瑣事加減

2019年1月27日ダイアリーから移行。過去記事に文字化けがあります(徐々に修正中)。

北杜夫『楡家の人びと』(4)

新潮文庫(3冊)(2)
 昨日の続きで、残りの2冊について。
新潮文庫9251 第二部

楡家の人びと 第二部 (新潮文庫)

楡家の人びと 第二部 (新潮文庫)

・平成二十三年七月五日発行(404頁)定価590円
・平成二十三年十一月三十日四刷・定価590円
・平成二十四年一月五日五刷・定価590円
・平成二十五年四月五日六刷・定価590円
 カバー、裏表紙折返し「―――新潮文庫―――/北杜夫の本|」は四刷・五刷は第一部の三刷・五刷に一致、六刷は14点めに「若き日の友情―辻邦生北杜夫 往復書簡―/(辻邦生共著)」が追加されている。
 カバー裏表紙右の紹介文、書出し1行めが初刷・四刷「関東大震災による建物の消失、圧倒/」となっていて、どうも斜め読みで書いているらしいのだが、流石にこれは五刷で「豪壮な建物の失火による焼失、圧倒/」と訂正されている。
 本体、第二部にのみ目録があって10頁、7頁めまでは、2頁めの6点め庄野潤三著『けい子ちゃんのゆかた』が四刷では坂口安吾著『堕落論』に、3頁めの6点め斎藤茂太斎藤由香著『モタ先生と窓際OLの心がらくになる本』が六刷では斎藤明美著『高峰秀子の捨てられない荷物』に、6頁めの6点め島尾敏雄著『「死の棘」日記』が四刷で沢木耕太郎著『深夜特急―香港・マカオ』に、7頁め4点め大江健三郎著「洪水はわが魂に及び/野間文芸賞受賞(上・下)」が四刷で同じ著者の『美しいアナベル・リイ』に差し替えられている。最後の3頁は「新潮文庫最新刊」。
 なお、2頁めの2番めまでの8点が「北杜夫著」でカバーと比較するに、カバーの2番め「幽霊/―或る幼年と青春の物語―」と6番め「木精/―或る青年期と追想の物語―」7番め「さびしい王様」の3点が抜けている他は、カバーの11番めまで同じ順で並んでいる。
 他に異同は奥付の発行日のところ。
新潮文庫9252 第三部
楡家の人びと 第三部 (新潮文庫)

楡家の人びと 第三部 (新潮文庫)

・平成二十三年七月五日発行(382頁)定価552円
・平成二十三年十一月十五日三刷・定価552円*1
・平成二十三年十一月三十日四刷・定価552円*2
・平成二十四年一月五日五刷・定価552円
・平成二十五年四月二十五日六刷・定価552円
 カバー、裏表紙折返しの「―――新潮文庫―――/北杜夫の本|」が五刷13点が六刷14点でそれぞれ第二部に一致*3。本体は奥付のそれぞれの発行日が異なるのみ。(以下続稿)

*1:4月9日追加。

*2:4月9日追加。

*3:4月9日追記】三刷・四刷は13点のものに一致。