瑣事加減

2019年1月27日ダイアリーから移行。過去記事に文字化けがあります(徐々に修正中)。

芥川龍之介『羅生門』の文庫本(16)

・角川文庫7499『羅生門・鼻・芋粥』(5)
 2012年12月7日付(06)の続き。
 七版を見た。これまで見た再版・十二版・十六版・十七版・二十二版のうちでは、再版に近い。よって再版を借りて来て、比較して見た。
 まずカバーについて。【再版】のカバーは既に2012年12月6日付(05)にメモして置いた。
 カバー表紙は【再版】にあった「〈改編〉」の文字がなくなっており、2013年1月19日付(07)で見た角川文庫45『羅生門・鼻・芋粥』改版四十三版に一致する。
 カバー表紙折返しもやはり、角川文庫45『羅生門・鼻・芋粥』改版四十三版に一致する(ようだ)。【再版】には最上部の標題に「〈改編〉」が冠されていたが、なくなっている。
 カバー背表紙は淡い緑色地になっていること、【改版】の標題に冠されている「改編」がなくなっている他は一致するようだ*1
 カバー裏表紙は一致。
 カバー裏表紙折返しは上部の「角川文庫芥川龍之介作品集」に10点、1つめの「羅生門・鼻・芋粥」と3つめの「蜘蛛の糸地獄変」に「<改編>」と冠してあったのがなくなっている他は一致。
 本体、扉と奥付の子持枠の最上部に【再版】には「改編」とあったがなくなっている。3頁から213頁まで一致、1頁白紙があって奥付の子持枠以外の異同は、それぞれの発行日、電話番号の市外局番(〇三)の次が「八一七」から「三八一七」に、断り書が「本書の無断複写・複製・転載を禁じます。/落丁・乱丁本はご面倒でも小社通信販売課宛にお送り/ください。送料は小社負担でお取り替えいたします。」若干空けて「 定価はカバーに明記してあります。」となっており、匡郭の下辺の右側上に「©Printed in Japan」と横組みで入っている。他は【再版】に同じ。
 最後に【再版】になかった1頁6点の目録、1頁め「角川文庫ベストセラー」、2〜3頁め「ミステリー」、4〜8頁め「角川文庫最新刊」。

*1:下部の「●270」●に「P」が分類票貼付のため見えない。