瑣事加減

2019年1月27日ダイアリーから移行。過去記事に文字化けがあります(徐々に修正中)。

夏目漱石『坊っちゃん』の文庫本(16)

・角川文庫79(4)
改版七十三版(173頁)定価262円
 昭和三十年一月三十日初版発行・昭和四十一年四月三十日五十一版発行・平成五年六月二十日改版七十三版発行。
 頁数が同じ別の版(2012年3月21日付(04)改版六十六版、2012年8月15日付(14)改版八十五版)との本体の比較は出来ていないが、目録等は附されていないので、異同があるとして奥付くらいである。なお、扉と奥付の鳳凰は翼と脚を広げて羽を銜えている。
 カバー表紙は改版六十六版に同じでわたせせいぞう
 カバー表紙折返し・カバー裏表紙折返しは3月8日付「夏目漱石『三四郎』の文庫本(2)」で見た、角川文庫271『三四郎』百二十五版に一致。
 カバー背表紙は肌色地で、上部にゴシック体で「CLな|1-2」すぐ下に楷書体で標題、中央やや下にゴシック体で著者名、下部にゴシック体で小さく「|1-2350」とあってすぐ下が色の帯状(縦4.3cm)になっていてその上寄せに白抜きゴシック体で「角川文庫クラシックス」とある。
 カバー裏表紙、左上にバーコード2つ、2つめの下4桁「2707」、右上の1行めISBNコードは改版八十五版と一致、2行めはCコードに「P270E 定価270円」定価の下に(本体262円)。中央に縦組み11行(1行14字)で紹介文、これは2012年3月22日付(05)で見たように、改版八十五版と一致するようである。

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 先月下旬からアレグラを服用し始めたが、こう暖かくなる前から鼻が詰まるようになり、その上、両方の鼻腔に瘡蓋が出来てしまった。鼻が通っていると干からびてイガイガするし、詰まっていて苦しくて、或いは洟が垂れてくるので鼻をかむと剥がれて鮮血とともに出てくる。それから目がしょぼしょぼして、けれども、寝る前にぐだぐだしてしまって、風呂場で寝そうになっているくらいなら早く寝れば良いのだが、体力気力充実していない。顔から墜ちて溺死しそうになったこともあるのに。睡眠不足もあるのだろうがぼんやりして少し意味不明の行動をしてしまう。暴れたりはしないから害はありません。刺激物を飲食すると普段に増して喉がひりひりする。それで顔の半分が隠れるようなマスクをして、ただでさえ円満な人相でないのに目が血走っている。春先は風が強いから砂塵も眼に入って困る。けれども涙も出ない。私もそうだが、日本にも杉や原子力など、見込み違いの厄介な重荷が多過ぎるような気がしている。