瑣事加減

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祖母の蔵書(07)鳥羽亮①

・ハルキ文庫/時代小説文庫『剣客同心』角川春樹事務所
 これは当初、1冊めが『剣客同心鬼隼人』と題して「ハルキ文庫の中に新たに立ち上げた時/代小説レーベル」すなわち時代小説文庫「の、記念すべき第一弾*1」として刊行され、しばらく『剣客同心鬼隼人』のシリーズ名で「書き下ろし時代長篇」として出て、旁ら2004年12月から2006年4月まで、1冊め『剣客同心鬼隼人』に至るまでのことが『剣客同心』と題して地方紙に連載され、それが単行本化、文庫化されている。さらにこの連載が終わった後で、この「書き下ろし時代長篇」のシリーズ名が『八丁堀剣客同心』に改められると云う、少々整理しにくい経過を辿っている。ここでは「剣客同心」をシリーズ名として、文庫刊行順に並べてみた。
た 4-1『剣客同心鬼隼人』2001年6月18日第 一 刷発行・2009年11月8日第十七刷発行・定価571円・276頁

た 4-3『死神の剣剣客同心鬼隼人2002年6月18日第一刷発行・2009年7月8日第十刷発行・定価571円・253頁た 4-4『闇鴉剣客同心鬼隼人2003年1月18日第一刷発行・2009年11月8日第十刷発行・定価571円・272頁※「鳥羽亮フェア」帯(橙色)あり、「70万部/突破 !! 」
た 4-7『赤猫狩り剣客同心鬼隼人2005年 1月18日第一刷発行・2009年 7月8日第六刷発行・定価571円・253頁た 4-8『非情十人斬り剣客同心鬼隼人2005年12月18日第一刷発行・2009年12月28日第六刷発行・定価571円・233頁

た 4-9『弦月の風八丁堀剣客同心2006年6月18日第一刷発行・2009年12月28日第八刷発行・定価571円・259頁

た 4-11『逢魔時の賊八丁堀剣客同心2007年6月18日第一刷発行・2009年11月8日第五刷発行・定価571円・273頁た 4-14『剣客同心 2008年 6月18日第一刷発行・2009年 7月8日第五刷発行・定価571円・275頁た 4-15『剣客同心 2008年 6月18日第一刷発行・2009年 7月8日第五刷発行・定価590円・318頁た 4-16『黒鞘の刺客八丁堀剣客同心2008年 11月18日第一刷発行・定価571円・275頁た 4-17『赤い風車八丁堀剣客同心2009年6月18日第一刷発行・定価571円・265頁た 4-19『遠い春雷八丁堀剣客同心2010年6月18日第一刷発行・定価571円・260頁た 4-20『うらみ橋八丁堀剣客同心2010年9月18日第一刷発行・定価571円・253頁た 4-22『闇の閃光八丁堀剣客同心2011年11月18日第一刷発行・定価590円・269頁*2
た 4-23『夜駆け八丁堀剣客同心2012年6月18日第一刷発行・定価590円・269頁 私は、佐伯泰英は知っていたが鳥羽氏のことは全く知らなかった。しかし、祖母も早い時期からの読者ではなかったようだ。
 祖母が持っている中では『黒鞘の刺客』だけが2008年の刷で、一番古い。或いは『黒鞘の刺客』をまづ手にして、それから、以前の巻を2009年に大人買いしたのだろうか。祖母が買ったのは『剣客同心鬼隼人』全7冊のうち5冊、『剣客同心』全2冊は揃い、『八丁堀剣客同心』全20冊のうち7冊、合計14冊で、うち『剣客同心鬼隼人』の3冊め『死神の剣』にのみカバー裏表紙の紹介文の末尾に「大好評シリーズ第三弾。」とある。飛び飛びになっているのは、順番が分からなかったからではないか、と思うのである。(以下続稿)

*1:剣客同心鬼隼人』271~276頁、細谷正充「解説」――驚くべきことに「書き下ろし時代長篇」なのに「解説」付――の276頁8~9行め。

*2:8月24日追加。