瑣事加減

2019年1月27日ダイアリーから移行。過去記事に文字化けがあります(徐々に修正中)。

吉田秋生『吉祥天女』(3)

 3月13日付(2)の続き。
 年甲斐もなく30のオッサンが「六番目の小夜子」をゴールデンウィークの午前中にうかうかと2日連続して見てしまったのだけれども、当時、大河ドラマの集団の表現がちゃちいことに不満を抱いていたので、文化祭で体育館がパニックになるところなど、子供向けのドラマではここまで出来ているにどうして、と思ったものだった。

 個々の役者、例えば北条重時平幹二朗やピーターの北条実時は良かった印象があるのだけれども。
 それはともかく、ドラマ愛の詩六番目の小夜子」は次々と謎が謎を呼び、少し不気味な主題曲も相俟って、恥ずかしながらぐいぐい惹き付けられてしまったのである。
 それで、ようやく吉田秋生吉祥天女』の話になるのだけれども、読み始めて間なしに「六番目の小夜子」を思い出したのだった。
小学館文庫
吉祥天女 (小学館文庫) 全2巻完結セット

吉祥天女 (小学館文庫) 全2巻完結セット

吉祥天女 (1) (小学館文庫)

吉祥天女 (1) (小学館文庫)

吉祥天女 (2) (小学館文庫)

吉祥天女 (2) (小学館文庫)

 単行本(フラワーコミックス)までは手が回っていない。
 もちろん順序としては小学館別冊少女コミック」昭和58年(1983)3月号から昭和59年(1984)7月号に掛けて連載された『吉祥天女』の方が早いのである。
 そのことは更新の滞っている非公式のファンサイト「恩田陸オンライン」の作品紹介「1992年 六番目の小夜子 (ろくばんめのさよこ)」にも指摘されている。(以下続稿)