瑣事加減

2019年1月27日ダイアリーから移行。過去記事に文字化けがあります(徐々に修正中)。

福田洋著・石川保昌編『図説|現代殺人事件史』(3)

 さて、128頁以下について確認しておく。
・初版は次のようになっていた。
 128〜129頁「解説④ 高度情報化[国際化・虚構化]時代の犯罪」。
※ 節題は「世紀末的様相日本人の精神文化の脆さ外国人犯罪も急増」。129頁に「少年事件処理の流れ」の表。
 130〜137頁 石川保昌 作表「戦後犯罪年表」
 138〜139頁 福田洋「あとがき」
・増補改訂版では以下のようになっている。
 128〜145頁 平成11年(1999)〜平成13年(2001)の9事件を増補。
 146〜147頁「解説④ 高度情報化[国際化・虚構化]時代の犯罪」。
※ 節題は「バブル崩壊と社会規範の動揺虚構世界的イメージ型犯罪犯罪の国際化新しいタイプの犯罪」。全面的に改稿されているが「虚構化犯罪の主役」として「一部の現実逃避型青少年」を挙げる論調は初版「日本人の精神文化の脆さ」の節に類似している。147頁写真「2001年9月11日、世界貿易センタービルに突入する2機目のハイジャック機。」
 148〜156頁 石川保昌 作表「戦後犯罪年表」
※ 156頁が増補。
 157〜158頁 福田洋「あとがき」
※ 同文。一字一句チェックしていないが。
 160頁「【増補改訂にあたり】」
※「初版収録事件のうち、その後の経緯について触れておくべき事件を挙げ、経過を記しておく。……」として14事件についての補足記事。
・増補新版では以下のようになっている。石川氏はこの版から「編者」ではなく「編著者」となっている。
 147頁までは増補改訂版に同じ。
 148〜161頁 平成14年(2002)〜平成20年(2008)の7事件を増補。
 162〜163頁「解説⑤ 死刑制度再考の時代の犯罪」。
 164〜172頁 石川保昌 作表「戦後犯罪年表」
※ これまで2段組の表だったのが3段組になっている。平成14年(2002)〜平成20年(2008)を増補。
 173〜174頁 福田洋「あとがき」
※ 同文。一字一句チェックしていないが。
 175頁「【増補改訂にあたり】
※「初版および二〇〇二年増補改訂版までの録事件のうち、その後の経緯について触れておくべき事件の経過を記しておく。/なお、今回の改訂では、二〇〇三年以降の事件解説は、畏友石川保昌氏が執筆した。」とある。4事件追加して18事件についての補足記事。