それでは昨日の続きで、各冊の内容について一瞥して置く。
各冊の1頁(頁付なし)は頁付なしで、上部中央に明朝体縦組みで各冊の標題。裏は白紙。
談話は地域別に章立てされており、各地域ごとに扉(頁付なし)がある。左上に章題があって、裏から本文。談話の配列は地域ごとに姓名の五十音順である。
・江東ふるさと文庫①『古老が語る江東区の職人たち』
「深川北部編」3〜123頁 17名
「深川南部編」125〜221頁 19名
「城東編」223〜254頁 10名
・江東ふるさと文庫②『古老が語る江東区の祭りと縁日』
「深川北部の祭りと縁日」3〜43頁 29名
「深川南部の祭りと縁日」45〜129頁 45名
「亀戸・大島の祭りと縁日」131〜173頁 27名
「砂村(砂町)の祭りと縁日」174〜232頁 28名
・江東ふるさと文庫③『古老が語る江東区の災害』
※ 災害別に章立てされており、地域別の扉はない。
「水害」3〜58頁
※ 4頁右下(1〜4行め)に、
この水害編には、主として“大正六年の津波”(大正六/年一〇月一日の台風による津波)と、“明治四三年の水/害”(明治四三年八月一〇日に洪水)についての聞き書/きを収録しました。
とある。
「深 川 編 ―――――――――」4頁5行め〜23頁 25名
「亀戸・大島編 ―――――――――」25〜37頁 15名
「砂 村 編 ―――――――――」39〜58頁 19名
「震災」59〜226頁
※ 60頁右下(1〜2行め)に、
とある。
「深川北部編 ―――――――――」60頁3行め〜123頁 44名
「深 川 編 ―――――――――」125〜179頁 41名
「亀戸・大島編 ―――――――――」181〜203頁 20名
「砂 村 編 ―――――――――」205〜226頁 23名
※ 227頁「関 連 用 語 抄」として、次の3語を解説。
2〜4行目「被服廠跡」
5〜6行め「陸軍糧秣廠*1」
7〜9行め「復興院(帝都復興院)」
・江東ふるさと文庫④『古老が語る江東区の町並みと暮らし<上>』
※ 章ごとの五十音順ではなくさらに町別に分け、町ごとに五十音順に配列しているようだ。
「高橋・森下町周辺」3〜38頁 11名
「常盤町・新大橋周辺」39〜68頁 9名
「猿江町・毛利町・扇橋周辺」69〜85頁 3名
「白河町・三好町周辺」87〜137頁 13名
「清 澄 町 周 辺」139〜149頁 3名
「佐賀町・福住町・永代周辺」151〜181頁 14名
「門前仲町・富岡町周辺」183〜210頁 7名
「冬木町・木場周辺」211〜230頁 7名
「牡丹町・古石場・越中島町周辺」231〜256頁 10名
・江東ふるさと文庫⑤『古老が語る江東区の町並みと暮らし<下>』
「亀 戸 町」4〜88頁 33名
「大 島 町」89〜131頁 16名
「砂 村(砂 町)」133〜253頁
※ 134頁は「砂村(砂町)」のイラスト地図。
④⑤とも各章の扉裏(全面)もしくは扉の次の奇数頁の上半分に同様の図あり。
「八右衛門新田/久左衛門新田/治兵衛新田/大塚新田/亀高」135〜177頁 16名
「太郎兵衛新田/又兵衛新田/中田/萩」178〜206頁 7名
「八郎右衛門新田(または四十町)/砂村新田(永代・平井)*2」207〜253頁 17名
・江東ふるさと文庫⑥『古老が語る江東区のよもやま話』
※ 内容別で地域別に分けていないが、章内の配列は地域別(さらに五十音順)になっているようだ。
「いろいろな仕事があった頃」3〜48頁 34名
「少年時代の思い出はめぐる」49〜66頁 16名
「女学校・お嫁入り……若い頃の思い出さまざま」67〜93頁 21名(全て女性)
「衣・食・住のこと」95〜117頁 20名
「お正月は、暮れの支度から」119〜125頁 5名
「婚礼と葬儀」127〜139頁 14名
「呼び声に情緒、なつかしい行商の数々」141〜160頁 17名
「若い頃の楽しみは……」161〜190頁 26名
「花 柳 界 の こ と」191〜198頁 4名
「洲 崎 の 話 あ れ こ れ」199〜214頁 12名
「そして、……よもやま話」215〜257頁 36名
殆どの項は1人が語っているが、中には2人、稀に3人が語っている項もあるので、人数と項目数は一致していない。(以下続稿)