・単行本のカバー
2013年10月25日付「赤いマント(04)」投稿当時貼付出来なかった単行本の書影をここに示して置こう。
- 作者: 加太こうじ
- 出版社/メーカー: 立風書房
- 発売日: 1971
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カバー裏表紙、上部右側に岩山の立絵が2つ、右は稜線から火焔が燃え上がっているので火焔山であろう。この2つの間に明朝体縦組みで「紙芝居昭和史●加太こうじ●立風書房●640円」、左下に桃色の明朝体横組みで小さく「0076−12142−8909」。
カバー背表紙、最上部から中央に掛けて明朝体で大きく「紙芝居昭和史」桃色のごく細い横線(1.0cm)があってその下にゴシック体で「加太こうじ」1文字めから3文字め1画めの左にゴシック体で小さく「立風書房」と添える。その下は分類票貼付のため文字の有無は不明。
カバー表紙折返し、上部から中央部に掛けて楷書体(最後の行は明朝体)縦組みで、
◆私は昭和七年の春から紙芝居の台本を作り絵を描いて二十八年間/を紙芝居作りですごした。青春時代と壮年期の大部分を紙芝居でく/らしたのである。私は紙芝居潰滅後、物書き業になったが、そのと/き、私以外に紙芝居の歴史をまとめる者はいないと思った。それは/私の一生の記念碑であるとともに、日本の一時代を記念し得る庶民/文化の歴史でもある。
著者〈まえがき〉より
とある(◆はトランプのクローバーのマーク)。下部にゴシック体・明朝体の横組みで、「装 幀/玉 井 ヒ ロ テ ル」とある。
カバー裏表紙折返しには、上部に顔写真(5.0×4.0cm)があって、その下にゴシック体横組みで「かた・こうじ」、その下に明朝体縦組みで、
★大正七年(一九一八年)東京・浅草神/吉町に生まる。少年時代から紙芝居の作/画に従事し、昭和三十五年(一九六〇年)*1/紙芝居の衰退とともに文筆業に転ず。文/章に関しては、小説家相馬泰三に師事す。
太平洋美術学校卒。現在、思想の科学/研究会会員。著書に『落語』『日本のヤ/クザ』『小ばなし歳時記』などがある。
とある。下部に明朝体横組みで「現住所/東京都葛飾区東金町■の■の■」とある。
単行本を底本としている岩波現代文庫版は、このカバーの立絵についても図版として収録しても良かったのではないか。(以下続稿)
*1:括弧内から文字を詰めて最後の半角の括弧閉じは、ぶら下げではなく追い込まれている。