瑣事加減

2019年1月27日ダイアリーから移行。過去記事に文字化けがあります(徐々に修正中)。

夏目漱石『こゝろ』の文庫本(09)

・角川文庫(6)
 角川文庫235は2012年10月27日付(1)で一八八版を見たのみであったが、それ以前の版を見たので、一八八版と比較しつつ、記述して置く。
【九十六版】昭和二十六年八月二十五日初版発行・昭和五十四年六月二十日九十六版発行・¥220・272頁
 カバー表紙折返し、上部に横組みゴシック体で「こゝろ」と題して、以下明朝体9行(1行17字)の紹介文。これは一八八版のカバー裏表紙の中央にゴシック体11行(1行14字)の紹介文と同文。異同を挙げるに、1行め「後期3部作」→「後期三部作」、4行め「ぎりぎりの所まで/」→5行め「ぎりぎりのところまで」、7〜8行め「「則/天去私」→9行め「「則天去私」」、9行め「/大正3年作。」→11行め「/大正三年作。」。下部に「野性時代」の広告。最下部右寄りに「カバー 栃折久美子」。
 カバー裏表紙折返しは1月2日付「夏目漱石『草枕』の文庫本(2)」で見た角川文庫722『草枕二百十日』改版三十八版に一致。
 カバー裏表紙、白地で最下部左寄りに「[¥220]  0193-100112-946(2)」とある。
 カバー背表紙、くすんだ水色で明朝体で上部に標題、中央やや下に著者名、下部に「角川文庫 緑 一」その下、分類票貼付のため見えないが透かして見るに「―12 ―」とあるらしい。その下に明朝体で「\220」。
 本体表紙、朱を漉き混んだ厚紙になっているのは同じ。(以下続稿)