瑣事加減

2019年1月27日ダイアリーから移行。過去記事に文字化けがあります(徐々に修正中)。

松本清張『二重葉脈』(1)

・角川文庫3273(1)
・昭和四十九年五月三十日初版発行(600頁)
・昭和五十一年十二月二十日六版発行・¥490
・昭和六十二年一月三十日二十二版発行・定価620円
・平成二年一月三十日二十六版発行・定価660円
 カバー表紙は伊藤憲治の装幀で、2013年5月15日付「角川文庫の松本清張(6)」にある通り。背景は大部分が緑色で、下部に紺色、その間に青や鶯色が挟まる。左下方から葉の落ちた木の枝が中央へ伸び、上方からも別の枝が伸びているのが黒で表現される。中央左上に灰色のナンバープレートがあり濃い灰色で「5961」の数字。
 カバー表紙折返し、上部の紹介文と下部の「カバー 伊藤憲治」一致、その間は2013年3月5日付「角川文庫の「野性時代」の広告(1)」で見た広告の、六版は①、二十六版は③が、2013年9月13日付「角川文庫の「月刊カドカワ」の広告(1)」で見た広告の①が二十二版には入っている。
 カバー背表紙については、2013年4月17日付「角川文庫の松本清張(5)」及び2013年5月15日付「角川文庫の松本清張(6)」に補足して置いた。
 カバー裏表紙折返し、左下に小さく「カバー 暁印刷」右下にKBマークがあるのは同じ。「角川文庫松本清張作品集」は六版はまだ左右2列になっていないが下部まで詰まっており横長の明朝体で「或る「小倉日記」伝/顔 ・ 白 い 闇/カルネアデスの舟板/無 宿 人 別 帳/真 贋 の 森/小説 帝銀事件/かげろう絵図 前・後/霧  の  旗/佐 渡 流 人 行/徳 川 家 康/黒 い 福 音/落     差/天保図録 上・中・下//考 え る 葉/神と野獣の日/アムステルダム運河殺人事件/人 間 水 域/葦 の 浮 船/日光中宮祠事件/内 海 の 輪/二 重 葉 脈/生けるパスカル/聞かなかった場所/彩色江戸切絵図/山 峡 の 章/水  の  炎」の26点29冊。二十二版は2013年3月7日付「松本清張『内海の輪』(1)」で見た、角川文庫3251『内海の輪』二十三版の定価380円のカバーにあったものの「美しき闘争(上)(下)」まで33点39冊、二十六版は「野盗伝奇/紅い白描 信玄戦旗」3点が追加されて40点48冊になっている。
 カバー裏表紙、六版は2013年5月15日付「角川文庫の松本清張(6)」に述べた通りで、左下に「[¥490] 0193-122725-0946(0)」、二十二版と二十六版は白地で、上部に1行で二十二版は「ISBN4-04-122725-9 C0193 \620E 定価620円」、二十六版は最後「P680E 定価680円」定価の下に細いゴシック体で「(本体660円)」と変わっている。
 本体の表紙は、六版は格子模様の透かしの入った古いもので、二十二版・二十六版は赤を漉き込んだもの。(以下続稿)