瑣事加減

2019年1月27日ダイアリーから移行。過去記事に文字化けがあります(徐々に修正中)。

壺井栄『二十四の瞳』の文庫本(15)

・角川文庫2094(7)
・平成五年六月二十日七十三版発行(220頁)定価262円
 本体(220頁)は2012年10月26日付(05)で見た五十八版に同じ。2013年2月9日付(09)で見た八十三版も同じ頁数だが、1頁め(頁付なし)の扉の鳳凰が異なる。奥付や目録は前後の版(刷)と比較した上でメモすることとする*1
 カバー表紙折返し、上部の写真と著者の紹介文は、左側が切除されているが2013年2月15日付(10)で見た八十三版のカバーに同じ。最下部右寄りにゴシック体横組みで「カバー 小泉英里砂」とある。
 カバー表紙は白地で、2012年8月6日付(01)に言及した、現在表示されなくなっている「Amazon詳細ページにある角川文庫クラシックスレーベルの表紙」と同じものらしく思われる。右上に非常に大きく紺色の明朝体太字縦組みで標題、左上に黒の明朝体太字で大きく「壺井 栄」、その間、やや上寄りに楕円(10.8×7.8cm)に茶色い紙を後頭部で結わえた、太い眉毛も瞳も茶色いの女性の、白い開襟ワイシャツを着た、麦畑を背景にした肖像。最下部中央にゴシック体横組みで「角川文庫」。
 カバー背表紙は肌色地らしいが褪色している。最上部にゴシック体で小さく「つ|1-1 」その下に明朝体太字で大きく「二十四の瞳」中央やや下に「壺井 栄」最下部にゴシック体で小さく「角川文庫●270」●に白抜き「P」。
 カバー裏表紙、左上にバーコード2つ「9784041113080/1910193002707」、右上に「ISBN4-04-111308-3C0193 P270E 定価270円」定価の下にゴシック体でやや小さく「(本体262円)」と添える。中央やや下にゴシック体縦組みの紹介文、

壺井栄の著作中最も有名なこの/作品は、昭和の歴史を背景に、/大石先生とその十二人の教え子/の約二十年の生活をえがいた物/語である。瀬戸内海の小島のの/どかな風物と人情をユーモラス/に書きながら、作者は他の作品/には見られぬ激しさで、戦争の/もたらす不幸、貧しいものがい/つもしいたげられていることへ/の怒りを訴えている。


 カバー裏表紙折返し、最下部左下に小さく「カバー 暁美術印刷」、右下にKBマーク。(以下続稿)

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 先刻放映されていたNHKテレビ「サラメシ」の「シーズン7 第7回」の「福島の勝負服テーラー」のコーナーのBGMに、5月18日付「高梨みどり『Order-made』(1)」に取り上げた、NHK 月曜ドラマシリーズ「オーダーメイド〜幸せ色の紳士服店〜」のテーマが流れていた。
7月29日(日)追記】今朝民放で放映されていた旅番組でも同じテーマが使用されていた。番組の音楽担当がこのドラマのファンで、思い出して使ったと云う訳でもあるまいから、千住氏の傑作選CDにでも入っているのであろう。

*1:8月1日追記】五十八版と比較して見た(2013年2月9日付(09)に五十八版と比較しつつメモした八十三版とも付き合わせながらメモして置く)。奥付の上半分は五十八版に一致。縦組み部分の異同はそれぞれの発行日、「電話〈編集部(〇三)三八一七―八四五一/営業部(〇三)三八一七―八五二一〉」は五十八版とも八十三版とも異なる。断り書きは八十三版に同じ、匡郭下辺の上下にある横組みの文字も八十三版に同じ。目録は1頁6点の「角川文庫ベストセラー」が2頁。