瑣事加減

2019年1月27日ダイアリーから移行。過去記事に文字化けがあります(徐々に修正中)。

『ほんとうにあったおばけの話』(06)

 最初は全5巻であったこのシリーズだが、9月15日付(04)でも触れたように、翌年に5巻が追加されて全10巻になっている。
 最初の5巻と、追加の5巻の性格はやや異なるのだが、それは全10巻を一通り眺めてから述べることにして、以下、『ゆうれいの泣く学校(ほんとうにあったおばけの話⑥)』(1991年7月初版第1刷発行・定価971円・148頁)の細目から記述して置きたい*1

いながきがん(稲垣元臣)「ゆうれいの泣く学校」(8〜20頁)
  ……(わたしの直接体験です)昭和三十年代
原直子あの世とこの世のあいだ」(21〜31頁)……(わたしの直接体験です)三年まえ
五十嵐よしみち「トンネルにうかぶ人かげ」(32〜39頁)……(わたしの直接体験です)昭和六十年
原あやめ「さいごの訪問」(40〜51頁)
  ……(わたしの直接体験です)三十年ほどまえの、わたしが五年生のとき
大原興三郎「大漁の夜のゆうれい」(52〜62頁)……(Fさんからきいた話です)
北村けんじ「ふたつのひとだま」(63〜70頁)……(わたしの直接体験です)五十年ほどもたつ
石井和代「ゆれる白いかげ」(71〜79頁)……(わたしの直接体験です)師範学校
古田島由紀子「ダルのいる山やま」(80〜91頁)……(わたしの直接体験です)四年まえ/夏
児玉聰美「白いパジャマ」(92〜102頁)……(友人からの聞き書きです)
植木雅子「見おくりにきたあの子」(103〜109頁)……(恩師からの聞き書きです)戦争
一色悦子「プールの水底の手」(110〜121頁)……(わたしの直接体験です)
竹田まゆみ「親孝行作戦はコワーイ」(122〜133頁)
  ……(わたしの直接体験です)大学を卒業するすこしまえ/三十年以上もむかし
佐々木赫子「やなぎのきもの」(134〜143頁)
  ……(わたしがおばさんにきいた話です)昭和のはじめごろ

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 ⑥〜⑩の各巻も4〜5頁(頁付なし)が「もくじ」、6頁(頁付なし)右下に「編集委員日本児童文学者協会)」として「菊地ただし/木暮正夫/斎藤晴輝/柚木象吉」、「表紙・カバーデザイン/イラスト」が「菊池由利子」であるのは①〜⑤と同じだが、「さし絵」は「勝田伸一 きくちまる 紺野純一/斎藤由江 長谷川芳一」とあって、こくれけんじろう・藤田ひおこが抜けて、斎藤・長谷川の両氏が入っている。

*1:2018年12月13日追記】投稿時に表示出来なかった書影を補った。