・偕成社文庫2082(5)
昨日の続きで単行本(山中恒みんなの童話3)21刷と比較しつつ、偕成社文庫版(3刷)についてメモして置く。
本文は1頁13行、1行37字。章題は一回り大きい活字で3行取り、7字下げだがその上に内容を象徴するカットがあってこれは単行本と同じ。さらに2行分空白がある。
・「どこかで みたことあるような」9〜22頁(3行め)
章末を余白にして、次の章は新しい頁から始めている。
・「その子は おいらの手をひいて」23〜36頁(4行め)
・「その子が しかえしをたくらむ」37〜50頁(3行め)
・「トンガレが おれといれかわる」51〜64頁(3行め)
・「マス子が あおくなりにげだす」65〜79頁(7行め)
・「母上ドノの ぶきみなあれよう*1」80〜92頁(10行め)
・「へんて子が 田中タツ子のこと*2」93〜106頁(6行め)
・「夜あけ おそろしいゆめをみて*3」107〜121頁(8行め)
・「デベソのオテルは うそつきだ」122〜136頁(5行め)
・「一ぱつ百円 ポカポカ千円なり」137〜150頁(13行め)
・「いつかまた あいつとどこかで」151〜165頁(4行め)
偕成社文庫版ではさらに166〜171頁「解 説〈文学的冒険と映画的冒険の出会うとき――山中恒流ロマンティシズムの在処について〉*4」が追加されている。題の次の行、下詰めに「映画監督 大林宣彦*5」とある。1頁16行、1行42字。171頁12行めまで。(以下続稿)