瑣事加減

2019年1月27日ダイアリーから移行。過去記事に文字化けがあります(徐々に修正中)。

改版

閉じ込められた女子学生(23)

・「不思議な世界を考える会会報」(3) さて、④の本文については、4~12頁(頁付なし)「目次」に次いで、1頁分白紙を挟んで14頁(頁付なし)に凡例に当たる箇条書きがあります。このシリーズ全体の編集方針でもありましょうから、今後の検討に参照するた…

閉じ込められた女子学生(22)

・「不思議な世界を考える会会報」(2) さて、昨日挙げた①~④のうち、②③④はいづれも①「不思議な世界を考える会会報」20号を典拠としているので、検討のための資料としては①を参照出来ればそれが最善なのですが、大学図書館や博物館なども含め「不思議な世…

閉じ込められた女子学生(21)

2017年2月6日付(04)の続き。 6月13日付「阿知波五郎「墓」(15)」に書いたように、その後、女子美術大学の実話について、これも多摩美術大学では都市伝説化している校舎屋上の焼身自殺と絡めて確認して行きましたので、なかなか当初予定に戻って来る(?…

赤いマント(246)

2月20日付(221)の続き。2月21日付(222)として準備していたが2月21日付(222)に書いたような理由で見送ってそのままになっていた。今、その確認すべきところの『四角い魔術師』の記述を補って、4ヶ月越しに投稿する。 ・井上雅彦「宵の外套」(2) 初出…

伊藤正一『黒部の山賊』(09)

・②新版の著者紹介と版元 5月29日付(06)に、③④のカバー折返しにある著者紹介文について、③の奥付の前の頁にあるものとも対照させながら確認したのだが、うっかりしていて②の奥付上部にも「●著者紹介 伊藤正一(いとう・しょういち)」として、これらの原型…

伊藤正一『黒部の山賊』(8)

今回も私の手許にある②新版、③定本、④文庫版について。 ・見返し(2) それでは②裏表紙見返しの「山賊たちのプロフィール」について、③220~221頁④300~301頁と比較して見よう。前回注意したように②には(昭和三十九年当時)と註記してあって、基本的に4人…

伊藤正一『黒部の山賊』(7)

今回も私の手許にある②新版、③定本、④文庫版について。 ・見返し(1) ③は濃灰色のタントで、遊紙にも何も刷られていない。④は本体表紙をめくると本文共紙の1頁(頁付なし)扉になっている。よって③④については特に記述することはない。しかし②には(恐らく…

伊藤正一『黒部の山賊』(4)

昨日の続きで①初版、②新版、③定本、④文庫版の関係について。 ・カバー裏表紙の「毎日新聞」の記事 カバー背表紙、②は白地で上部にカバー表紙や扉と同じ字体の標題、下寄りに明朝体で大きく著者名、最下部にゴシック体の横並びで極小さく「実業之日本社」。③…

伊藤正一『黒部の山賊』(3)

昨日の続きで①初版、②新版、③定本、④文庫版の関係について。 ・カバー表紙の版画 ①初版は未見だが、前回述べたように本文の図版を元の写真によって新しいものに差し替えた他は②新版と同じであると云う前提で進めて行く。 カバー表紙、①②④は同じ版画を装画に…

伊藤正一『黒部の山賊』(2)

昨日の続きで①初版、②新版、③定本、④文庫版の関係について、まづ①初版、②新版の関係を確認して置こう。 と云って、昨日も述べたように私は①を見ていない。 しかしながら、②を見るに、装幀は昨日示したように違っているが、本文1~223頁は①をほぼそのまま覆刻…

伊藤正一『黒部の山賊』(1)

昨年から④文庫版を某市立図書館で時々借りていた。この某市立図書館は3月末から完全休館してしまったのだが、急にそうなることになった、その前日にたまたま本を返しに行って借りて、今もそのまま手許にある。 それから、3月に何冊かブックオフに本を売った…

赤いマント(238)

・岩崎京子の赤マント(13) 4月15日付(235)からの続きで、今回は【C】岩崎氏たち女子の対応について確認して置きます。 ①64頁3行め~66頁7行め わたしたちは赤マントがこわくて、とても勉強どころではありませ/ん。先生はそわそわしているわたした…

赤いマント(236)

・岩崎京子の赤マント(11) 昨日の続きで、今回は【B】赤マント流言の内容について確認して見ましょう。 ①59頁3行め~63頁*1 最初に赤マントの話を教室にもちこんできたのは、ゆみちゃんでし/た。*2 「夕方になると赤マントがでて、女の子をねらうん…

赤いマント(234)

・岩崎京子の赤マント(9) それでは、岩崎氏の赤マント体験について、その本文を確認して行きましょう。 ①『紫ババアレストラン』(2006)59~66頁「赤マント」61頁(頁付なし)下と65頁(頁付なし)はイラスト。 ②『昔話と絵本』(2009)35~53頁…

紫式部『源氏物語』の現代語訳(1)

私は入手した本を手放したくない性質なので、溜め込む一方なのだが、人からもらったりしたもので、今後読まないだろうと思われる本は処分することにした。 準備当初「処分書目(1)」と題していたが、何だか味気ないので改題した。 ・瀬戸内寂聴 訳『源氏物…

日本の民話35『越中の民話』(4)

