昨日の続きで、改訂版の3章めについて細目を見て置く。79頁(頁付なし)は扉、縦組みで上部中央に明朝体太字「み〜っつ◆」◆は人魂型で中に光沢状に淡い人魂型が入る。その下、中央に古印体「よみがえる伝説の怪異」とある。
初版では3月27日付(3)にて見たように3章めの扉、77頁(頁付なし)は「み〜っつ◆ 語りつがれる魑魅魍魎の恐怖」とあり、4章めの扉、103頁(頁付なし)が「よ〜っつ◆ よみがえる伝説の怪異」である。初版では2つの章に11節あったのが、改訂版では1つの章にまとめられ、5節は削除されている。
よってここでは初版の2章を改訂版に従ってまとめてメモして置く。
初版【14】 79〜82頁=改訂版【14】 81〜84頁、まず本文と同じ大きさの古印体で「悲恋の果て、橋に化けた執念の蛇女がいくつもの命を飲み込んで」とあって2行めに「二枚橋 ………………小金井市東町」題は明朝体太字で大きく、地名はゴシック体で本文よりは一回り大きい。ちなみに目次では、3頁2行め「二枚橋/小金井市……〈悲恋の果て、橋に化けた執念の蛇女が/いくつもの命を飲み込んで 〉…………………………………… 79*1」となっていた。
初版【15】 83〜86頁→改訂版【15】 85〜89頁、初版の見出しは「見捨てられた老人の怨念が人魂になって飛ぶ/捨て場山 ……………東大和市多摩湖」、改訂版の見出しは1行め、リード文は同じだが、2行め「捨て場山&狭山公園 ……………東大和市多摩湖」となっている。初版には4頁め(86頁)の下段に地図があったが、改訂版は5頁め(89頁)の下段に同じ範囲の地図があり、新たに横長長方形の枠に「狭山公園 /たっちゃん池」と加えられている。88頁下段から89頁上段の1頁分増補は「たっちゃん池」についてで、89頁上段左には「警告札の立つたっちゃん池のほとり」とのキャプションのある写真。
初版【16】 87〜91頁=改訂版【20】 113〜117頁、見出しは「行方不明者を探し求める悲痛な声がこだまする「呼ばわり山」/今熊山 ……………八王子市上川」。
初版【17】 92〜94頁、見出しは「一刀のもとバッサリ首を切り落とされた地蔵/化け地蔵 ……………八王子市下恩方町」。
初版【18】 95〜98頁、見出しは「夜中にひたすらあずきをとぐ、ざんばら白髪の老婆がじろりと/あずきばばあ ……………立川市砂川町・町田市図師町」。
初版【19】 99〜102頁、見出しは「蛇の怨霊は若者の命を奪い、池の形まで変えた/狭山池奇談 ……………瑞穂町箱根ヶ崎」。
初版はここまで3章め、ここから4章め。
初版【20】 105〜110頁→改訂版【17】 95〜102頁、見出しは「切られた首が目を見開いて大笑い、白い光を放って飛び去った/将門伝説 ……………八王子市上恩方町・将門明神ほか」ここは見出しは同じだが2頁増補されている。詳細は別に記す。
初版【21】 111〜115頁=改訂版【18】 103〜107頁、見出しは「ヤマトタケルノミコトの危機を救い、多摩の守護神となった白いオオカミ/白狼伝説 ………………青梅市御岳山・武蔵御獄神社」。
初版【22】 116〜120頁=改訂版【16】 90〜94頁、見出しは「人間と深いかかわりのある山の神さま・天狗は実在した! /天狗伝説 ……………三鷹市中原ほか」。
初版【23】 121〜125頁、見出しは「大亀が出没する?深大寺あたりで消える老婆/深大寺 ……………調布市深大寺元町」。
初版【24】 126〜129頁、見出しは「知られざる「学問の神さま」の怨念うずまく裏の顔/谷保天満宮 ……………国立市谷保」。
改訂版【19】 108〜102頁、見出しは「変電所・霊園・神社、恐怖のトライアングル/真光寺怪奇圏 ……………町田市真光寺」。(以下続稿)
*1:改訂版「81」。