瑣事加減

2019年1月27日ダイアリーから移行。過去記事に文字化けがあります(徐々に修正中)。

鎌倉の案内書(10)

一昨日からの『鎌倉(プチ贅沢な旅…⑤ ブルーガイド)』の続き。

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 エリアガイドは以下のように分けられている。
 最初の頁は扉(頁付なし)、次の見開きに「●エリアの特徴」や「アクセス」(偶数頁)、そして「ここに行けば十分満足モデルコース」(奇数頁)が示される。その次の見開きはエリアの地図(「腰越」は偶数頁の下のみ)。
鶴岡八幡宮・源氏山
 初版43〜53頁、第2版39〜49頁、第3版47〜57頁。
 続く3頁は「KAMAKURA ARTS」として美術館を紹介している。鎌倉国宝館と鎌倉文学館は各1頁を使って紹介、3頁めは6館を並べて紹介するが4つめが初版では「北鎌倉小瀧美術館」だったのが第2版から「鎌倉彫資料館」に差し替えられている。それ以外は写真同じ。初版では「鎌倉彫資料館」は23頁に紹介されていた。
二階堂・金沢街道
 初版57〜65頁、第2版53〜61頁、第3版61〜69頁。
 光触寺は初版63頁。第2版59頁、第3版67頁で塩嘗地蔵の記述は一致。
 次に「鎌倉の古道を歩く」としてハイキングコースの紹介がある。これが第3版では各エリアに分散されているが、ここにまとめて示して置く。
・天園ハイキングコース(初版66〜67頁、第2版62頁、第3版93頁)
・大仏ハイキングコース(初版68頁、第2版64頁、第3版94頁)
朝比奈切通しコース(初版69頁、第2版63頁、第3版70頁)
祇園山ハイキングコース(初版70頁、第2版・第3版なし)
 章末特集としての扱いがなくなった結果として、第3版ではリード文がなくなっている。
大町・材木座
 初版71〜79頁、第2版65〜73頁、第3版71〜79頁。
 次の1頁は「鎌倉の年中行事BEST5」。初版では2つめに鎌倉花火大会、3つめに流鏑馬であったが、第2版から行われる順に訂正されている。或いは当初は人気順のつもりだったのが、たまたまここだけが時季を乱しているように見えただけなのか。
北鎌倉
 初版81〜92頁、第2版75〜86頁、第3版81〜92頁。
長谷・極楽寺
 初版95〜103頁、第2版87〜97頁、第3版95〜105頁。
 第2版から2頁増えているのは、最後の見開きに「地元商店街のこだわりグッズ由比ガ浜ブランド」が追加されたため。7店のうち第3版(105頁)で1店差し替えられている。
 続く3頁は「地元住人が好んで歩く 鎌倉の路地裏探検」で、写真同じ。
腰越(第3版は「江の島・腰越」)
 初版107〜117頁、第2版101〜111頁、第3版109〜119頁。
 4頁めの地図は初版から「江の島・腰越」と題されていた。
 奇数頁にある柱題は初版では109・111頁「腰越」113頁「腰越・江の島」115・117頁「江の島を徹底探検」で、第2版は103・105・107頁「腰越」111頁「江の島を徹底探検」、第3版では111・113頁「江の島・腰越」119頁「江の島を徹底探検」となっている。
 このことからも察せられるように、もとは「腰越」がメインで、「江の島」は後半4頁分(初版108〜111頁)を「今とってもホットなエリア 江の島を徹底探検」と題する章末特集だった。その証拠としては柱題の他にも、第3版で「江の島・腰越」と章(エリア)題が改められ、江の島の方が前面に押し出された後も、111頁「ここに行けば十分満足モデルコース」が初版以来の腰越を回るだけのコースが改められていない。
 最後に「旅の準備」がある。初版・第2版が121〜134頁で、第3版123〜134頁で、第3版で2頁減っているが、これは初版・第2版の132〜133頁にあった「車で鎌倉へ」を削除したため。他はまず扉(頁付なし)、4頁分の「ベストシーズンカレンダー」、見開きの「鎌倉に電車で行く」「鎌倉・江の島へのお得なキップ」「鎌倉での交通」は同じ、最後の1頁は「お特に宿ときっぷを予約」。キップときっぷはママ。135頁はいずれも「さくいん」で、寺社の割愛はないようだが、店の差し替えは少なからずある。一部は指摘したが、キリがないのでこれ以上突っ込まないことにする。
 巻頭綴じ込みの「お散歩MAP鎌倉Walker's PocketMapKamakura」(18.2×12.3cm、表紙共20頁、中綴じ)は同じ、添記されている本文中の参照頁がズレている。