瑣事加減

2019年1月27日ダイアリーから移行。過去記事に文字化けがあります(徐々に修正中)。

『吉野朔実劇場』(3)

 一昨日からの続きで「吉野朔実劇場」の文庫版2冊について。
・角川文庫12353『お父さんは時代小説が大好き』
・角川文庫13350『お母さんは「赤毛のアン」が大好き』
 カバー表紙折返し、縦組みで著者の紹介文、角川文庫12353には

吉野朔実(よしの さくみ)
漫画家。『少年は荒野をめざす』をはじめ、登場人物の精/神描写を重視した格調高い作品を絶妙に描き、傑作を生/みつづけている。代表作に漫画では『ジュリエットの卵』/『恋愛的瞬間』、絵本では『眠れない夜には星を数えて』/『プレゼントをあげる』など。「本の雑誌」で書評漫画「吉/野朔実劇場」を連載中。本書のほかに『お母さんは「赤毛/のアン」が大好き』などあり。

とある。二重鍵括弧は半角。角川文庫13350では『お母さんは「赤毛/のアン」が大好き』が『弟の家には本棚が/ない』に差し替えられている。ともに当時最新刊の『吉野朔実劇場』の単行本。
 最下部右寄りにゴシック体で2行「カバーイラスト/吉野朔実」「カバーデザイン/大野リサ」とあるのは一致。なお、大野氏の名前は6頁(頁付なし)右下にも「本文デザイン/大野リサ」と見えている。
 カバー裏表紙折返し、右上に縦組みで、角川文庫13350には、

角川文庫吉野朔実の本*1
お父さんは時代小説が大好き*2
お母さんは「赤毛のアン」が大好き

とある。もちろん角川文庫12353には「お母さんは「赤毛のアン」が大好き」が挙がっていない。右下にKBマークがあるのは一致。最下部左寄りに明朝体横組みでごく小さく「カバー 泉文社」と角川文庫13350にはあるが、角川文庫12353にはこのカバーについての記載がない。(以下続稿)

*1:「角川文庫」は明朝体太字、●は○で囲われる。

*2:ルビ「チャンバラ」。