瑣事加減

2019年1月27日ダイアリーから移行。過去記事に文字化けがあります(徐々に修正中)。

小沢昭一『わた史発掘』(1)

小沢昭一『わた史発掘 戦争を知っている子供たち
①単行本(昭和五十三年三月二十日 第一刷・定価一二〇〇円・文藝春秋・360頁・四六判上製本

②文春文庫(1987年4月10日 第1刷・定価450円・文藝春秋・393頁)岩波現代文庫(2009年12月16日 第1刷発行・定価1200円・岩波書店・429頁) ①5頁(頁付なし)扉は標題と副題を縦組み1行にして、副題の上下に「――」、③奥付のみ標題と副題の間を「――」で繋ぐ。
 ①の内容は②③にもそのまま引き継がれている。さらに②にて川本三郎「解説」が追加され(②388~393頁③423~429頁)、③にて「解説」の前、421頁「岩波現代文庫版あとがき」が追加されている。
 ②のカバー表紙は、文字を組み直し色を変え、半分に縮小されているが①を踏襲しており、文字の追加は下部右に横組みで横長の「文春文庫」のみ。
 ③のカバーは岩波現代文庫の装幀に合わせている。写真は①②には掲載されていないもので、カバー表紙折返し下部に左揃えで小さく「カバー写真/鯱ノ里来訪.小沢写真館にて,昭一と/(本文157頁参照).」と説明されている。
 カバー背表紙、①は角背で上半分に標題、中央やや下に著者名、その下に副題が「戦争を知っている子供たち」と割書で、字はカバー表紙と同じ字体と色でやや縮小し、同じ色の網掛けをしてある。標題と著者名、著者名と副題の網掛けの間をそれぞれ 0.3cm ずつ空ける。最下部にゴシック体横並びでごく小さく版元名。
 ②は上部に右に寄せて大きく「わ た 史 発 掘」と標題、字間は1字分弱空ける。そして「た」の左側から小さく「戦争を知っている子供たち」と副題。中央やや下に「小 沢 昭 一」、下部に「文春文庫 175-3」ゴシック体数字は横並び、その下に文春文庫のマーク、その下に「450」。
 ③は最上部には帯状の赤(0.8cm)がカバー表紙から続いている。カバー裏表紙には及んでいない。その中央に白抜きで「B/157」中央揃え。上半分にやや大きく明朝体で標題、副題は細いゴシック体で「戦争を知って/いる子供たち」と割書、明朝体で著者名。下部にゴシック体で「岩波現代文庫  1200」算用数字は横並び。
 カバー裏表紙は白地で、①は中央やや上にカバー表紙と同様の「尋常小學修身書 巻三」のカットがある。これは②にも踏襲されていない。最下部中央にゴシック体で「文藝春秋 00953344007384 価1200円」とある。
 ②は上部、横線(7.5cm)の間(5.4cm)に、左右に余白を取った中央(幅 5.0cm)に明朝体(一部ゴシック体)横組みで、

昭和初期に生れた男児、つまり昭/和の〝長男〟たちは、ぼくは軍人大/好きよ…と歌って大きくなった。/幼いながらお国のために尽そうと/頑張ったのだ。そんな長男のひと/りである著者が、自分史を辿りつ/つ、激動と昏迷の時代を浮彫りに/して〝喉元過ぎて忘れた熱さ〟を発/掘、画期的なお父さんの昭和史を/誕生させた。  解説・川本三郎

との紹介文がある。2本めの横線の下、中央に「文春文庫」のロゴマーク、最下部にOCR-Bとゴシック体で「ISBN4-16-717503-7 C0195 ¥450E  定価450円」とある。
 ③は右上、横線(4.0cm)2本の間(8.3cm)に明朝体縦組みで、

戦後民主主義を改めて手にしてみたい」という切なる/願いをこめて、「昭和の長男」の一人である著者が自分/史を発掘する。昭和四年の出生から小中学校・海軍兵学/校時代、二十年の終戦・復員を経て、早稲田大学入学、/二十四年の俳優座養成所入所まで。母や友人との対話を/重ね、激動の時代を浮き彫りにしながら綴る、画期的な/「お父さんの昭和史」。       (解説=川本三郎)

との紹介文がある。左上にバーコード2つ「9784006021573/1920195012000」と「ISBN978-4-00-602157-3/C0195 ¥1200E/定価(本体1200円+税)」に赤いマーク。
 ①のカバー折返しは白地で文字は何も刷られていない。
 ②と③のカバー表紙折返しには著者紹介がある。②は横組みで上部に横線(4.2cm)の間(0.4cm)左詰めでゴシック体「著者紹介」その下に明朝体太字でやや大きく「小沢昭一(おざわ・しょういち)」として、少し空けて、

昭和4(1929)年、東京に生れる。/早稲田大学仏文科、俳優座附属俳/優養成所卒業。舞台、映画、ラジ/オに、またエッセイ、カメラの分/野でも活躍。57年より、ひとり劇/団「しゃぼん玉座」主宰。主な著書/に「私は河原乞食・考」「小沢昭一的/こころ」「日本の放浪芸」「小沢大写/真館」「わた史発掘―戦争を知って/いる子供たち」「背中がしゃべった/モノローグ」など。

とあって以下余白。
 ③は上部から中央に掛けて横線(4.8cm)の間(8.3cm)に明朝体縦組みで、

小沢昭一 (おざわ しょういち)
一九二九年東京に生まれる。四九年俳優座養成所入所。/五二年早稲田大学文学部仏文科卒業。舞台、映画、テレ/ビ、ラジオで活躍するかたわら、六〇年代後半より日本/の放浪芸の調査に携わる。八二年劇団「しゃぼん玉座」/を結成、主宰。著書は『私は河原乞食・考』『日本の放/浪芸 オリジナル版(以上、岩波現代文庫)、『道楽三昧』(岩波新書)、『日本の放浪芸』『放浪芸雑録』(以上白水社など/多数。

とある。下部のカバー写真説明は既述。
 ②のカバー裏表紙折返しは明朝体横組みで、上部に横線(5.0cm)3本、1本めと2本めの間(0.5cm)中央に「文春文庫」、2本めと3本めの間(0.6cm)中央に「小沢昭一の本」、その下に左揃えで2点「言わぬが花 小沢昭一的世界わた史発掘 戦争を知っている子供たち」、最下部左寄りに「カバー・坂田政則」。
 ③のカバー裏表紙折返しは明朝体縦組みで、上部に「岩波現代文庫から」少し空けて「私は河原乞食・考 小沢昭一 B94日本の放浪芸 オリジナル版 小沢昭一 B105紙芝居昭和史 加太こうじ S96断腸亭日乗』を読む 新藤兼人 B151太平洋戦争 家永三郎 G85」算用数字は横並び。以下余白。(以下続稿)