瑣事加減

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塩嘗地蔵(051)

歴史街道歩きの会『歴史探訪ガイド 首都圏 旧街道を歩く』2010年5月30日(第1版・第1刷発行)・定価1600円・メイツ出版・128頁・A5判並製本

首都圏旧街道を歩く

首都圏旧街道を歩く

 奥付は128頁及びカバー裏表紙折返しの下部にあり、発行日は後者にしか入っていない。
 書名は奥付に横組みゴシック体で入っているものに拠る。カバー表紙にあるのと同じロゴが1頁(頁付なし)扉の上部、2頁「CONTENTS」の右上、128頁の上部、カバー裏表紙の中央やや上、の計5箇所に入っている。またカバー背表紙にはこのロゴの文字を白抜きにして、背景をそれぞれの文字の色にした標題が入っている。
 13の旧街道から「全22コース」が紹介されているが、「コース19*1」が「朝比奈切通し*2」で、ゴシック体で「鎌倉駅から金沢八景駅まで源頼朝北条泰時梶原景時など鎌倉時代のヒーローを訪ねながら*3」と「CONTENTS」3頁下段にある。
 112頁は概要、113頁に「〈コースMAP19」で実際に歩くのは「バス停:十二所」から「バス停:大道中学校」まで。114〜115頁が具体的なコース紹介で、中央から上に横組みで見所を幾つか挙げて紹介、このコースでは114頁「光触寺*4」「十二所神社*5」「三郎の滝」、115頁「熊野神社」「鼻欠地蔵*6」と囲み「寄り道&休憩ガイド」に「鎌倉彫会館」が挙がり、これらは113頁のコースMAPにも示されている。
 塩嘗地蔵のことは「光触寺」のゴシック体11行の紹介文のうち4行めの途中から、

‥‥。境内の地蔵堂には、塩嘗地蔵が祀られ*7/ている。昔、六浦から朝比奈峠を越えて鎌倉/へと塩を売りにきた商人がお/地蔵様に初穂として塩を供え/たところ、帰路にはなくなって/いたため、お地蔵様がなめてし/まわれたという言い伝えからこ/の名で呼ばれるようになった。

とある。5行めから字数が減少しているのは「▲塩嘗地蔵」とキャプションの附された写真が挿入されるため。
 114〜115頁の下段は縦組み明朝体の本文で1行14字。参考までに1段落めを抜いて置く。

 十二所バス停から、道路を横/切り右手に進むと①光触寺。バ/ス通りである通称金沢街道をほ/んの少し入っただけだが、のど/かな里の雰囲気。本堂や塩嘗地/蔵が祀られた地蔵堂に詣ってか/ら、元の通りへ戻り、金沢街道/を進むと、②十二所神社がある。


 著者の「歴史街道歩きの会」については、6〜7頁「この本の使い方」の下部にある「さあ、街道歩きに出かけよう!」という前書きの末尾に「歴史街道歩きの会(代表=長谷川智昭)」とあるが、この会の活動報告等はネット上には見当たらない。

千葉 歴史探訪ウォーキング

千葉 歴史探訪ウォーキング

 この会の著書としては他に、同じ時期に同じ版元から『千葉歴史探訪ウォーキング』を出しているのみだが、未見。(以下続稿)

*1:茶色のに横組みゴシック体白抜き。本文112頁は右上に雲形の入った白い○に茶色で同じ文字、若干「19」の茶色が濃い。

*2:レトロ調の書体。縦組み。本文112頁には上部の横組みで、同じ書体で「あさひなきりどお」のルビ。

*3:本文112頁では説明が先に1行で入り、茶色になった「鎌倉駅」と「金沢八景駅」が一回り大きくなっている。

*4:ルビ「こうそく」。

*5:ルビ「じゅうにそう」。

*6:ルビ「はなかけ」。

*7:ルビ「しおなめ」。