瑣事加減

2019年1月27日ダイアリーから移行。過去記事に文字化けがあります(徐々に修正中)。

山岸凉子『ゆうれい談』(1)

・MF文庫(1)

ゆうれい談 (MF文庫)

ゆうれい談 (MF文庫)

・2002年8月19日初版第1刷発行・定価590円・メディアファクトリー・233頁
 初出は「りぼん」昭和48年(1973)6月号ふろく「りぼん競作まんが全集」第6巻。その後、昭和53年(1978)にSeven Comics(小学館)から同題の「魅力傑作集」が出ているが、ともに未見。
 初出と初刊本の表紙絵は、MF文庫では3頁(頁付なし)「ゆうれい談」のカラー扉絵として収録されている。
 全集にも同題で収録されている。
山岸凉子全集17
 これもやはり未見だが、5月16日付「山岸凉子『日出処の天子』(30)」に引いた、山岸凉子全集20『妖精王3』の巻末目録から、全集『ゆうれい談』の紹介文を抜いて置こう。

山岸凉子先生と漫画家さんが体験/した不思議な話、恐い話を集めた/「ゆうれい談」。「あやかしの館」/「汐の声」も同時収録しました。


 山岸氏の作品集はMF文庫ではもう1冊出ている。
・MF文庫『パイド・パイパー』

パイド・パイパー (MF文庫)

パイド・パイパー (MF文庫)

・2003年7月19日初版第1刷発行・2008年7月31日第2刷発行・定価552円・メディアファクトリー・213頁
 これは収録作品が全て文春文庫『自選作品集』と重複するし、カバー等はMF文庫版『ゆうれい談』と比較しつつ記述するつもりなので、やはり未見の収録作品が異なる同題の単行本を見る機会があったら、そのときに別に記事にして詳細を述べるつもりである。
パイド・パイパー (ユーコミックス (211))

パイド・パイパー (ユーコミックス (211))

 カバー表紙は同じ。単行本のカバー裏表紙のイラストは、MF文庫の1頁(頁付なし)扉のカラーイラストとして使用されている。
 奥付の後に広告が3頁あるが、その最後がMF文庫『ゆうれい談』の広告で、『ゆうれい談』のカバー表紙のイラストを白黒印刷で示し、上部に標題と以下の紹介文。

すべてが実話です。
実際に見たり、聞いたりした話をもとに描いた不思議で怖い短編集。
作られたものではない、本物の恐怖がここに。


 ゴシック体横組みの中央揃え、1行めは大きく「実」と「話」は黒丸●に白抜き。左側に縦組みで作者名、右下にゴシック体横組みで「収録作品」と定価、右下隅に版元のロゴ。(以下続稿)