瑣事加減

2019年1月27日ダイアリーから移行。過去記事に文字化けがあります(徐々に修正中)。

山岸凉子『日出処の天子』(26)

あすかコミックス・スペシャル『山岸凉子全集』(2)
 昨日の続きで、カバーについて。
 カバー裏表紙、上部の金色の枠とその下のアルファベット大文字の作者名はカバー表紙に同じ。イラストは文庫版第一巻6頁上部の法隆寺金堂壁画風の菩薩7躯、うち顔が見えるのは5躯で、各巻共通。左上の余白に表紙と同じく振仮名付の標題と巻数を縮小して入れ、さらに表紙ではアルファベット大文字の作者名の下にあった「山岸凉子全集」をやはり縮小して収め、合計3行の斜体になっている。イラストの下、アルファベット大文字「AMAGISHI」の下に青線を引いて、その左端の下に斜めに「角川書店/定価=590円(本体573円)」とやはり斜体で入っている。最下部1行めゴシック体で「雑誌コード49010-73」2行め「ISBN4-04-923001-1 C0379 P590E」とあって、以下雑誌コードは巻ごとに1つ加算されて『8』は「-80」。ISBNコードの下2桁『2』2-X『3』3-8『4』4-6『5』5-4『6』6-2『7』7-0『8』8-9。
 カバー背表紙、最上部に揚羽蝶のマークとその上に斜めに半角の「あすかコミックス・スペシャ」、中央やや上に裏表紙の金地部分がそのまま斜めに続き、黒の行書体の斜体で標題と白抜きで太く「(〜)」。その下に「山岸凉子全集(〜)」とあって少し空けて最下部にごく小さく横並びで「角川書店AS-1-1(〜8)/」○に「P」。
 カバー裏表紙折返しも各巻共通。内容については目録と対照しつつ後述する。
 カバー表紙折返しも後述する。続いて本体の装幀について見て置こう。
 本体の見返しは『1』は淡い灰色地、『2』『3』は淡い赤紫色地、『4』『5』は淡い橙色地、『6』はくすんだ黄緑色地、『7』は緑色地で、金平糖のような5弁の花型の白を縦長の◇型に並べ、その組み合わせの模様。◇型の中には細かい白のが詰まっていた小紋風の模様。『8』は白で何も刷られていない。私が見たもののうちで増刷時期が一番新しいからだろうか。遊紙はない。
 本体表紙は白地にこれを反転させた模様が入っており、全て紫色。表紙の中央に、紫の●に揚羽蝶のマークと行書体半角白抜き「あすかコミックス・/スペシャル」とある。背表紙中央やや上に、右上がりの紫色の縦長の四角があって縦組み白抜きで「山岸凉子全集1/日出処の天子1」とあって字体はカバー表紙に同じ。最下部近くに右上がりの横長の紫色の横長の四角にゴシック体白抜きで「角川書店」。(以下続稿)