瑣事加減

2019年1月27日ダイアリーから移行。過去記事に文字化けがあります(徐々に修正中)。

森於菟『解剖臺に凭りて』(1)

 森於菟(1890.9.13〜1967.12.21)は森鴎外の長男で母は(赤松)登志子(1871.九.十四〜1900.1.28)*1。弟妹、鴎外の長女茉莉(1903.1.7〜1987.6.6)次男不律(1907.8.4〜1908.2.5)次女(小堀)杏奴(1909.5.27〜1998.4.2)三男類(1911.2.11〜1991.3.7)は後妻(荒木)志け(1880.5.3〜1936.4.18)の子。
 本書には国立国会図書館サーチで検索するに、以下の諸版がある。
 ○は国立国会図書館デジタルコレクションに収録されているもので、は「インターネット公開」、○は「国立国会図書館/図書館送信限定」公開。□は国立国会図書館には所蔵のないもの。
初版(285頁)
・昭和書房版
昭和9年1月刊
昭和10年刊 普及版
・丸井書店版
昭和11年8月刊 普及版・訂補四版
昭和14年10月刊
新編(294頁)
・森北書店版
昭和17年11月刊
昭和18年12月刊 四版
・冨士出版版
○昭和22年7月刊
 初版の「訂補四版」或いは新編の「四版」とあるところからすると、まださらに多くの版(刷)が存在するはずであるが、国立国会図書館サーチをざっと眺めた限りではここまでしか分からない。
 今、私の手許には昭和9年(1934)刊昭和書房版の第二刷、昭和22年(1947)刊冨士出版版がある。これを国立国会図書館デジタルコレクション(インターネット公開)で閲覧出来る昭和14年(1939)刊丸井書店版と比較しつつ、やや細かく見て行くこととしよう。(以下続稿)

*1:2月8日追記】生年に月日を追加。