瑣事加減

2019年1月27日ダイアリーから移行。過去記事に文字化けがあります(徐々に修正中)。

美内すずえ『ガラスの仮面』(43)

 『ガラスの仮面』について、2012年1月11日付(42)までしばらく取り上げていたのが中絶してしまったのは、当時私は某区立のH図書館で文庫版を、K図書館で単行本を借りていたのだが、H図書館の文庫版が除籍になったらしく見当たらなくなり、メモは取ってあっても投稿前には矢張り両者並べて確認して置きたいのもので、しかしそれがままならなくなり、何だか続けづらくなったためである。もちろん買えば良いのだけれどもそこまで徹底的にやろうとまでは思っていない。
 それから、単行本のある図書館の方は私の生活圏からは少し離れており、かつ2011年12月22日付(29)に書影を示した単行本第15巻が、借りて読んだ後に書棚に見当たらなくなり、これも除籍になったらしいのだがそのまま補充されず、第15巻に該当する部分のメモが上げられなくなってしまったのである。この辺りの事情は、2011年12月29日付(35)にも触れている。
 けれども、こんな本を見掛けて借りてみたので、少し続けようという気になった。
花とゆめ OFFICIAL GUIDE『ガラスの仮面 スーパー演劇ガイドブック』

 平成10年9月21日初版発行・定価980円・白泉社・201頁・単行本並製。

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 そこでまずは、草稿のままに眠らせてある断片を出して見よう。

・文庫版第10巻261頁4コマめ、マヤが真澄の家で目が覚め、(よ よりによってあの冷血仕事鬼の家に…!)と思うのだが、ここまでは「冷血仕事虫」だった。ここのところ、初め単行本第17巻を第53刷(1994年9月15日発行)で読んだときには気付かなかったし、今は借りて来ている第62刷(2011年3月15日発行)を見るに、107頁の同じところは(よ よりによってあの冷血仕事虫の家に…!)となっている。文庫版で変えたのだろうか。


 以上は2011年12月27日作成、2012年1月10日補訂。どうしてこんな断片のみがそのままになっているのか、もちろん記憶していないが、この辺りを取り上げた2011年12月24日付(31)よりも後に気付いたためであろう。(以下続稿)