瑣事加減

2019年1月27日ダイアリーから移行。過去記事に文字化けがあります(徐々に修正中)。

平方浩介『じいと山のコボたち』(2)

・映画『ふるさと』(2)
 再生を始めるとまづ「こぶしプロダクション第一回作品」と青い台紙の上に塩を撒いたような背景に、明朝体横組みの白文字で表示される。
 その字が消えると背景はそのまま、墨書の題字が大きく1字ずつ表示され始めると同時に音楽が始まる。「と」の右下に映倫マーク。
 次いで水を滴らせる氷柱が写って、白文字で左寄りに「製 作 大 澤  豊/神山征二郎/後藤 俊夫」とクレジット。人名は墨書(風)で同じ位置から。――ここまで見て「こぶしプロダクション」と「大澤豊」が繋がった。2017年8月10日付「大澤豊監督『せんせい』(3)」に見たようにOPクレジットに「監督 大澤 豊 (こぶしプロ)」と表示されており、2017年5月9日付「大澤豊監督『せんせい』(2)」に見たように「製作協力 こぶしプロダクション」とあった。公開時期は『せんせい』の方が若干早い。
 次に同じ位置に「企 画 瀬戸義昭/国枝栄三/安藤仁久」の3名。
 そして雪の積もった岩間の急流が写って、右下寄りに「原 作 平方浩介/「じいと山のコボたち」より童心社刊)/脚 本 神山征二郎」書名等は丸ゴシック体で右寄せ。
 同じ流れをやや離れたところから撮して、左寄りに「撮 影 南  文憲/音 楽 針生正男」、次いで同じ位置から始まって人数が多いのでやや下寄りに「〈脚 本 / 協 力〉こばやしひろし/平方浩介/題 字 山田義之/タイトル 鈴木日出夫」人名は同じ位置。
 今度はやや穏やかな、しかし水量の多い流れを撮して右下に「照 明 岡本健一/美 術 小川富美夫/録 音 菊地進平/編 集 近藤光雄」の4名、次いで同じ位置に「装 飾 松下照夫/メイク 境 厚子/スチール 金神徹三/宇田和義/島 家春」の計5名。
 少し高い位置から見下ろすように同じ流れを撮して、左に「助監督 神山魁三/製作補 桃沢裕幸/製作主任 細谷修身/〈宣 伝 /プロデューサー〉 荒木敬二郎」の4名、次いで同じ位置に「〈監 督 / 助 手〉 石倉保志/大高正大/元波正平/戸嶋志津子」の4名。
 次に木の芽が写っている間はクレジットは出ず、その次に雪山を背景にして右に「〈撮 影 / 助 手〉 臼田諒三/金子雪生/中根伸治/〈照 明 / 助 手〉 前田基男/松田藤吉/井上卓之」の計6名。次いで右下寄りに「〈録 音 / 助 手〉 浦田和治/高橋義照/〈編 集 / 助 手〉 渡部行夫/〈ネ ガ / 編 集〉 高橋司圭子」の計4名。
 次はまだ芽吹かない広葉樹の枝々にいで同じ位置に小さな野鳥(緋連雀)が5羽止まっており鳴き声もする、その右下寄りに「〈製 作 / 助 手〉 柘植靖司/下沢 哲/〈製 作 / 経 理〉 加藤伸代/車 両 鈴木文人」の計4名。風に枝が揺れて一斉に野鳥が飛び立つのを追ってカメラも右に振れたところで、右に「衣 裳 京都衣裳/録音所 東宝録音センター/現像所 ソニー・PCL/撮影機材 ナ ッ ク」の4団体、前2者は毛筆、後2者は全て丸ゴシックのレタリング。
 鳥を追い掛けた先を撮して前面に左右2列、左は「撮影協力/岐阜県徳山村徳山村協力会/森 口 造 材/中島屋土建/中島工務店」右は2行分空けて「西濃運輸/白木恒助商店/ダ イ ワ/中央林材」担当は丸ゴシックのレタリング、団体名は毛筆体でダイワのみロゴ文字風。
 蕗の薹など花が3種続いて写って3つめのときに中央に大きく「出 演」と出る。以下の出演者については別に纏めよう。いや、その前にここまでに見えている映画関係者や撮影に協力した団体について調べても、色々面白いとは思うのだけれども、目下そこまで広げる余裕がない。(以下続稿)