再度、現行の伝説をきちんと紹介している本に戻る。
・水曜社歴史ウォーキングシリーズ
清水克悦『たっぷり 鎌倉歴史ウォーキング 義経・頼朝伝説を訪ねて――』A5判・縦書き・オールカラー。
- 作者: 清水克悦
- 出版社/メーカー: 水曜社
- 発売日: 2004/12
- メディア: 単行本
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たっぷり鎌倉歴史ウォーキング 改訂新版―義経・頼朝伝説を訪ねて
- 作者: 清水克悦
- 出版社/メーカー: 水曜社
- 発売日: 2007/06/25
- メディア: 単行本
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それはともかく、光触寺は「[7]いざ鎌倉! 疾駆する御家人たち 交通の要路、金沢街道コース」(92〜100頁)に紹介されている。「①朝比奈切通し」から「⑨杉本寺」までのコースの「④光触寺」は「塩の道の守り地蔵」との副題付きで、まず開山に本尊に触れ(96頁上段。96頁下段に「ワンポイント」コラム「「頬焼阿弥陀」の由来」。)、次に「塩の道を見守り続けた小さなお地蔵さま」との写真(96頁中段)付きで「◆塩なめ地蔵縁起」が載る(96頁中段から97頁上段)。
本堂右手に小さなお堂がある。かなり風化した肌をさらす地蔵尊が、6体の小地蔵を前に並べて祀られている。この地蔵尊はかつて金沢街道に面したところに祀られていた。六浦から鎌倉へ来る塩売(以上96頁)りが商売繁盛を願って初穂を供えて行くと、帰りには必ずなくなっている。お地蔵様がなめているという話が伝わり、「塩なめ地蔵」と呼ばれるようになった。