・昭和30年代 粒ぞろい短編集(3)
【3】角川文庫14614『偏狂者の系譜』
- 作者: 松本清張
- 出版社/メーカー: KADOKAWA
- 発売日: 2007/03/22
- メディア: 文庫
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4月11日付(1)で見たように、1月の段階では「学芸の偏狭者たち」という標題が予定されていた。
装幀は基本的に『男たちの晩節』及び『三面記事の男と女』に同じなので、違いを中心に記述してみる。
カバー背表紙は上部「QRコード|ま|1-35|Y514|」、地色はごく薄い桃色。次にゴシック体で著者名、少し空けて「●偏狂者の系譜」●は○で囲われている。標題は明朝体。下部、ゴシック体でやや小さく「角川文庫 |■」。
カバー裏表紙のレイアウトも同じ、右上のゴシック体横組み14行(1行14字)の紹介文。
カバー表紙折返し、上部の顔写真と名前・紹介文は同じ。そのすぐ下に子持枠(3.2×4.3cm)がある。
昭和30年代
粒ぞろい短編集(3冊)
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男たちの晩節 既刊
三面記事の男と女 既刊
偏狂者の系譜 既刊
横線(3.8cm)の上はゴシック体、下は明朝体。3つとも「既刊」になっている。
最下部にゴシック体で2行「装画/恩地孝四郎「虚脱」」「装丁/鈴木成一デザイン室」。
裏表紙折返し、ゴシック体横組みの「角川文庫|松本清張の本 ||」は『三面記事の男と女』の20点に本書が追加されて21点。余白を挟んで明朝体で小さく「カバー 泉文社」、右下にKBマーク*1。
奥付はレイアウトなど『男たちの晩節』初版に同じ。裏は「角川文庫発刊に際して」、目録は1頁に7点の「角川文庫ベストセラー」が2頁で、1頁めの1つめが「男たちの晩節」で2つめが「三面記事の男と女」、3つめから2頁めの7点の合計12点は『男たちの晩節』初版にあったものの1頁めから2頁めの5点めまでの12点と一致。(以下続稿)