瑣事加減

2019年1月27日ダイアリーから移行。過去記事に文字化けがあります(徐々に修正中)。

「新潮社の辞典!」の広告(10)

 2013年3月25日付(01)を投稿した頃には都内勤務で、昭和の新潮文庫が並んだ公立図書館を歩いて幾つも回れたから(都内までは電車だが)カバー折返しの広告に変遷のあることに気付いて辿って見ようなどと云う発想になったのだった。角川文庫のカバー折返しにある雑誌や映画の広告を拾い集めたのも同じ発想からである。
 しかし、その後都内勤務ではなくなって、しかし都下の図書館は文庫本の所蔵数が都内ほどではなく、隣の市の図書館でも相互利用の協定を結んでいなかったりネットでの予約や延長が出来なかったり制限も多く、場所も分散していて駅から遠く自転車でかなり時間を掛けて回らないといけない。それで、都下勤務になってからも都内の図書館に通い続けていたのだが、コロナを機にそれは殆ど止めにした。1990年春に上京して以来、何年か都民でなくなった時期もあったが、20年以上都内に通学・通勤して来て、居住地に続いて勤務地も都下になっても、都内の図書館通いが習慣化されていたのである。何か入り用な本があるとあそこの区立図書館に行けば良い、と云う発想が染み付いていた。
 しかし、2020年春までで幾つかの区の図書館には通うのを止めた。都下の図書館も相互利用協定の締結が進んでいる。それに祖母の遺品を始め、自分のものも色々と整理しないといけない。都内に出勤して、少し歩けば図書館に行き当たるような按配だったからこその道楽だったのだ。以前は、図書館通いのこともあり都内勤務の希望を出していたのだが、都下の生活ですっかり落ち着いてしまった。もう何十冊も本を抱えて歩けない。それでも以前通い慣れた場所だから、Googleストリートビューなぞで以前歩いた場所の現況を眺めて、違ってしまったところがあったとしても、やはり懐かしい気がするのだけれども。
 それはともかく、この2013年3月25日付(01)に紹介したものを①として、以下⑤’も含めて⑨まで、これまで10種を確認していたが、祖母の蔵書から更に早いものが見付かった。よって既に与えた番号は全て1つずつズラすことにする。
①『王朝文学論』四刷*1(昭和四十七年十月三十日)¥160
匡郭11.8×6.1cm、上部にゴシック体横組み「新潮社の三大辞典 」。3点で標題は明朝体の太字、割書はゴシック体、また編者と定価・送料もゴシック体、仕切の縦線は長さ10.4cm。まず「〈現代語/古 語〉新潮国語辞典」この標題の下に小さく「《監修》久松潜一/《編集》山田俊雄 築島 裕」最下部に横組みで「¥1400/〒200 」左に明朝体で説明が1行「総語彙十三万八千語。初めて現代語と古語を小型判一冊に集成した画期的国語辞典。 」、次に「〈新/潮〉世界文学小辞典」この下に小さく「伊藤 整 河盛好蔵 高津春繁 佐藤 朔/高橋義孝 手塚富雄 中野好夫中村光夫 西川正身 吉川幸次郎」最下部に「¥2500/〒200 」左に説明「古今東西の文学者三千五百人とその作品を初め世界文学のすべてを収める画期的辞典。」。最後に「〈新/潮〉日本文学小辞典」この下に小さく「伊藤 整 川端康成 瀬沼茂樹 中村光夫久松潜一 平野 謙 山本健吉 吉田精一」最下部に「¥2500/〒200 」左に「記紀万葉の古典から現代文学まで、川端康成氏ほか六百人の執筆者が達意の文章で解説。」
 まだこれ1点しか見ていない。2013年3月25日付(01)に紹介したものとの異同は、各冊の定価・郵送料の他は『新潮国語辞典』に角書〈改/訂〉がなく《編集》に小林芳規の名がないことである。『新潮国語辞典』は昭和40年(1965)11月30日第1刷発行、改訂は昭和49年(1974)刊。(以下続稿)

*1:この本は2023年8月20日付「祖母の蔵書(140)王朝文化」の【2024年3月16日追記】に紹介した。