未読。本作を原作とする映画『ふるさと』を、当時母が相談員を務めていたボランティア団体のチャリティー映画会で見た。横浜の某区の公会堂だったと思うのだが会場についてはっきりした記憶がない。ただ、客はそれほど入っていなかったと思う。この映画が完成したとき私は小学6年生だったけれども、確か母は子供が中学生になって手が掛からなくなったのを機にボランティアを始めたはずだから、私がこの映画を見たのはその翌年か翌々年ではないかと思う。
映画『砂の器』も、田宮二郎主演のTVドラマ『白い巨塔』なども見ていなかったので、当時の私は加藤嘉を認識しておらず、山里の本物のボケ老人かと思ったのである。――その後、TV番組で加藤嘉の家での様子をやっていて、私は見ていなかったが奥さんに随分厳しく当たっていたとかで、見ていた母はショックを受けていた。‥‥映画には券をもらって私1人で見に行ったはずなので、母は別の日に見たのか、それとも『ふるさと』は見ていなくてそれ以外の役柄とのギャップなのか、分からないのだけれども。
・単行本
- 作者:平方 浩介
- 発売日: 1979/05/25
- メディア: 単行本
- 作者:平方 浩介
- メディア: -
- 作者:平方 浩介
- メディア: 新書
hro88 邦画プログラム「ふるさと」原作 平方浩介 加藤 嘉主演
- 作者:邦画 映画プログラムcinemaTAKA
- 発売日: 2017/11/10
- メディア: パンフレット
映画チラシ 「ふるさと」監督 神山征二郎 出演 加藤善、長門裕之、浅井晋
- メディア: おもちゃ&ホビー
・予告篇
日本映画史に残る不朽の名作『ふるさと』が遂に12月6日 初DVD化!
ポスターは長者ヶ淵に一緒に出掛けた隣家の少年・千太郎(浅井晋)の白黒写真で、手前の花だけカラー。伝三(加藤嘉)の葬儀に参列している場面。「じっちゃんの心ありがとう/「ふるさと」は僕です‐浅井 晋10才。*1」とあるのだが、監督が関与しない宣伝文句は例によって少々変で、映画の中で老人は「じい」としか呼ばれていない。(以下続稿)
*1:ルビ「あさい しん」。