瑣事加減

2019年1月27日ダイアリーから移行。過去記事に文字化けがあります(徐々に修正中)。

遠藤周作『海と毒薬』(05)

新潮文庫1402(1)
①昭和三十五年七月十五日発行
②昭和四十七年二月十日十八刷改版(182頁)*1
・昭和六十一年一月三十日四十九刷 定価220円*2
③昭和六十一年十二月二十日五十三刷改版(174頁)*3
・平成二年五月二十五日六十四刷 定価214円*4
・平成九年四月三十日七十八刷 定価362円

海と毒薬 (新潮文庫)

海と毒薬 (新潮文庫)

④平成十五年五月三十日八十九刷改版(208頁)定価362円*5
・平成十五年八月二十日九十刷 定価362円
・平成十六年六月五日九十一刷 定価362円
・平成十八年六月五日九十五刷 定価362円
・平成二十年六月五日百刷 定価362円
・平成二十年八月十日百一刷 定価362円
・平成二十二年一月二十日百二刷 定価362円
・平成二十二年六月十日百三刷 定価362円
・平成二十四年六月十日百五刷 定価362円*6
 差当り、③七十八刷と④八十九刷改版とを比較して見る。
 カバー背表紙、明朝体白抜きで、青緑色地の上部に標題、中央やや下に著者名、下部を白く抜いてその中に黒のゴシック体で[え 2 1]すぐ下にゴシック体白抜きで「新潮文庫」最下部、黒のゴシック体で③七十八刷「\362」であったのが④八十九刷改版は「\362」に黒の下線。
 カバー裏表紙、組み直されているようだが一致。ここは定価やISBNコード等が異なるものと比較する際に記述することとする。
 カバー表紙折返し、写真と名前、生没年は一致。紹介文の異同は、1行め冒頭③七十八刷「1923(大正12)年、東京生れ。」が④八十九刷改版「東京生れ。」に、③七十八刷5行め「'55年『白い人』で」が、④八十九刷改版4〜5行め「1955(昭和/30)年「白い人」で」に、③七十八刷10行め「『深い河』等。'95年、/」が④八十九刷改版10〜11行め「『スキャンダル』等。'95(平/成7)年、」となっている。右下に明朝体縦組みで「カバー 並河萬里」*7
 カバー裏表紙折返し、上部は「―――――――新潮文庫―――――――/遠藤周作の本|」で、破線で左右に分けており、③七十八刷は左側13点「白い人・黄色い人/海と毒薬/留 学/月光のドミナ/大変だァ/影法師/母なるもの/彼の生きかた/ボクは好奇心のかたまり/砂の城/悲しみの歌/沈 黙/イエスの生涯」、破線があって右側13点「キリストの誕生/死海のほとり/王国への道/真昼の悪魔/王妃 マリー・アントワネット(上・下)女の一生(一部・二部)/侍/冬の優しさ/十一の色硝子/スキャンダル/ファーストレディ(上・下)/人生の同伴者(対談)/王の挽歌(上・下)」であったが、④八十九刷改版は左側12点右側11点になっており、左4・5点め「月光のドミナ/大変だァ」右8・9点め「冬の優しさ/十一の色硝子」右11・12点め「ファーストレディ(上・下)/人生の同伴者(対談)」がなくなっており、左側は「キリストの誕生」まで、右側は「死海のほとり」からで、最後の3点、9〜11点め「夫婦の一日/狐狸庵閑話/満潮の時刻」が追加されている。下部に小さく「カバー印刷 錦明印刷  デザイン 新潮社装幀室」とあるのは一致。(以下続稿)

*1:2018年3月18日追加。

*2:2018年3月18日追加。

*3:2018年3月18日追記】投稿当初②にしていたが③に改めた。以下同じ。

*4:2015年2月24日追加。

*5:2018年3月18日追記】投稿当初③にしていたが④に改めた。以下同じ。

*6:11月22日追加。

*7:「カバー表紙同じ」とメモしていたが、下書きでは書影は③七十八刷と④八十九刷改版の間に貼られていて、この間に改装があったかの如くである。画像検索してみると同じ並河氏の写真を使用しているが四周に枠がなく、標題と著者名の位置も異なるカバー表紙が数多くヒットするが、改装の時期は分からない。そこで確認の機会を得るまで下書きの位置のまま書影を貼ることにして、ひとまずカバー表紙については保留として置くこととする。