瑣事加減

2019年1月27日ダイアリーから移行。過去記事に文字化けがあります(徐々に修正中)。

太宰治『斜陽』の文庫本(19)

・角川文庫26(3)
【百十三版】昭和二十五年八月十五日初版発行・平成七年五月三十日百十三版発行・定価301円・190頁
 まずは百十三版について、2012年8月5日付(09)にメモした百十二版、2013年2月12日付(17)にメモした百十五版と比較しつつ、メモして置く。
 本体は1頁(頁付なし)扉の鳳凰は百十二版と同じで翼と脚を広げ羽を銜えている。奥付、鳳凰は扉と同じで、異同はそれぞれの発行日、電話番号の市外局番(〇三)の次の4桁は百十二版と同じ「三八一七」、郵便番号と振替番号は「〒一〇二 振替〇〇一三〇―九―一九五二〇八」の1行で百十二版とも百十五版とも異なっている。「印刷所――」と「製本所――」は百十二版に同じ。残りの5行も百十二版に同じ。匡郭下辺の上下にある文字も百十二版に同じ。
 カバーは百十二版に同じ。
 それから、九十三版も見た。
【九十三版】昭和二十五年八月十五日初版発行・昭和六十一年七月二十日九十三版発行・定価220円・178頁
 カバーは九十二版に一致。
 本体の異同は奥付の発行日と、「印刷所――」が九十二版「文宝堂製本」九十三版「千曲堂製本」のみ。
 目録も同じでまず10頁が「角川文庫目録 現代日本文学(緑帯)1985年8月」の(2)〜(11)頁で一致、最後の2頁は1頁に10点、著者・標題・説明(1行14字×2行)の「角川文庫 最新刊」の(49)頁(50)頁で、内容は全く違う。(以下続稿)