瑣事加減

2019年1月27日ダイアリーから移行。過去記事に文字化けがあります(徐々に修正中)。

美内すずえ『ガラスの仮面』(26)

 続き。ちょっと息切れしてきた。
 単行本第14巻60頁3コマめはまた「里美さん」である。以後、62頁2コマめ・5コマめは「里美茂」、78頁3コマめ〜79頁4コマめ「里美さん」、82頁4コマめも「里美さん」であったが、83頁6コマめは12月8日付(24)にその一部、単行本第13巻177頁文庫版第8巻215頁)4コマめの台詞を引用した、里美茂の親衛隊のリーダー・洋子の言葉をマヤが頭の中で反芻しているが、以下のようになっている。

洋子の顔:「いいこと! 里見茂はあたし達のものよ/あんたに勝手なまねはさせないわ/いいわね いつだってあたし達が見はっているんだから……」


 ここは文庫版では第8巻303頁だが、「里美茂」に修正されている。
 文庫版第8巻の巻末311頁単行本第14巻91頁単行本第14巻92頁文庫版第9巻の巻頭4頁。下の余白にある、リボンのついたバラの枝1本のカットは同じだが、その右下に文庫版では小さく次の断り書き(横組み)が入っている。単行本にはない。

★この作品はフィクションです。実在の人物・
団体・事件などにはいっさい関係ありません。

 
 この辺りは、マヤに対して陰湿な攻撃が加えられる場面だが、乙部のりえはまだ登場していない。それはともかく、その当時、モデルとなる人物や事件などの詮索が行われたりしたのだろうか*1。芸能界に詳しくない私には、皆目見当が付かないけれども。(以下続稿)

*1:【12月23日追記】この注記は、私がこの時点まで見落としていただけで、別にこの巻の内容が特に問題だから付けられた、という訳ではなかった。12月23日付(30)の最後を参照。