これも2014年4月2日に準備して、そのままになっていた。これも当初の番号は(8)であった。だから文中に「前回2012年7月31日付(7)に」とあるのだが、その後、2015年8月27日付(8)を投稿しているので番号を改めた。この2015年8月27日付(8)にそれまでに私の見ていた諸刷を列挙したのだが、何故かこの草稿に記述している第三刷が落ちている。草稿の存在・内容について、1年5ヶ月後まで覚えていられないと云うことなのである。もう少し加筆してから投稿しようと思ったのであろうが、発掘したのを機に、このまま投稿して置く。
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当初「一九八七年六月一日第七刷」により内容を検討して見たが、その後「一九九六年六月一日第八刷」を見て、前回2012年7月31日付(7)に装幀を比較して置いた。
今回は「一九七五年九月十五日第三刷」と第七刷を比較して見る。
表紙の地色は淡い黄土色で、第七刷は緑がかっている。第七刷は茶色と青の2色で文字と模様が刷られていたのだが、第三刷では同じ柄ながら灰色と緑褐色であった。裏表紙の左下に小さく「1392-101047-3016」とあるのは、色が違うだけで同じ。
本体は変わっていないらしい。
1頁(頁付なし)扉の文字、第七刷は青だが、第三刷は緑褐色で印刷されている。
奥付、10行のうち異同を挙げてみる。まず、2行め、増刷の年月日が違う。7行め、電話番号の下の振替番号、第三刷は「振替東京八一二一」とあるが第七刷は「振替東京八―八一二一」に変わっている。電話番号とは1番違い。8行め「印刷 ・ 八光印刷」と9行め「製本 ・ 岩佐製本」は同じ。
奥付の裏は目録でそれぞれ3段組、右側に太い縦線があってその右の上部に第三刷は「現代詩文庫 既刊57冊」第七刷は「現代詩文庫 第Ⅰ期」とあり、下部に小さく、第三刷「*人名(明朝)は作品論/詩人論の筆者」第七刷「*人名(明朝)は作品論詩人論の筆者」とある。第三刷は1段20点で最後の3行は「《以下続刊》/ 井上光晴詩集/ 北村太郎詩集 他」。第七刷は1段26点で78点。
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以上である。なお2012年4月14日付(3)に述べた、内容が異なるらしい第一刷はまだ見ていない。(以下続稿)