瑣事加減

2019年1月27日ダイアリーから移行。過去記事に文字化けがあります(徐々に修正中)。

改版

大和田刑場跡(10)

ここで11月25日付「清水成夫『八王子ふるさとのむかし話』(06)」に挙げた、『八王子ふるさとのむかし話』の大和田刑場跡に関する記述について確認して置こう。 ・清水成夫『八王子ふるさとのむかし話』巻一83~84頁《12》大和田河原刑場(八王子市大和田町…

清水成夫『八王子ふるさとのむかし話』(10)

昨日に続けて清水成夫『八王子ふるさとのむかし話』巻二の内容を眺めて置きたいところでなのですが、本シリーズは都内の公立図書館には揃いで所蔵しているところがなく、都下の公立図書館にも殆ど所蔵されておりません。しかしながら、それでも巻二を所蔵し…

清水成夫『八王子ふるさとのむかし話』(3)

巻一には昭和55年(1980)版、すなわち巻二刊行に合わせた増刷があったようだ。昭和52年(1977)版の巻一を借りている間に、並べて見たいとは思うのだけれども、ちょっとその余裕はなさそうだ。 * * * * * * * * * * 巻二の〔A〕と〔B〕の異同だが…

清水成夫『八王子ふるさとのむかし話』(2)

・奥付 昨日、私の手許にある2冊の巻二の、装幀が微妙に異なっていることを述べた。 奥付の発行年月は同じである。どちらが先か、俄に分からない。しかしながら、奥付も少し違うのである。 そこで今回は、巻一・1冊と巻二・2冊の合計3冊の奥付について見て置…

清水成夫『八王子ふるさとのむかし話』(1)

清水成夫の伝説蒐集に関しては、11月18日付「清水成夫 編『八王子周辺の民話』(3)」及び11月19日付「清水成夫 編『八王子周辺の民話』(4)」に、昭和43年(1968)8月刊『八王子周辺の民話』の橋本義夫「跋」にある、清水氏が「前々から長年蒐集につとめ…

清水成夫 編『八王子周辺の民話』(4)

・郷土資料シリーズ⑷『八王子周辺の民話』(4)跋② 昨日は典拠の問題で終わってしまったが、今回は橋本義夫「跋」のうち、編集について述べた箇所を見て置こう。67頁上段3~8行め、 本シリーズには都合により五十六篇だけ採録されてあ/るが、氏の手元には…

清水成夫 編『八王子周辺の民話』(3)

・郷土資料シリーズ⑷『八王子周辺の民話』(3)跋① 66~67頁上段に橋本義夫「跋」を見て置こう。66頁上段1~4行め、 編者清水成夫氏は武相地方に知られた地方史家であ/る。今日まで四十余年、生活の三分二ほどの傾けるとい/う地方紙のマニヤ的な熱心家で…

清水成夫 編『八王子周辺の民話』(1)

・郷土資料シリーズ(4)『八王子周辺の民話』昭和43年8月1日発行・東京都立八王子図書館・67+4頁・A5判並製本 表紙は淡い紫色の模造紙で、表紙の文字は明朝体縦組み、中央に太字で大きく「八 王 子 周 辺 の 民 話」と標題、その右脇上寄りに「清 水 成…

祖母の蔵書(45)赤川次郎②

あまりメモを取らないつもりだったのだけれども、平成前半の帯を見ていると、どうしても色々確認したくなってしまう。 新潮文庫(2) 新潮社 ・新潮文庫4763/あ-13-17『ふたり』平成 三 年十一月二十五日 発 行・平成 五 年 一 月 二 十 日 六 刷・定価4…

『「超」怖い話』(15)

9月24日付(11)に取り上げたシリーズ1作めに続いて、2作めの勁文社文庫21版を見て置こう。 ・勁文社文庫21 Q-016『続「超」怖い話』1993年7月1日 第1刷・定価544円・220頁 カバー表紙とカバー背表紙については9月24日付(11)にシリーズの他の3冊と比較し…

『「超」怖い話』(14)

【10月2日追記】当初、9月26日の22時59分1秒に投稿したのであるが、「『「超」怖い話』(13)」を同じ日の22時29分26秒に予約投稿していたのを忘れていたので、同じ日に2つ投稿することになってしまった。そこで遅ればせながら、9月27日23時12分59秒に投稿した…

『「超」怖い話』(13)

・勁文社文庫21 Q-013『「超」怖い話』(3) 本書3~5頁「まえがき」を、ケイブンシャブックス版6~7頁「まえがき」と比較してみよう。 最初に3行取り1字下げで「まえがき」とある。本書は明朝体太字だがケイブンシャブックス版はやや大きいが太字ではない。 …

『「超」怖い話』(12)

・勁文社文庫21 Q-013『「超」怖い話』(2) 昨日の続きで、勁文社文庫21版の『「超」怖い話』シリーズについて、今手許にある4冊、本書と『続「超」怖い話』『新「超」怖い話』『新「超」怖い話5』を比較しつつメモして置く。 カバー裏表紙折返しは白地で、文字は全…

『「超」怖い話』(08)

昨日の続きで勁文社版『「超」怖い話』から樋口明雄執筆分を纏めたものの「第2弾」の細目を確認して置こう。初出は勁文社文庫21版『「超」怖い話』『続「超」怖い話』『新「超」怖い話』『新「超」怖い話5』は今手許にあるのでこれに拠り、他の巻については「「超」怖…

『「超」怖い話』(07)

・竹書房文庫『「超」怖い話0(ゼロ)』(2) それでは、9月16日付(04)と同じ要領で、本書に収録されている話の体験者もしくは話者・時期・場所、そして初出について纏めて置く。勁文社文庫21版『「超」怖い話』『続「超」怖い話』『新「超」怖い話』『新「超」怖…

