・太宰治映画化原作コレクション(文春文庫)(1)
文春文庫の太宰治は2011年2月7日付に「現代日本文学館」シリーズの1冊の書影を貼付して置いた。Amazon詳細ページでなか見!検索(2000年10月10日第1刷・2007年6月25日第4刷・定価638円)するに、収録作品は「斜陽」「人間失格」「ダス・ゲマイネ」「満願」「富嶽百景」「葉桜と魔笛」「駈込み訴え」「走れメロス」「トカトントン」「ヴィヨンの妻」「桜桃」の11作品である。詳細はいずれ見た上で(実は見たことはあるのだが当時は太宰の作品を取り上げるつもりがなかった)記述したい*1。
現在、文春文庫では「太宰治映画化原作コレクション」との副題の2冊が別に刊行されている。①は『斜陽』、②は『人間失格』で取り上げることにする。
①②ともに、カバー裏表紙折返しを見るに、上部に「|文春文庫|太宰 治の本|斜陽・パンドラの匣/ヴィヨンの妻・人間失格ほか」とあって、下部に「デザイン・征矢 武」とある。ずなわち、Amazon詳細ページでは現代日本文学館の方も今のところ「在庫あり」だが、今後絶版になる、のかも知れない。重なっているのは太字にした4作品だけなのだが。
『斜陽・パンドラの匣 太宰治映画化原作コレクション1』2009年5月10日第1刷・定価390円・342頁
斜陽・パンドラの匣―太宰治映画化原作コレクション〈1〉 (文春文庫)
- 作者: 太宰治
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2009/05/08
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最後337〜342頁、秋原正俊「解説」。なかなか衝撃的な書き出しである。
もちろん、太宰治のことは知っていたが、実は「走れメロス」しか読んだことがなか/った。
これが、二〇〇六年公開映画「富嶽百景――遥かなる場所」撮影前の、私の現状であ/った。……
「二〇〇六年……撮影前の……現状」は現状の使い方がおかしい。
- 出版社/メーカー: ジェネオン エンタテインメント
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*1:【2016年7月17日追記】第13刷(2000年10月10日第1刷・2013年4月5日第13刷・定価657円)を見た。