瑣事加減

2019年1月27日ダイアリーから移行。過去記事に文字化けがあります(徐々に修正中)。

夏目漱石『草枕』の文庫本(2)

・角川文庫722『草枕二百十日』(2)
 Amazon詳細ページでなか見!検索すると次の版の一部が表示される。
改版五十版】昭和三十年八月十日初版発行・昭和四十二年十月三十日四十版発行・平成二十年一月二十日改版五十版発行・定価420円・270頁
 例によって一部が消去されている。表紙はわたせせいぞうに戻っているが、それ以外は改版四十六版に近いようだ。そこで、以下、この版もなか見!検索により分かる範囲につき、参考までに書き添えて置く。

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 カバーの続き。
 裏表紙、改版三十版は白地で上部に「ISBN4-04-100104-8 C0193 \300E 定価300円」とある。改版三十八版は上部にISBNコードとCコードは一致、「P350E 定価350円」とあって定価のすぐ下にゴシック体で「(本体340円)」とある。
 改版四十一版、左上にバーコード2つ、2つめのバーコードの下4桁「3506」、右上1行めISBNコードは一致、2行めCコードに「P350E 定価350円」とあって定価のすぐ下にゴシック体で「(本体340円)」とある。改版四十二版はこれに一致。
 改版四十六版と改版五十版、左上にバーコード2つ、2つめの下4桁「4205」、右上の1行め、ISBNコードは一致、2行めはCコードと「\420E」、3行め「定価:本体420円(税別)」、中央に縦組みゴシック体10行(1行14字)で紹介文、改版四十二版の表紙折返しにあったものと同文。
 裏表紙折返し、改版三十版、「角川文庫夏目漱石作品集」として1行分空白があって明朝体横組み「吾輩は猫である坊っちゃん草枕二百十日虞美人草三四郎/それから/門/こゝろ/道草/明暗/文鳥夢十夜・永日小品」の11点、左下に小さく「カバー 暁美術印刷」右下にKBマーク。これは3月20日付「夏目漱石『三四郎』の文庫本(1)」で見た角川文庫271『三四郎』九十八版(昭和六十一年十月十日九十八版発行)に一致、改版三十八版と改版四十一版は「吾輩は猫である坊っちゃん草枕二百十日虞美人草/坑夫/三四郎/それから/門/彼岸過迄/行人/こゝろ/道草/明暗/文鳥夢十夜・永日小品/硝子戸の中」の15点になっている他は改版三十版に一致。改版四十二版はこの15点が挙がるのは同じだが「角川文庫クラシックス夏目漱石作品集」となっており左下は「カバー 暁印刷」となっている。
 改版四十六版は上部に縦組みで、明朝体太字とゴシック体で「角川文庫●夏目漱石の本 ―――――――――」●は○で囲う。明朝体で上段に10点「吾輩は猫である坊っちゃん草枕二百十日虞美人草三四郎/それから/門/彼岸過迄/行人/こゝろ」、下段に4点「道草/明暗/文鳥夢十夜・永日小品/硝子戸の中」、横組みのときは中央揃えだったが縦組みでは上揃え(左揃え)になっている。下部は改版四十二版に同じ。改版五十版は見出しの下「―――――――――」がなくなっているが14点は一致、下左「カバー 泉文社 R」Rは◇で囲われる。右下にKBマーク。
 表紙折返し、横組みで改版三十版は「草枕二百十日」と題して、以下明朝体9行(1行17字)の紹介文。鍵括弧は半角、句読点・括弧は全角。下部に「月刊カドカワ」の広告、最下部右寄せに「カバー 栃折久美子」。改版三十八版と改版四十一版・改版四十二版の上部の紹介文は1行16字に組み直されているが同文、標題の中黒点と括弧は半角になっており、一部の句読点も半角。下部右寄せの「カバー わたせせいぞう」は同じ、改版三十八版のみ下部に「野性時代」の広告があるが改版四十一版・改版四十二版は余白。
 改版四十六版・改版五十版は下部にカバーの担当者が記載されていないところも含め、10月27日付「夏目漱石『こゝろ』の文庫本(1)」で見た角川文庫235『こゝろ』一八八版(平成十四年五月二十五日一八八版発行)に一致。(以下続稿)