瑣事加減

2019年1月27日ダイアリーから移行。過去記事に文字化けがあります(徐々に修正中)。

山岸凉子『ゆうれい談』(3)

・MF文庫(3)
 2015年5月24日付(2)の続き。
 奥付の上部に縦長のゴシック体横組みでごく小さく初出が示されている。

(初出誌)
ゆうれい談 1973年りぼん6月号付録
読者からのゆうれい談 1983年バラエティー6〜8月号
ゆうれいタクシー 1993年ハロウィン増刊「眠れぬ夜の奇妙な話」vol.12
蓮の糸 1993年別冊プリンセス5月号
タイム・スリップ 1993年COMICアレ!11月号


 初出誌はまだ(1つも)見ていないが「ゆうれいタクシー」について、2015年3月3日付「山岸凉子『ツタンカーメン』(4)」に挙げた所収単行本、希望コミックス291『ツタンカーメン』第2巻(205〜224頁)と比較して見たのでメモして置く。文庫版では121〜140頁、頁付は単行本206〜213・215・219〜221・223頁、文庫版122〜126・128・129・131・135〜137・139頁にある。
・単行本205頁(頁付なし)→文庫版121頁(頁付なし)枠の外が単行本では少し薄い黒であったが文庫版は白。題は、単行本は枠内の最上部にやや縦長の明朝体太字横組みで入っているが、文庫版は上辺からは離れて細い行書体の横組み。
・単行本211頁1齣めに描かれる「都立F病院」の建物は、右と左に2箇所、塔のようになっているが、遠くの左は頂部まで描かれ、近くの右は頂部が少し欠けている。文庫版127頁(頁付なし)では左の頂部も欠けている(但し円形になっている窓の最上部は欠けていない)。都立府中病院と思われるが現存しないためかネット上には情報が少なく建物の写真もヒットしない。なお、この頁のみ単行本に頁付があって文庫版にはない。
・単行本212頁文庫版128頁)5齣めの(夜中の都立F病院のタクシー乗り場でタクシーの乗った)女性の台詞「東Y市の○○工場の裏*1」は東大和市であろう。
・単行本214頁1齣めに描かれる「その道のつきあたりでお葬式*2を出している家」は、文庫版130頁では2階の窓までで切れているが、単行本では三角形の屋根まで入っている。
・単行本216〜217頁(頁付なし)見開きは、上部も切れているが下部の方が多く切れている。217頁5齣めのサンダルを履いた子供の足が、文庫版133頁(頁付なし)では切れているが単行本には存している。但し文庫版132頁(頁付なし)は右側が単行本よりも若干長く存している。
・単行本218(頁付なし)は、文庫版134頁(頁付なし)では1齣めの上、タクシーの屋根と、3齣めの下、左側の吹き出しの下部が切れている。
・単行本219頁文庫版135頁)5齣め、有髪の運転手の台詞に見える「K市J町の山岸さん」だが、K市の候補はこの周辺だと清瀬市小平市国分寺市ということになる。
・単行本222頁(頁付なし)は、文庫版138頁(頁付なし)では3齣めの右、禿頭の運転手の右腕の一部と、4齣めの下、作者の腋から下、腕と胴の境が細い白の線で示されていたところが切れている。
・単行本224頁(頁付なし)右下に明朝体太字横組みで「「ゆうれいタクシー」完」とあるが、文庫版139頁(頁付なし)にはこの文字を入れる余裕がない。絵が切れているところはない。(以下続稿)

*1:ルビ「ひがし・うら」。

*2:単行本にルビ「そうしき」文庫版ルビなし。