・新潮文庫1909(2)
本文について2012年10月31日付(1)に若干の補足。
章題は4行取りで①は5字下げ、②は3字下げ、巻頭「父の故郷」のみそれぞれ最初に1行分余計に空白を作っている。
・松本清張全集34
1974年2月20日第1刷・1985年8月30日第4刷・定価1800円・文藝春秋・517頁
1974年2月20日第1刷・2011年6月5日第9刷*1
背表紙には大きく「半生の記」とあってその下に割書のように「ハノイで見たこと/エッセイより 」とあり、下部に「松本清張全集34」とあるが最下部は分類票貼付のため見えない。
「半生の記」は3頁(頁付なし)中扉、中央左に縦線に挟まれて標題があるのみ、細目は示されていない。5〜84頁本文。見出しは3行取り3字下げ。2段組1段24行1行26字。82頁の「あとがき」のみ2行取りで5行分空白があって本文、85頁下段18〜19行めは下詰めで小さく「――文芸(38・8〜40・1)/原題=回想的自叙伝」とある。
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諸版を一覧にしてみた。刊行順にすると文庫②が最後に来るはずだが、文庫①を内容はそのまま活字を大きく組み直しただけなので、それぞれの書型での最初の版の順に、単行本→文庫版→『全集』と並べた*2。
初版 | 増補版・新装版 | 文庫① | 文庫② | 全集 | |
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父の故郷 | 5〜17-5 | 同 | 7〜15-7 | 7〜17-7 | 5〜9下9 |
白い絵本 | 18〜28-9 | 同 | 16〜23-4 | 18〜26-14 | 9下10〜13下12 |
臭う町 | 29〜40-12 | 同 | 24〜32-2 | 27〜36-14 | 13下13〜18上15 |
途上 | 41〜52-8 | 同 | 33〜40-9 | 37〜46-7 | 18上16〜22下9 |
見習い時代 | 53〜61-14 | 同 | 41〜47-2 | 47〜54-11 | 22下10〜26上10 |
彷徨 | 62〜73-12 | 同 | 48〜55-12 | 55〜64-11 | 26上11〜30下10 |
暗い活字 | 74〜86-12 | 同 | 56〜64-7 | 65〜75-10 | 30下11〜35下8 |
山路 | 87〜98-7 | 同 | 65〜72-14 | 76〜85-9 | 35下9〜40上8 |
紙の塵 | 99〜114-5 | 同 | 73〜83-3 | 86〜98-11 | 40上9〜46上10 |
朝鮮での風景 | 115〜129-12 | 同 | 84〜93-16 | 99〜111-12 | 46上11〜51下24 |
終戦前後*3 | 130〜142-10 | 同 | 94〜102-6 | 112〜122-13 | 52上〜56下16 |
鵲 | 143〜157-7 | 同 | 103〜113-3 | 123〜135-4 | 56下17〜62上19 |
焚火と山の町 | 158〜170-12 | 同 | 114〜122-11 | 136〜146-4 | 62上20〜67上13 |
針金と竹 | 171〜183-14 | 同 | 123〜131-12 | 147〜157-14 | 67上14〜72上9 |
泥砂 | 184〜196-14 | 同 | 132〜140-17 | 158〜169-2 | 72上10〜77上12 |
絵具 | 197〜208-14 | 同 | 141〜148-15 | 170〜179-16 | 77上13〜81下17 |
あとがき | 209〜217-5 | × | 149〜155-7 | 180〜188-3 | 82〜85下17 |
立ち読み | × | 209〜217-14 | × | × | × |
内職文筆業 | × | 218〜233-9 | × | × | × |
母の故郷 | × | 234〜238-12 | × | × | × |
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以上は2013年11月26日までに作成済みであったが何故か放置していた。今回手を加えずに上げて置く。