瑣事加減

2019年1月27日ダイアリーから移行。過去記事に文字化けがあります(徐々に修正中)。

筒井康隆『時をかける少女』(10)

・角川文庫3637(5)
 昨日の続きで、五十一版の本体についてメモして置く。
 1頁(頁付なし)扉の子持枠(4.4×4.8cm)には羽を銜え翼と脚を拡げた鳳凰。以下は226頁の著者の紹介まで、2月3日付(6)及び2月4日付(7)に示した六十二版に一致する(ようだ)*1
 奥付、匡郭(11.7×8.0cm)内の上部に子持枠(4.5×4.8cm)では、振仮名「とき・しようじよ/つついやすたか/」が附されている。下半分の縦組み部分にはまづ初版と五十一版の発行日があり、1行分空けて発行者、発行所、5字下げで住所と「電話〈編集部(〇三)二三八―八四五一/営業部(〇三)二三八―八五二一〉/〒一〇二 振替東京③一九五二〇八」*2、次の行以下は発行者と同じ高さから「印刷所――新興印刷 製本所――千曲堂製本/装幀者――杉浦康平/落丁・乱丁本はお取替えいたします。/定価はカバーに明記してあります。」半行分空けて右を上の横倒しで「Printed in Japan」。下辺の下に右寄せでカバー裏表紙と同じISBNコードとCコード。
 奥付の裏は「角川文庫発刊に際して」。
 目録は4頁、1〜2頁めは3段組(1段21点)で、1頁め上「角川文庫目録 現代日本文学(緑帯)1985年8月  (10)」やや右寄り、2頁め上「(11)  角川文庫目録 現代日本文学(緑帯)1985年8月」やや左寄り。筒井氏の著書は1頁め上段、まず「横 溝 正 史」が12点あって、13点め「幻 想 の 未 来 筒 井 康 隆」以下同様に「アフリカの爆弾/にぎやかな未来/わが良き狼(ウルフ)/ホンキイ・トンク/筒 井 順 慶/革命のふたつの夜/脱走と追跡のサンバ/日本列島七曲り」以上上段、中段「時をかける少女/緑 魔 の 町/筒井康隆全童話/ミラーマンの時間/農協月へ行く/腹立半分日記」そして7点め「シナリオ時をかける少女 〈原作 筒井康隆/脚本 剣 持  亘〉」。続いて下段15点めまで「笹 沢 左 保」、2頁め上段10点めまで「渡 辺 淳 一」、中段19点めまで「小 松 左 京」、20点め「雑学おもしろ百科〈既刊/十冊〉 小松左京監修」、下段16点め「城 山 三 郎」、残り「佐 野  洋」。3〜4頁めは太線の枠(11.7×8.0cm)の上部(0.9cm)を太線で仕切って中央に「角川文庫 最新刊」、その下に明朝体縦組みで10点ずつ、まず著者名、大きく標題、1行14字で2行の紹介文、最下部に「340円」等、定価が算用数字は横並びで示される。(以下続稿)

*1:11月5日追記】五十九版も一致(するようだ)。

*2:11月5日追記】五十九版は初版と五十九版の発行日。「電話」は市外局番の下が4桁で「三八一七」で六十二版とも異なる。「〒一〇二 振替〇〇一三〇―九―一九五二〇八」と縦を短くした明朝体で詰めて収める。