『「超」怖い話』(6)

・竹書房文庫 HO-17 樋口明雄『「超」怖い話∞(エンドレス)』2004年12月29日 初版第1刷発行・定価552円・286頁「超」怖い話∞(エンドレス) (竹書房文庫)作者:樋口 明雄竹書房Amazon まづ内容の確認のため、カバー裏表紙の中央やや上、2本の線(3.2cm)に…

『「超」怖い話』(5)

昨日の続き。 安藤氏に竹書房文庫での復刊を持ち掛けたのは9月15日付(3)に見たように「竹書房の小川さん」だった。そこには(周知のこととして)書かれていないが、彼女は既に、9月14日付(2)に引いた『「超」怖い話†(クロス)』の「はじめに」に名前の…

『「超」怖い話』(4)

・竹書房文庫『「超」怖い話†(クロス)』(3) それでは細目を見て置こう。各話に番号は打たれていないが仮に番号を付して【 】に示した。次いで冒頭に4行取りの明朝体太字でやや大きく入っている各話の題、これに( )に頁を添えた。なお、1頁15行、1行37…

『「超」怖い話』(3)

・竹書房文庫『「超」怖い話†(クロス)』(2) 昨日の続き。今回は「はじめに」の3頁13行め~5頁5行め及び「おわりに」の201~203頁の、本書の刊行と新作の追加についての記述を見て置こう。 3頁13行め~14頁6行め、 ‥‥、竹書房の小川さんよりご連絡をいた…

『「超」怖い話』(2)

このシリーズについては Wikipedia「「超」怖い話」項が詳しく、2015年5月31日を最後に更新されていないので幾つかのページが閲覧出来なくなっている「「超」怖い話 公式ホームページ」に更に詳しい情報があるので、ここでは竹書房文庫の再編集版3冊を元に、…

『「超」怖い話』(1)

私は怪談に興味を持っているけれども、体験談は苦手である。怖いからではない。以前「ほんとにあった怖い話」とか「新耳袋」その他の実写ドラマを見ていたのも怖がろうとしてではなく「そう来たか」とか「何じゃこりゃ」と突っ込んで笑うために見ていたので…

武蔵野文化協会 編『武蔵野事典』(4)

昨日までで記念号と市販版を比較しつつ内容と企画・編集の経緯についてざっと確認を済ませた。今回は内容について1編を取り上げ、気になった瑣事を論って置くこととしたい。 500~573頁、人名編「武蔵野文化人名録」には、まづ500頁に坂詰秀一、すなわち武蔵…

武蔵野文化協会 編『武蔵野事典』(3)

昨日の続きで記念号の699頁、市販版の奥付の前の頁を見て置こう。 上段1行めは丸ゴシック体で若干大きく2行取りで「表紙・口絵・補遺編凡例」とあって記念号は4項であったが市販版は3項になっている。すなわち記念号の1項めが削除されているのだが、次のよう…

武蔵野文化協会 編『武蔵野事典』(2)

昨日の続きで、「武蔵野」記念号の『武蔵野事典』について、昨日見た上製本と比較しながら見て置こう。 ・「武蔵野」第九十五巻第一・二号(通巻三五九・三六〇号) 特集『武蔵野』創刊100周年記念号「武蔵野事典」(令和二年五月四日発行・701頁・A5判) まづ装…

武蔵野文化協会 編『武蔵野事典』(1)

・武蔵野文化協会 編『武蔵野事典』2020年9月10日 初版発行・定価12,000円・雄山閣・ⅵ+690頁・A5判上製本武蔵野事典雄山閣Amazon 書影は帯が掛かったものらしく、私の手許にあるカバーでは紫地の箇所には、最下部中央に行書体白抜きで「雄 山 閣」とあるば…

祖母の蔵書(39)夢枕獏

祖母は、時代小説・推理小説の分野の流行作家の、新刊や話題作に興味を示す傾向があるようだ。 ここまで「※ 帯あり」との註記を附した本が少なからずあった。私は帯に惹かれて本を買うような経験を久しくしていなかったが、今回祖母の蔵書を整理して、①今月…

黒井千次『たまらん坂』(3)

③講談社文芸文庫(二〇〇八年七月一〇日第一刷発行・定価1300円・講談社・254頁)たまらん坂 武蔵野短篇集 (講談社文芸文庫)作者:黒井 千次講談社Amazon カバー表紙、副題は右上に小さく示す。カバー背表紙では標題の下に小さく添える。 カバー裏表紙、右側…

黒井千次『たまらん坂』(2)

②福武文庫0301(1995年7月5日 第1刷印刷・1995年7月10日 第1刷発行・定価534円・ベネッセコーポレーション・217頁) 書影は表示されない。カバー表紙右上に明朝体縦組み斜体で大きく標題、右側のみ地色が、上が濃く下が白くなる青紫色のグラデーション…

黒井千次『たまらん坂』(1)

①上製本(一九八八年七月一一日 第一刷印刷・一九八八年七月一五日 第一刷発行・定価一四〇〇円・福武書店・233頁・四六判上製本)たまらん坂―武蔵野短篇集作者:黒井 千次福武書店Amazon 私の見た本には帯が掛かっていない。書影のカバー表紙の、帯に隠れて…

祖母の蔵書(36)柴田錬三郎

・新潮文庫 新潮社 祖母は時代小説のうちで剣豪小説も好みだったらしく、新潮文庫の『眠狂四郎』を冠するものは全て買い揃えていた。――『眠狂四郎』以外のものは殆ど見当たらなかったので、他社の文庫とともにここに纏めて取り上げて置こう。 ・新潮文庫『眠…