3月11日付(3)に①第一刷のカバーについて記述した。 このカバーイラストは2019年12月22日付「日本の民話55『越中の民話』第二集(1)」に述べたように、その後刊行された『第二集』に色違いで使用されている。しかし当時、私は『第一集』の方のカバーの掛…

日本の民話1『信濃の民話』(3)

昨日からの、日本の民話1『信濃の民話』の①第一刷と①第二〇刷の奥付の比較の続き。適宜、④オンデマンド版(第一五刷)も参照した。 奥付下部の縦組み部分には3本の縦線があって、3本めの太線(①第一刷 6.6cm、④第一五刷 6.0cm、①第二〇刷 5.8cm)と2本めの間…

日本の民話1『信濃の民話』(2)

2019年12月20日付(1)の続き。 日本の民話1『信濃の民話』の①第一刷を①第二〇刷を比較してみた。適宜、④オンデマンド版(第一五刷)も参照する。 表紙、灰色なのは同じだが第一刷は細かい迷路のような模様が押されているのに対し第二〇刷は布目。右下及び…

赤いマント(223)

・北川幸比古の学年(2) 2月21日付(222)に改めて確認したように、松谷みよ子『現代民話考』は回答者からの報告を分類案に従って分割する際に、余り丁寧に確認せずに年を入れてしまっているらしいのです。地名の処理にも同様に、好い加減なところがあって…

田口道子『東京青山1940』(20)

・『現代民話考』の青南国民学校(1) 先日、現代民話考『学校』の「子どもたちの銃後」を眺めて、そこに載っている北川幸比古*1の談話について昨日、2月21日付「赤いマント(222)」にて確認したのは、本書に内容的に重なるように思ったからである。――近隣…

赤いマント(221)

もともとは2019年12月24日付「森川直司『裏町の唄』(1)」に述べたように、森川直司『裏町の唄』を「赤いマント(221)」として取り上げる予定だったのだが、前段階の考証で長くなってしまった。昨日まで続けた田口道子『東京青山1940』にしても同様で…

森川直司『裏町の唄』(09)

・「投稿 風便り」(2) 昨日の続き。森川氏以外の人の投稿については、森川氏の投稿内容に絡めていない限り、薄い灰色で題と投稿者・公開(もしくは投稿)日の1行を示すに止めた。 op.3 霊巌山寺の輦台(れんだい) 森川秀安さん(東京都) H14/11/8 平成…

森川直司『裏町の唄』(08)

・「投稿 風便り」(1) さて、2019年12月31日付(06)に、森川氏の執筆活動が数年前まで確認出来ると書いたのは「参禅専門道場 大本山活禅寺」HPへの投稿に拠ってである。 2019年12月25日付(02)に引いた『昭和下町人情風景』奥付の略歴に「活禅寺徹禅無…

森川直司『裏町の唄』(07)

・『昭和下町人情風景』の「あとがき」(2) 2019年12月31日付(06)の続き。 続けて『昭和下町人情風景』の「あとがき」を見て置こう。234頁12行め~235頁3行め、 作品は、昭和四十七年(一九七二年)六月から平成二年(一九九〇年)十月まで一八年間に/…

芥川文『追想 芥川龍之介』(1)

・単行本(筑摩書房・245頁・四六判上製本)追想芥川龍之介 (1975年)作者:芥川 文,中野 妙子出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 1975メディア: -・昭和五十年二月十五日 初版第一刷発行 ・昭和五十年五月三十日 初版第三刷発行・¥1200 ・中公文庫 追想芥川…

森川直司『裏町の唄』(06)

・『昭和下町人情風景』の「あとがき」(1) 森川氏は本書以外にも、前回挙げた『やさしい商品先物取引100問100答』の他に何冊か、本を出している。商品取引の基礎知識 (1973年) (ビジネス新書)作者:森川 直司出版社/メーカー: ダイヤモンド社発売日: 1973…

森川直司『裏町の唄』(4)

本書の成立を説明するには、どうしても『昭和下町人情風景』に触れないといけない。 そこで今回はその準備として『昭和下町人情風景』の細目を見て置くこととしよう。 ・森川直司『昭和下町人情風景』の細目 3頁(頁付なし)は中扉で上部中央に楷書体太字縦…

森川直司『裏町の唄』(3)

12月25日付(2)の続きで、まづ本書の細目を見て置こう。 5頁(頁付なし)は「目次」の扉、6~10頁(頁付なし)に細目、6頁1行め「まえがき」のみゴシック体で頁を示さない。1行分空けて「入 学 13」の如く頁を示す。2字の題は1字分空白を挟んで、3字分にし…

森川直司『裏町の唄』(2)

【12月26日追記】投稿当初「赤いマント(222)」と題していたが、「赤いマント」の記述の検討に入る前に、本の内容を一通り見て置くことにしたので、記事の題を著者名と書名に改めた。 * * * * * * * * * * 昨日の続きで、本書と、その抄録を一部…

森川直司『裏町の唄』(1)

【12月26日追記】投稿当初「赤いマント(221)」と題していたが、「赤いマント」の記述の検討に入る前に、本の内容を一通り見て置くことにしたので、記事の題を著者名と書名に改めた。 * * * * * * * * * *・森川直司『裏町の唄』昭和53年4月15日…