・角川文庫3637(3)
昨日の続きで角川文庫3637(六十二版)と角川文庫14269(改版初版)の本体の比較、表題作については昨日済ませているので、今日は併載の2作品について比較して見る。
・六十二版115頁(頁付なし)改版初版117頁(頁付なし)「悪夢の真相」の扉。
六十二版の挿絵は121・133・145・157・167・183頁の全6図。
「文一のへや」六十二版116頁1行め*1→改版初版119頁1行め
「般若の面」六十二版122頁13行め→改版初版125頁8行め
「ハサミをもった女」六十二版126頁2行め(〜132頁15行め)→改版初版129頁2行め
「母のこごと」六十二版134頁1行め→改版初版136頁11行め
「高所恐怖症」六十二版136頁8行め(〜139頁15行め)→改版初版139頁6行め
「とけい塔の冒険」六十二版140頁1行め(〜143頁16行め)→改版初版143頁4行め
「長い橋の恐怖」六十二版144頁1行め(〜149頁17行め)→改版初版147頁9行め
「男のクビ」六十二版150頁1行め(〜151頁16行め)→改版初版152頁14行め(〜154頁15行め)
「父の秘密」六十二版152頁1行め(〜155頁15行め)→改版初版155頁1行め
「深夜の声」六十二版156頁1行め→改版初版159頁6行め(〜162頁15行め)
「悪夢のかたち」六十二版160頁2行め→改版初版163頁1行め
「帰 郷*2」六十二版164頁6行め(〜169頁17行め)→改版初版167頁8行め
「幼友だち」六十二版170頁1行め→改版初版172頁9行め
「橋の上の会話」六十二版175頁2行め(〜177頁17行め)→改版初版178頁4行め
「午後の記憶」六十二版178頁1行め→改版初版181頁9行め
「芳夫のけんか」六十二版181頁7行め(〜186頁3行め)→改版初版185頁4行め(〜189頁5行め)
・六十二版187頁(頁付なし)改版初版191頁(頁付なし)「果てしなき多元宇宙」の扉
六十二版の挿絵は193・205・213・223頁の全4図。本書全体で挿絵20図。
「不良高校生」六十二版188頁1行め*3→改版初版193頁1行め
「男らしさということ」六十二版192頁2行め→改版初版197頁13行め
「大惨事?*4」六十二版197頁3行め→改版初版202頁4行め
「消えた鍵盤*5」六十二版201頁3行め(〜204頁17行め)→改版初版206頁10行め(〜210頁14行め)
「世界がくるった!」六十二版206頁1行め→改版初版211頁1行め
「悪夢の中の格闘」六十二版210頁7行め→改版初版215頁13行め
「スーパーマン史郎」六十二版215頁11行め→改版初版220頁5行め
「わたしをもとにもどして」六十二版220頁4行め(〜225頁5行め)→改版初版225頁4行め(〜229頁12行め)
六十二版226頁は筒井康隆の略伝。*は標題の最後の文字の右傍に打たれているが、標題の最後に小さくして添えることにした。
筒井康隆
昭和九年(一九三四)―。大阪に生まれる。昭和三二年同志社大学文学部卒業。推理作家/協会、SF作家クラブ会員。
〔主要著書〕「東海道戦争」「アフリカの爆弾*」「幻想の未来*」「ホンキイ・トンク*」「わが良/き狼*6*」「筒井順慶*」「脱走と追跡のサンバ*」「俗物図鑑」「将軍が目醒めた時」「ウィークエン/ド・シャッフル」「にぎやかな未来*」「革命のふたつの夜*」「日本列島七曲り*」「時をかける少/女*」「緑魔の町*」「筒井康隆全童話*」「ミラーマンの時間*」「農協月へ行く*」「腹立半分日記*」/ほか多数。
*印 角川文庫所収
初版当時のものではなく、初版から6年余後のものである。
奥付については、変わっていることが多い箇所をメモして置いた。すなわち、初版と六十二版の発行日があり、「電話〈編集部(〇三)三二三八―八四五一/営業部(〇三)三二三八―八五二一〉」続いて「〒一〇二―八一七七/振替〇〇一三〇―九―一九五二〇八/印刷所――新興印刷 製本所――多摩文庫」*7、送り先は「小社営業部サービスセンターに/」*8。匡郭下辺の上、右寄りに「©Printed in Japan」、下の左寄せ「つ 2-7」*9右寄せISBNコードとCコード。奥付の裏は「角川文庫発刊に際して」。
目録については2014年3月12日付「「角川文庫クラシックス」の目録(2)」に追加して置いた*10。(以下続稿)
*1:章見出しの前を他の2作品のように1行余計に空けない。
*2:改版初版は字間2字分。
*3:章見出しの前に表題作と同じく1行余計に空白。
*4:改版初版は漢字の字間2箇所に半角スペース。
*5:ルビ「けんばん」。
*6:ルビ「ウルフ」。
*7:【11月5日追記】五十九版は印刷所は同じで「 製本所――文宝堂」。
*8:【11月5日追記】五十九版の送り先は「角川ブック・サービス宛に/」。
*9:【11月5日追記】五十九版は「つ 2-10」。
*10:【11月5日追記】五十九版の角川源義「角川文庫発刊に際して」に続く目録は「角川文庫の名作/語り継ぎたい一冊がある。」が9頁、10〜12頁めは「角川文庫最新刊 」で1頁6点、明朝体で標題、ゴシック体で著者名、明朝体3行(1行10字)の紹介文。