瑣事加減

2019年1月27日ダイアリーから移行。過去記事に文字化けがあります(徐々に修正中)。

山岸凉子『白眼子』(1)

・潮漫画文庫(二〇〇六年六月二四日第一刷発行・定価571円・潮出版社・238頁)

白眼子 (潮漫画文庫)

白眼子 (潮漫画文庫)

 このカバー表紙は本編とは全く関係がないらしく、このような登場人物も出て来ません。
 同じカバー表紙の本がありますが、未見です*1 奥付の前の頁(頁付なし、239頁に当たる)の左下に縦組みで小さく、

初出
白眼子
「月刊コミックトムプラス」(潮出版社)二〇〇〇年五月〜九月号に掲載
 
鳥向楽
「ASUKA](角川書店)一九八六年十一月号に掲載
 
天沼矛
「グレープフルーツ」(新書館)一九八六年二七号
 
初出単行本
「白眼子」は『白眼子』(潮出版社・二〇〇〇年十二月発行)、
「鳥向楽」は『瑠璃の爪』(角川書店・一九八七年八月発行)、
「天沼矛」は『時じくの香の木の実』(角川書店・一九八七年二月発行)
にそれぞれ所載されました。

とあって、収録作のうち「鳥向楽」が重なっています。
 収録作が異なる単行本は未見。

白眼子 (希望コミックス (343))

白眼子 (希望コミックス (343))

 カバーのレイアウトは潮漫画文庫『ツタンカーメン』に同じく、カバー表紙の左端に横転したアルファベットの標題(大文字)と作者名、背表紙は黒地に白抜き明朝体太字で上部に標題*2、下部に作者名、その下は貼付されている分類票に隠れているが小さく「潮漫画文庫 571」とあるようです。
 カバー裏表紙、左上のバーコード1つめ「97842670717407」、2つめは『ツタンカーメン』に同じ。右上の1行め「ISBN4-267-01740-9」、以下4行は『ツタンカーメン』に同じ。中央の左、蓮の花の上で合掌する幼児風の地蔵で、背景は白ですが単行本のカバー表紙と同じもの縮小で、下に茎がもう少し描かれています。その下に黒の長方形(5.6×3.1cm)、中央の右に明朝体太字で標題がありその下に二重線(4.7cm)があって、その下に明朝体の紹介文、題名は太字です。

白眼子 昭和21年、小樽。戦災孤児の少女/の前に、運命を大きく変える男が現れた!*3
鳥向楽 最も美しい鳥、迦陵頻伽は、仕事/を怠けたため、文殊菩薩の怒りにふれる!*4
天沼矛 神さまの流した涙が水沼となった/時、とつぜん沼矛のことを思い出したのです。*5


 カバー表紙折返しの作者の紹介文は4月4日付「山岸凉子『ツタンカーメン』(10)」に引いた潮漫画文庫『ツタンカーメン』に同じ。
 カバー裏表紙折返しは上と左が白く大半は黒(14.1×6.9cm)で、上部に縦組み白抜きで、ゴシック体で「既刊大好評発売中!!」二重線(7.4cm)があって、明朝体で上段に「山岸凉子の本希望コミックス/「ツタンカーメン」全4巻/「鬼」全1巻/「青青(あお)の時代」全4巻/「白眼子」全1巻」下段は1行分空けて「潮漫画文庫/「ツタンカーメン」全3巻/「鬼」全1巻/「青青(あお)の時代」全3巻/「イシス」全1巻」とあります。(以下続稿)

*1:収録作品では後述するように「鳥向楽」が重複しますが、「鳥向楽」に関連するカラーイラストでもないようです。

*2:ルビ明朝体「はくがんし」。

*3:ルビ「はくがんし」。

*4:ルビ「ちょうごうらく・かりょうびんが」。

*5:ルビ「あめのぬぼこ・みぬま・ぬぼこ」。