瑣事加減

2019年1月27日ダイアリーから移行。過去記事に文字化けがあります(徐々に修正中)。

『江東ふるさと文庫』(3)

 それでは昨日の続きで、各冊の内容について一瞥して置く。
 各冊の1頁(頁付なし)は頁付なしで、上部中央に明朝体縦組みで各冊の標題。裏は白紙。
 談話は地域別に章立てされており、各地域ごとに扉(頁付なし)がある。左上に章題があって、裏から本文。談話の配列は地域ごとに姓名の五十音順である。
・江東ふるさと文庫①『古老が語る江東区の職人たち』
 「深川北部編」3〜123頁    17名
 「深川南部編」125〜221頁   19名
 「城東編」223〜254頁     10名
・江東ふるさと文庫②『古老が語る江東区の祭りと縁日』
 「深川北部の祭りと縁日」3〜43頁       29名
 「深川南部の祭りと縁日」45〜129頁      45名
 「亀戸・大島の祭りと縁日」131〜173頁    27名
 「砂村(砂町)の祭りと縁日」174〜232頁   28名
・江東ふるさと文庫③『古老が語る江東区の災害』
    ※ 災害別に章立てされており、地域別の扉はない。
 「水害」3〜58頁
     ※ 4頁右下(1〜4行め)に、

この水害編には、主として“大正六年の津波”(大正六/年一〇月一日の台風による津波)と、“明治四三年の水/害”(明治四三年八月一〇日に洪水)についての聞き書/きを収録しました。

     とある。
  「深 川 編 ―――――――――」4頁5行め〜23頁   25名
  「亀戸・大島編 ―――――――――」25〜37頁     15名
  「砂 村 編 ―――――――――」39〜58頁      19名
 「震災」59〜226
     ※ 60頁右下(1〜2行め)に、

この震災編には、大正一二年九月一日の関東大震災につ/いての聞き書きを収録しました。

     とある。
  「深川北部編 ―――――――――」60頁3行め〜123頁  44名
  「深 川 編 ―――――――――」125〜179頁     41名
  「亀戸・大島編 ―――――――――」181〜203頁    20名
  「砂 村 編 ―――――――――」205〜226頁     23名
     ※ 227頁「関 連 用 語 抄」として、次の3語を解説。
       2〜4行目「被服廠跡」
       5〜6行め「陸軍糧秣廠*1
       7〜9行め「復興院(帝都復興院)」  
・江東ふるさと文庫④『古老が語る江東区の町並みと暮らし<>
    ※ 章ごとの五十音順ではなくさらに町別に分け、町ごとに五十音順に配列しているようだ。
  「高橋・森下町周辺」3〜38頁   11名
  「常盤町・新大橋周辺」39〜68頁   9名
  「猿江町・毛利町・扇橋周辺」69〜85頁   3名
  「白河町・三好町周辺」87〜137頁   13名
  「清 澄 町 周 辺」139〜149頁   3名
  「佐賀町・福住町・永代周辺」151〜181頁   14名
  「門前仲町富岡町周辺」183〜210頁   7名
  「冬木町・木場周辺」211〜230頁   7名
  「牡丹町・古石場越中島町周辺」231〜256頁   10名
・江東ふるさと文庫⑤『古老が語る江東区の町並みと暮らし<>
  「亀 戸 町」4〜88頁   33名
  「大 島 町」89〜131頁   16名
  「砂 村(砂 町)」133〜253頁
    ※ 134頁は「砂村(砂町)」のイラスト地図。
     ④⑤とも各章の扉裏(全面)もしくは扉の次の奇数頁の上半分に同様の図あり。
   「八右衛門新田/久左衛門新田/治兵衛新田/大塚新田/亀高」135〜177頁   16名
   「太郎兵衛新田/又兵衛新田/中田/萩」178〜206頁   7名
   「八郎右衛門新田(または四十町)/砂村新田(永代・平井)*2」207〜253頁   17名
・江東ふるさと文庫⑥『古老が語る江東区のよもやま話』
    ※ 内容別で地域別に分けていないが、章内の配列は地域別(さらに五十音順)になっているようだ。
  「いろいろな仕事があった頃」3〜48頁   34名
  「少年時代の思い出はめぐる」49〜66頁   16名
  「女学校・お嫁入り……若い頃の思い出さまざま」67〜93頁   21名(全て女性)
  「衣・食・住のこと」95〜117頁   20名
  「お正月は、暮れの支度から」119〜125頁   5名
  「婚礼と葬儀」127〜139頁   14名
  「呼び声に情緒、なつかしい行商の数々」141〜160頁   17名
  「若い頃の楽しみは……」161〜190頁   26名
  「花 柳 界 の こ と」191〜198頁   4名
  「洲 崎 の 話 あ れ こ れ」199〜214頁   12名
  「そして、……よもやま話」215〜257頁   36名
 殆どの項は1人が語っているが、中には2人、稀に3人が語っている項もあるので、人数と項目数は一致していない。(以下続稿)

*1:ルビ「りようまつしよう」。

*2:目次には「八郎衛門新田・砂村新田」とあり。