瑣事加減

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宮澤賢治の文庫本(5)

新潮文庫4192『新編 銀河鉄道の夜』(1)
①平成元年六月十五日発行(357頁)
・平成元年十二月三十日二刷 定価350円*1
・平成二年五月十五日三刷 定価350円*2
・平成六年六月五日十三刷 定価427円*3
・平成八年四月二十日十七刷 定価427円*4
・平成十年五月二十五日二十四刷 定価400円
・平成十二年五月三十日二十六刷 定価400円*5

新編 銀河鉄道の夜 (新潮文庫)

新編 銀河鉄道の夜 (新潮文庫)

・平成十六年五月二十日三十六刷 定価400円*6
・平成十九年六月十日四十四刷 定価400円*7
・平成二十年六月十五日四十九刷 定価400円*8
・平成二十年七月二十日五十刷 定価400円*9
・平成二十三年十二月二十五日五十八刷 定価400円
②平成二十四年四月十日五十九刷改版(423頁)定価430円
・平成二十四年六月十日六十刷 定価430円
・平成二十五年六月十日六十二刷 定価430円*10
・平成二十七年五月三十日六十四刷 定価430円*11
・平成二十九年二月二十日六十八刷 定価430円*12
 「新編」になる前の版も見ているが、まずは「新編」について、①二十四刷と五十八刷、②五十九刷改版のカバーと目録・奥付についてメモして置く。②六十刷のカバーは②五十九刷改版のカバーに一致。
 カバー表紙・裏表紙折返しは一致*13
 カバー表紙折返し、著者の写真と紹介文は一致。右下①「カバー 加 山 又 造」②「カバー装画 加 山 又 造」。
 カバー背表紙、紺地で標題と著者名の配置は、②は組み直しているが①と同じ。①二十四刷と五十八刷、最下部のみ黒地にゴシック体白抜き「\400」*14、②は全て紺地で下部の①[み 2 5]の白く抜いた枠が[み 2 5]と狭くなっている他、最下部の数字「430」。
 カバー裏表紙、左上のバーコード1つめは一致。2つめ①「1920193004007」②「1920193004304」、①「定価本体400円(税別)」②「定価本体430円(税別)」。右上の紹介文は、②は組み直しているが①と同じ。中央の横線の下、右に葡萄マーク、左は1行め①二十四刷「ISBN4-10-109205-2」①五十八刷・②五十九刷改版「ISBN978-4-10-109205-8」*15、2行め①二十四刷・五十八刷「C0193 \400E」②五十九刷改版「C0193 \430E」。
 本体、①二十四刷と五十八刷は目録の1頁めまで一致。2頁めは3点め①二十四刷「柳田国男 遠野物語」が①五十八刷「泉鏡花 歌行燈・高野聖」に差し替えられている*16。3頁めは6点め「井上ひさし著」の①二十四刷「イーハトーボの劇列車」が①五十八刷「父と暮せば」に差し替えられている*17。4〜6頁めは「新潮文庫最新刊」。②五十九刷改版の目録1頁めが4点めまで宮沢賢治関係書であるのは同じだが、順序が①は「天沢退二郎 新編宮沢賢治詩集」と「宮沢賢治著」の「新編風の又三郎注文の多い料理店ポラーノの広場」となっていたが②五十九刷改版は「天沢退二郎 新編宮沢賢治詩集」は3点めに入っている、5・6点めは①は「梶井基次郎 檸 (れもん) 檬」と「壺井 栄著 二十四の瞳」だったのが②五十九刷改版は「伊藤信吉編 高村光太郎詩集/吉田凞生編 中原中也詩集」に差し替えられている。②六十刷はここまで②五十九刷改版に一致。2〜4頁めは「新潮文庫最新刊*18
 奥付、異同はまず縦組みの2行めが②五十九刷改版まではそれぞれの発行日。②六十刷は2行めまでは②五十九刷改版に同じで発行日が3行めに追加、②六十刷はこの1行の追加以外は②五十九刷改版に一致。――他に異同は、「郵便番号」の位置が①二十四刷「所」の下半分からだったのが①五十八刷は「所」の下からになっている。①二十四刷「振  替  〇〇一四〇―五―八〇八」が①五十八刷はHPアドレスに、下部の横組みの箇所、①二十四刷「製本・株式会社大進堂」が①五十八刷は「製本・憲専堂製本株式会社」に、最下部のISBNコードは①二十四刷は10桁、①五十八刷は13桁で、ともにカバー裏表紙に同じ*19。②五十九刷改版は組み直されているがそれぞれの発行日以外は①五十八刷に同じ*20。(以下続稿)

*1:2017年1月16日追加。

*2:2017年9月30日追加。

*3:2017年1月31日追加。

*4:9月15日追加。

*5:2016年10月20日追加。

*6:8月24日追加。

*7:2016年4月16日追加。

*8:9月2日追加。

*9:2017年4月13日追加。

*10:9月14日追加。

*11:2016年2月9日追加。

*12:2017年9月20日追加。

*13:8月22日追記】カバー表紙は、8月22日付(6)で取り上げた新潮文庫4191『新編 風の又三郎』と同じように、①と②で黄色い標題の大きさが違っていた。貼付した書影は標題が「賢」の上に及んでいる②の書影であるので、挿入位置を変えた。①の標題は「沢」の上までである。なお以下の記述中、ISBNコードの下4桁めが2箇所とも「4」とすべきところを「1」と誤入力していたのを訂正した。【9月21日追記】今手許にある①三十六刷・四十九刷と②六十二刷は一致して、標題が「賢」の上まで及んでいる。①三十六刷には「0 5. 8. 1 5[寄贈]」の印があって、平成17年(2005)に図書館に入っているから、三十六刷には増刷当時からこのカバーが掛かっていた可能性が高い。よって、8月22日に②五十九刷改版の前に移した書影は三十六刷の前に移すことにする。

*14:9月21日追記】①三十六刷・四十九刷も同じ。

*15:9月21日追記】①三十六刷は10桁、①四十九刷②六十二刷は13桁。2行めは定価に同じ。

*16:9月21日追記】①三十六刷は二十四刷に同じ。①四十九刷は五十八刷に同じ。

*17:9月21日追記】①三十六刷・四十九刷も「父と暮せば」。

*18:9月21日追記】②六十二刷も同じ。

*19:9月21日追記】①四十九刷は発行日以外は五十八刷に一致。三十六刷はこれに加えてISBNコードが10桁である他はやはり五十八刷に一致。

*20:9月21日追記】②六十二刷も同じ。ISBNコードは①四十九刷と比較するに細くなっている。