瑣事加減

2019年1月27日ダイアリーから移行。過去記事に文字化けがあります(徐々に修正中)。

『ほんとうにあったおばけの話』(10)

 最後。
 『午後六時ののろい(ほんとうにあったおばけの話⑩)』(1991年7月初版第1刷発行・定価971円・148頁)*1
中野みち子「午後六時ののろい」(8〜18頁)……(友人からきいた話をもとにしました)
尾上尚子「わらわは稲荷大明神」(19〜28頁)
  ……(友人の体験談です)昭和三十年(一九五五年)十月三日
森田文「ひづめの音」(29〜37頁)
  ……(植木屋の荒木■■郎さんにききました)昭和十八年(一九四三年)
中村君江「赤いりんご」(38〜47頁)……(わたしの直接体験です)中学一年生だったわたし
たぐちきょうこ(田口京子)「秋田犬ジョン」(48〜55頁)
  ……(わたしの直接体験です)あれから十年以上たったいま
関谷ただし「のろいのくぎ」(56〜62頁)……(東京・西多摩に住むかたにきいた話です)
しかたしん(四方晨)「くつ塚の子どもたち」(63〜69頁)
  ……(聞き書きです)昭和三十四年(一九五九年)
田代美津子「生き霊からの知らせ」(70〜80頁)
  ……(二年ほどまえ親せきの者が体験した話です)
横田ひろ子「よし子さんおねがい!」(81〜91頁)……(友人からの聞き書きです)
菊池俊「七人ぼうずのたたり」(92〜101頁)
  ……(わたしの体験をもとにして書いたものです)いまから三十年まえ
赤座憲久父の手のサレコウベ」(102〜113頁)
  ……(わたしの直接体験です)太平洋戦争のさなか/敗戦の年の正月すぎ
中島千恵子「ばけものの鐘」(114〜120頁)……(聞き書きです)
松浦一彦「よびにきた たましい」(121〜132頁)……(わたしの直接体験です)中学二年生の秋
向坂唯雄「機関車に出たおばけ」(133〜80頁)
  ……(わたしの友人から取材しました)昭和二十年(一九四五年)

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 このシリーズ全10巻の著者は117人で、131話だから14人が2話書いていることになる。複数話書いている人は、当初全5巻だった前半に1話載せていた人が後半にもう1話載せている。『現代の民話・おばけシリーズ』に参加していた著者は21名で、うち11名が『現代の民話・おばけシリーズ』からの再録、9名は新しい話を寄せている。そして1名・植木雅子のみ、前半に『現代の民話・おばけシリーズ』から再録、そして後半に新たな寄稿をしている。2話を寄せているのは植木氏を含め4名である。

*1:2013年8月8日追記】標題が何故か落ちていたのを補った。