瑣事加減

2019年1月27日ダイアリーから移行。過去記事に文字化けがあります(徐々に修正中)。

太宰治『走れメロス』の文庫本(7)

新潮文庫633(1)
①昭和四十二年七月十日発行
・昭和五十八年五月三十日三十四刷(245頁)定価280円
②昭和六十年九月十五日四十刷改版(255頁)
・平成七年五月三十日五十八刷 定価388円
・平成八年五月三十日五十九刷 定価400円*1
・平成九年五月二十五日六十刷 定価400円*2

走れメロス (新潮文庫)

走れメロス (新潮文庫)

・平成十一年六月五日六十二刷 定価400円
・平成十三年四月二十五日六十四刷 定価400円
③平成十七年二月二十五日七十四刷改版(300頁)定価400円
・平成十七年六月五日七十五刷 定価400円
・平成十八年一月二十日七十七刷 定価400円
・平成十八年六月十日七十八刷 定価400円
・平成二十年十二月五日八十二刷 定価400円
・平成二十一年三月五日八十三刷 定価400円
・平成二十一年八月十日八十六刷 定価400円*3
・平成二十三年六月十日九十二刷 定価400円
・平成二十六年六月五日九十五刷 定価400円*4
 カバー、③七十五刷と七十七刷を並べてみたが一致していた。
 私の見た七十五刷には帯が保存されていて、幅5.0cm、長さ39.0cm、表紙側は橙色地に横組みで2行白抜き「読みだすと/あなたは、」次の2行は黒で片仮名と漢字はゴシック体で「メロスと一緒に/走っている!」とある。その左に縦組みで「文字が/大きくなって/読みやすく/なりました」として、最初の6文字は虫眼鏡で拡大されているのだが、その下にパンダ、その下に黒で「Yonda?」知る抜きで「新潮文庫」。背表紙も橙色地で「[た 2 6]新潮文庫 \400」。裏表紙側は「文豪ナビ太宰治」の広告で「文豪ナビは全7冊」とある。折返しは裏表紙側の折返しの左下に縦組み明朝体で小さく「走れメロス」とある。
 カバー表紙折返し、①三十四刷は右下に「カバー 山 下 清 澄」とあるのみ。②五十八刷は「新潮のカセットブック/太宰 治のカセット」として「●佐渡トカトントン」朗読=日下武史、「●ヴィヨンの妻」朗読=幸田弘子、「●走れメロス/駈込み訴え」朗読=草野大悟、3点の広告。右下に「カバー 山 下 清 澄」。②六十二刷・六十四刷は上部に顔写真と紹介文、右下に「カバー装幀 唐仁原教久」で以下同じだが、7月3日付「太宰治の文庫本(01)」に指摘したように紹介文には異同があって、②六十二刷・六十四刷は新潮文庫2819『津軽通信』十八刷と同文だが最後に1行「Photo © 田村茂」が追加されている。③七十四刷改版・七十五刷・七十七刷・七十八刷・八十二刷・八十三刷は新潮文庫2819『津軽通信』二十二刷と一致。③九十二刷は「青森県金木村(現・五所川原市金木/町)生れ。……」。
 カバー背表紙、黒地に白抜きで上部に標題、中央やや下に著者名、下部に①三十四刷はゴシック体「新潮文庫」すぐ下に明朝体横並びで〔草〕、2字分空けて「六 =6= F 280」とある。その後白い角切り長方形に[た 2 6]すぐ下に白抜きゴシック体で「新潮文庫」最下部に定価が入るようになるが、定価の「\400」に③七十四刷改版・七十七刷・七十八刷・八十二刷・八十三刷は下線があるが私の見た②六十四刷は分類票貼付のため下線の有無不明、②六十二刷には下線はないようだがやはり分類票貼付のため判然としない。③九十二刷は「400」のみで下線なし。(以下続稿)

*1:2014年7月4日追加。

*2:2015年4月21日追加。

*3:2016年10月10日追加。

*4:2017年12月1日追加。