・新潮文庫1969(1)
①昭和四十六年二月二十日発行
- 作者: 松本清張
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2011/06/01
- メディア: Kindle版
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・平成十四年四月二十五日九十五刷 定価590円*2
・平成十六年六月五日百一刷 定価590円*3
・平成十七年九月十五日百五刷 定価590円*4
- 作者: 松本清張
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 1971/02/23
- メディア: 文庫
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・平成二十一年七月五日百十五刷 定価667円
・平成二十一年十月十五日百十八刷 定価667円*5
・平成二十一年十月二十五日百十九刷 定価667円*6
・平成二十一年十一月十日百二十刷 定価667円
・平成二十一年十二月十五日百二十四刷 定価667円
・平成二十二年十一月二十日百二十五刷 定価710円
・平成二十三年十一月十五日百二十八刷 定価710円*7
・平成二十五年十一月十五日百三十刷 定価710円*8
百十五刷・百二十刷・百二十四刷に掛かっている667円のカバーは一致*9。
710円のカバーはカバー表紙は同じだが、他の箇所には異同がある。
カバー背表紙の下部、角切の長方形(幅0.5cm)に白く抜いたところに入る整理番号が、667円のカバーは長さ2.0cmで[ま 1 16]とあったのが、長さが1.7cm[ま 1 16]と狭くなっている。最下部のゴシック体の数字も「\667」に太い下線であったのが「710」のみである。
カバー裏表紙、左上のバーコード1つめ「9784101109169」は一致、2つめは667円のカバーは「1920193006674」であったが710円「1920193007107」となっている。右上の紹介文は、667円のカバーは
前任地での仕事の引継ぎに行って来/るといったまま新婚一週間で失踪し/た夫、鵜原憲一のゆくえを求めて北/陸の灰色の空の下を尋ね歩く禎子。/ようやく手がかりを摑んだ時、"自/殺”として処理されていた夫の姓は/曾根であった! 夫の陰の生活がわ/かるにつれ関係者がつぎつぎに殺さ/れてゆく。戦争直後の混乱が尾を引/いて生じた悲劇を描いて、名作『点/と線』と並び称される著者の代表作。
となっていたが、710円のカバーは
縁談を受け、十歳年上の鵜原憲一と/結婚した禎子。本店勤めの辞令が下/りた夫は、新婚旅行から戻ってすぐ/に、引き継ぎのため、前任地の金沢/へ旅立った。一週間の予定をすぎて/も戻らない夫を探しに、禎子は金沢/へ足を向ける。北陸の灰色の空の下、/行方を尋ね歩く禎子は、ついに夫の/知られざる過去をつきとめる――。/戦争直後の混乱が招いた悲劇を描き、/深い余韻を残す著者の代表作。
に代わっている。――確かに、「“自殺”として処理されていた夫の姓は曾根であった!」などと誇らしげにカバーに書かないで欲しい。それとも、何度も映画化・TVドラマ化されている作品だから、当然内容を知っているつもりで書いてしまったのだろうか。『点と線』を引き合いに出す必要もないだろう。710円のカバーはこういった余計なところを整理している。
カバー折返しについては後日に回す。
本体、私の見た③百十五刷・百二十刷・百二十四刷・百二十五刷の本文は一致、目録は10頁めまで一致、11〜13頁め「新潮文庫最新刊」。奥付の異同もそれぞれの発行日のみ。(以下続稿)