瑣事加減

2019年1月27日ダイアリーから移行。過去記事に文字化けがあります(徐々に修正中)。

『ほんとうにあったおばけの話』(04)

 続き。

 『おばけがくれた青い紙(ほんとうにあったおばけの話③)』(1990年7月初版第1刷発行・定価971円・164頁)*1
植木雅子「おばけがくれた青い紙」(8〜19頁)
  ……(高知市塩屋崎町・潮江小学校につたわる話です)
大西左千余「白い手」(20〜32頁)……(聞き書きです)
三浦精子ま夜なかに本堂の戸がひらく」(33〜39頁)
  ……(わたしの直接体験です)わたしが六年生になった夏
和田勝恵「めがねをかけた少年」(40〜52頁)……(■■■美さんの話です)
田代しゅうじ「血をのみにくるゆうれい」(53〜66頁)……(陸上自衛隊につたわる話です)
最上二郎「うめく石ローラー」(67〜79頁)……(聞き書きです)昭和のはじめ
小坂恭子「田辺の池」(80〜86頁)
  ……(聞き書きです)昭和が始まって、まだそうねん年もたっていない夏
倉持正夫「黒ぬり自動車のゆうれい」(87〜97頁)……(現地での聞き書きです)十五年以上もまえ
斎藤了一「生きているゆうれい」(98〜112頁)……(軍艦〈那珂〉につたわっていた話です)
五十嵐よしみち「深夜の学校にひびくくつ音」(113〜121頁)
  ……(わたしの直接体験です)昭和二十八年の夏
溝江玲子「十二番めの子」(122〜135頁)……(夫からの聞き書きです)昭和二十五年ごろ
山崎香織「ひろった人形」(136〜147頁)……(友人からの聞き書きです)
平松哲夫「新幹線の窓にうつる顔」(148〜159頁)……(聞き書きです)昭和三十九年

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 各巻4〜5頁(頁付なし)に「もくじ」、6頁(頁付なし)右下に「編集委員日本児童文学者協会)」として「菊地ただし/木暮正夫/斎藤晴輝/柚木象吉」、「表紙・カバーデザイン/イラスト」が「菊池由利子」、「さし絵」が「こぐれけんじろう きくちまる/紺野純一 藤田ひおこ 勝田伸一」とある。菊池氏による表紙は表題作を描いたものだが、大まかな画風で『わたしは幽霊を見た』等の、昭和のリアルな画風とは違っている。表紙が怖くて隠すなんてことは、なさそうだ。
 このシリーズ全巻の表紙の書影は、ama MZRSENのブログ「満月とくらげと(夕焼けと雨模様の)風浮かぶ日記」2010/06/12「ボンバイエッ!」に掲載されている*2。10冊あるが、これは①〜⑤の全5巻が出た翌年に⑥〜⑩が続刊されて全10巻になったためである。なお、左上の「ほんとうにあった/おばけの話①(〜⑩)」のシリーズ名の下に「日本児童文学者協会 編」の文字のある巻とない巻があるが、①〜⑤の1990年7月初版第1刷にはこの文字はない。1991年7月初版第1刷の⑥〜⑩にはこの文字がある。そして、①〜⑤の1991年6月2刷(1990年7月1刷)にはこの文字がある(実は④しか見ていないが他の巻も恐らく同様であろうと推測)。

*1:2015年7月26日追記】投稿時には表示出来なかった書影を補った。

*2:2015年7月26日追記】うち4点の書影が表示出来ることに気付いたので、補って置いた。【2017年11月12日追記】リンクが外れていたので貼り直した。元のリンクも念のためここに保存して置く。2010/06/12「ボンバイエッ!」