瑣事加減

2019年1月27日ダイアリーから移行。過去記事に文字化けがあります(徐々に修正中)。

祖母の蔵書(72)山手樹一郎①

 5月28日付(60)に見た横溝正史春陽文庫人形佐七捕物帳全集』と並べて、こちらはエリエールのティッシュケースに並べてあった。『人形佐七捕物帳全集』も薄汚れていたが、こちらは更に汚れが酷く、触っているうちに指先が黒ずんでしまう。今の家に移って来てからは触っていないようだから、――以前住んでいた場所では網戸の近くに置いてあって、夏毎に排気ガスの煤を浴びていたかのようである。
春陽文庫2050/A―1―46『春秋あばれ獅子』昭和 49年 10月 15日 初版印刷・昭和 49年 10月 25日 初版発行・220円・春陽堂・241頁

 カバー裏表紙は白地で左下隅に「220円/0193-010146-3066」とある。14桁のコードは昔の電算機の数字表示のようなフォント。
・『山手樹一郎長編時代小説全集』春陽堂・文庫判
 春陽堂から出ている文庫判の全集と云うことで『人形佐七捕物帳全集』と同じ扱いなのかと思ったのだが「春陽文庫」ではない。
 カバー表紙には「山手樹一郎長編時代小説全集=47」と番号の前に「=」があるが奥付にはこれがなく詰める。
 カバー表紙は歌川國貞の美人画の顔をアップで、カバー裏表紙にはその全身を縮小して使う。
・8『江戸名物からす堂㈠』発行――一九七八年一一月二五日初版第一刷・490円・440頁 カバー裏表紙下部に「春陽堂●490円/0193-200408-3066」と同じ幅に2行。以下6桁の下2桁が「09/10/11」と違う(㈣は定価も)。
・9『江戸名物からす堂㈡』発行――一九七八年一一月二五日初版第一刷・490円・610頁・10『江戸名物からす堂㈢』発行――一九七八年一二月一五日初版第一刷・490円・450頁・11『江戸名物からす堂㈣』発行――一九七八年一二月一五日初版第一刷・430円・373頁・40『朝晴れ鷹』発行――一九七九年 一 月二五日初版第 一 刷・一九八九年一二月二〇日初版第二八刷・定価660円・596頁*1
 カバー裏表紙下部に「定価 680円(本体660円・税20円)/ISBN-4-394-10140-9 C0193 P680E」とある。
・47『浪人市場㈠』発行――一九七九年 三 月二五日初版第 一 刷・一九八四年一二月 五 日初版第一七刷・定価580円・538頁 カバー裏表紙下部に「春陽堂●定価580円/0193-200447-3066」と同じ幅に2行。以下6桁の下2桁が「48/49/50」と違う。
・48『浪人市場㈡』発行――一九七九年 三 月二五日初版第 一 刷・一九八四年一二月 五 日初版第一七刷・定価580円・585頁・49『浪人市場㈢』発行――一九七九年 四 月二五日初版第 一 刷・一九八四年一二月 五 日初版第一六刷・定価580円・586頁・50『浪人市場㈣』発行――一九七九年 四 月二五日初版第 一 刷・一九八四年一二月 五 日初版第一六刷・定価580円・553頁・時代小説文庫 6711-8『若殿ばんざい』昭和五十七年十一月一日 初版発行・定価380円・富士見書房・252頁新潮文庫1542/草 155 E桃太郎侍昭和三十七年 五 月三十日 発  行・昭和五十一年十一月三十日 二十一刷・¥ 440・新潮社・542頁
 カバー裏表紙は中央に葡萄マーク、右下に定価、左下に小さく「0193-115505-3162」。カバー折返しには高橋英樹主演のTVドラマの白黒写真が3つずつ、合計6点あってどれにも必ず高橋英樹は写っている。TVドラマは私が5歳から10歳までで日曜夜21時からでは見ていない。両親も見ていたかどうか、その後の再放送なども見た記憶がない。だから私はネタとして知っている程度である。市川雷蔵主演の映画は図書館でDVDを借りて見て、浦路洋子が綺麗だと思った。カバー表紙折返しの左下「写真提供 日本テレビ」、カバー裏表紙折返し右下「カバー 堀川公子」とあって、Amazon では表示出来ないがカバー表紙は牡丹の花の絵。
 ティッシュケースに入っていたのは以上12冊である。今後、別に見付かったら少数であればここに追加、纏まった数であれば別に記事にしよう。
 しかし、染みがあるとか云う汚れ方ではなく、とにかく煤けているので持ち帰らずにメモだけ取った。触っていれば綺麗になるかも知れないが。だから正確に過不足なく記述出来ているか不安があるのだけれども仕方がない。――そんな状態でも構わぬと云う人がいれば御一報下されたし。(以下続稿)
7月6日追記】6月下旬に見付けた7冊を初めとする9冊を7月6日付(096)として纏めた。よって記事の題に「①」を追加した。

*1:7月6日追記】以下5冊、増刷に「初版」を落としていたのを補った。