017年9月2日…

日本の民話35『越中の民話』(1)

昨日取り上げた『信濃の民話』と同じ双書「日本の民話」の1冊、やはり2011年10月24日付「浅沼良次編『八丈島の民話』(1)」及び2017年9月2日付「浅沼良次編『八丈島の民話』(7)」に倣って、整理して置くこととする。 ①上製本(初版)266頁・A5判上製本…

日本の民話1『信濃の民話』(1)

未来社版『日本の民話』シリーズは、かつては大抵の図書館のNDC「388」の棚にずらりと並んでいた。しかし今や、書庫に仕舞われたり、台車の付いた階段を登らないと届かないような高所の棚に並べられたり、50順にバラバラに配架されたり、すっかり影が薄くな…

「木曾の旅人」と「蓮華温泉の怪話」拾遺(145)

・朝里樹 監修『大迫力! 日本の都市伝説大百科』 本書のことは11月23日付「赤いマント(211)」に取り上げたが、「二章 迫りくる影」の21項め(通しで42項め)、116~117頁に「おんぶ幽霊」が立っていた。 見開きのイラスト、左頁(116頁)に青光りする女性…

芥川龍之介旧居跡(21)

裏のお婆さんが死んだのは、まだ社宅に住んでいた頃のことだったような気もして来た。 しかし、退去後に取り壊された裏の家に新築された家を見に行き、出ていた表札がうちの苗字と同じだったことを両親に報告したような気もする。20年前の記憶は曖昧だ。当時…

赤いマント(215)

・朝里樹『日本現代怪異事典』(3) 朝里氏は「発生の背景」を述べたものとして、物集高音『赤きマント』に続いて次の文献を取り上げております。26頁下段16行め~27頁上段4行め、 また別冊宝島編集部編『伝染る「怖い噂」』/の中の朝倉喬司「『学校の怪談』…

文藝別冊「芥川龍之介」没後九十年 不滅の文豪(4)

11月21日付(3)の続きであれば、神門酔生『芥川龍之介殺人事件』と、同じシリーズ『卑弥呼の木像が出た!』『忠臣蔵なんてなかった』について少しでも検討して見るべきなのだけれども、現在の時間と精神に余裕のない(経済的余裕もないけれども、それはま…

芥川龍之介旧居跡(7)

・文藝別冊「芥川龍之介」没後九十年 不滅の文豪(1) 文藝別冊 芥川龍之介 (KAWADE夢ムック 文藝別冊)作者: 河出書房新社編集部出版社/メーカー: 河出書房新社発売日: 2017/11/09メディア: ムックこの商品を含むブログ (1件) を見る・2017年11月30日初版発…

「木曾の旅人」と「蓮華温泉の怪話」拾遺(139)

・青木純二の経歴(8)『日本新聞年鑑』の現住所 一昨日からの続きで、『新聞人名辞典』第2巻に見えるの青木純二の経歴について。 ・昭和三年版『日本新聞年鑑』昭和二年十二月二十四日印刷・昭和二年十二月二十八日發行・定價金四圓 第四篇「名鑑 ―いろは…

「木曾の旅人」と「蓮華温泉の怪話」拾遺(138)

・青木純二の経歴(7)「新聞及新聞記者」と『日本新聞年鑑』 それでは『新聞人名辞典』第2巻に影印で収録されている資料を順に見て行こう。 まづ雑誌「新聞及新聞記者」に掲載されていた2点。 ・「〈新聞/通信〉記者名鑑〈大正十年/九月現在〉」右から…

「木曾の旅人」と「蓮華温泉の怪話」拾遺(137)

・青木純二の経歴(6)『新聞人名辞典』第2巻「凡例」 10月20日付(135)に見たように阿部敏夫は、青木純二の名は「『新聞人名辞典』で調べてみると、大正十三年と大正十四年と昭和二年の三回ほど」出ている、と述べているのだが、10月21日付(136)に見た…

「木曾の旅人」と「蓮華温泉の怪話」拾遺(129)

・杉村顕道の家系(2) 杉村顕(1904.5.26~1999.6.11)と杉村惇(1907.9.7~2001.8.13)は生歿年月日も判明している。 いや、叢書東北の声11『杉村顕道怪談全集 彩雨亭鬼談』435~455頁、杉村顕道の次女・杉村翠の談話「父・顕道を語る」には、歿年月日は4…

田中貢太郎『新怪談集(実話篇)』(01)

・『日本怪談実話〈全〉』 日本怪談実話―全 (1971年)作者: 田中貢太郎出版社/メーカー: 桃源社発売日: 1971メディア: ?この商品を含むブログを見る日本怪談実話〈全〉作者: 田中貢太郎出版社/メーカー: 河出書房新社発売日: 2017/10/25メディア: 単行本この…