瑣事加減

2019年1月27日ダイアリーから移行。過去記事に文字化けがあります(徐々に修正中)。

吉田秋生『海街diary』(1)

・flowers comics(fsc-025)海街diary1 『蟬時雨のやむ頃』

海街diary 1 蝉時雨のやむ頃

海街diary 1 蝉時雨のやむ頃

・2007年5月1日初版第1刷発行(191頁)定価505円
 帯の付いた初版が家にある。家人がもらってきたのである。それで、その当時、読んだ。
 私は中学時代を横浜市の南部で過ごし、当時、2月23日付「松葉杖・セーラー服・お面・鬘(15)」に書いた範囲を中1までは電車・バスと徒歩で、中2からは自転車で巡っていた。1度、交通機関を全く使わずに30km以上歩いて鎌倉・逗子・六浦を回ったことがあって、2012年11月19日付「真白き富士の根(1)」にそのときの思い出を書いた。中学生だったから繁華街や飲食店、拝観料の要る寺や入館料の必要な施設には入らなかった(持参した小銭は飲み物代にした)が、普通の観光客が行かない場所をかなり回ったはずである。だから、鎌倉は今でもどこも何となく懐かしい。最近は行く機会もないのに、当ブログの初期に「塩嘗地蔵」や「鎌倉の案内書」について盛んに取り上げたのもそうした縁からである。2015年11月13日付「筒井康隆『時をかける少女』(02)」にも書いたが、昭和60年(1985)4月14日に偶然、映画「早春物語」の撮影に行き合わせたのも鎌倉であった。
 しかし買って読むほどとは思わなかったので、続きは見ないままだったが、改装のために暫く休館する図書館の最終日に、閑散とした館内をうろついているうちに、棚に②巻だけがあるのを見た。
・flowers comics(fsc-037)海街diary2 真昼の月
海街diary(うみまちダイアリー)2 真昼の月(フラワーコミックス)

海街diary(うみまちダイアリー)2 真昼の月(フラワーコミックス)

・2008年10月15日初版第1刷発行(190頁)定価505円
 ③巻だったら借りなかったろう。そして、家の書棚の奥から①巻を掘り出し(?)て、並べて見たのである。(以下続稿)